11日から始まっている行政改革会議の「事業仕分け」は、国民へなんの相談もなく省庁が勝手に決めた事業予算があぶりだされて廃止や削減の決定がどんどんと下されていますが、これって、財務省振付のお芝居なんっですってね。
そういえば、お芝居だなぁと思いながらも、確かに、一定の成果は認められます。でも、国民への裏切り行為もまた同時に行われていました。
http://www.nsjournal.jp/news/news_detail.php?id=185104
11月11日の政府の行政刷新会議ワーキンググループによる「事業仕分け」で、「湿布薬・うがい薬・漢方薬などは薬局で市販されており、公的医療保険の対象として見直すべきではないか」と議論され、15人中11人が賛成したことから「見直し」との判定となってしまった。
翌12日にツムラ(4540)の株価は下落した。
仕分け人は、漢方薬が薬局で市販されているから、保険適用から外すという結論を出したのです。
新薬の認可が異様に遅く、なかなか保険適用されず、救済されない患者さんが多いという日本薬事情の中で、今まで、認可されていた漢方薬が保険適用外にされようとしています。今まで、保険適用されて、長年愛用されてきた薬は、副作用も一通り緩和されて、人々から「安全・安心」の信頼を得ているものだと思いますが、その信頼されている薬が保険適用外にされるという暴挙が行われようとしているのです。
この暴挙がまかり通れば、今までツムラの漢方薬を信頼して使っていた患者たちは、合うか合わないかわからない別の薬に乗り換えることを余儀なくさせられるか、全額自費で、続けるしかなくなります。患者の安全安心が切り捨てられ、負担増が確実となるわけですね。
さらに、先のリンク先を読んでいけば、
しかし、みずほ証券では医療用漢方製剤が保険適用からはずれされる可能性は低いと考え、ツムラ(4540)の投資判断の「アウトパフォーム」と目標株価4,070円を継続すると13日に報告。
民主党は08年秋頃に党内に漢方医療小委員会(委員長は鈴木寛 現文部科学副大臣)を発足させ、勉強を重ねており、漢方薬に対する理解が深いと考えられる。
漢方薬には、ツムラの「抑肝散」のように認知症の周辺症状に対する現状では唯一の治療薬とも考えられる薬剤もあり医療現場が医療用漢方製剤を必要としていることは十分に理解していると予想する。
実際に医療用漢方製剤を処方している医師の反発も予想される。
また、民主党が政権交代できた理由の1つとして自民党が後期高齢者医療制度の導入に際し高齢者の支持を失ったことが挙げられる。
高齢者の支持も高い漢方薬を医療現場から遠ざけ、価格も高くなることにつながり、高齢者の怒りを呼びかねない政策を来年7月の参議院選挙を控えている民主党が実施するとは考えにくい。
他にも、漢方薬にも副作用があり医者の処方が必要であること、1日当たり薬価も安く医療経済的にも有用性が高いことから、漢方薬をすべて市販薬とするという政策が採用される可能性はほとんどないと解説。(W)
「ツムラの「抑肝散」のように認知症の周辺症状に対する現状では唯一の治療薬とも考えられる薬剤もある」という具体例が紹介されているので、認知症の患者さんにとっては、自己負担増を求められるものにほかならないわけで、それは、非常に殺生な仕打ちです。まして、ツムラが潰れてしまったら、買うことすらできなくなります。
そして、仕分けの結果が、即決定ではないけれども、決定ではないだけに、別の疑惑も浮かんできます。インサイダー疑惑です。
竹中平蔵元金融相が、「大きすぎてつぶせないことはない」と公言し、りそな銀行を破たんさせると匂わせておいて、国費を注入して救済したことがありました。りそな銀行を潰すと公言したに等しい発言は、りそな銀行の株を、下げに下げたましたが、下げに下げたのち救済を発表して、株価は急回復します。りそなが救済されると知っていたら、りそなの株で大儲けができました。この時に、誰かが、りそなの株で儲けたと思われます。インサイダー疑惑があるのです。また、この時には、りそなの旧経営者が一掃され、りそなは、自民党の財布代わりの銀行となりました。
という、りそなの一件と同じ光景となるかもしれません。あくまでも、私の勝手な妄想ですが、
民主党は08年秋頃に党内に漢方医療小委員会(委員長は鈴木寛 現文部科学副大臣)を発足させ、勉強を重ねており、漢方薬に対する理解が深いと考えられる。
ということを見ると、民主党は、最後に、保険適用を外さない可能性が強いわけで、そうすると、この仕分けの結論は、ますます、りそなの二番煎じに見えます。
「事業仕分けで、ツムラを保険適用を外すと決定」→「株価暴落」→「最終的に、ツムラを保険適用すると決定」→「株価暴騰」
もし、こういう展開が用意されていたなら、展開を知るもの(インサイダー)が大儲けして、ツムラは、安い株価で買い占められて、どこかに買収されてしまうというストーリーになると思われます。ツムラの株を誰か買い占めている人物がいないかこれから注視する必要があるのではないでしょうか。
高齢者の支持も高い漢方薬を医療現場から遠ざけ、価格も高くなることにつながり、高齢者の怒りを呼びかねない政策を来年7月の参議院選挙を控えている民主党が実施するとは考えにくい。
という予想もインサイダー説を強化することになります。
第二に、そうじゃなくて、本当にツムラが保険適用を外されてしまったとき。
その時は、保険がきかない漢方薬は細々と営業するしかなく、ツムラは、確実に倒産させられることになります。それは、西洋薬の全面勝利ということですね。東洋薬の全面敗北です。長い歴史をもつ漢方薬という日本の伝統とか文化とも言える分野が消し去られてしまうということを意味します。
これは、一種の民族浄化ではないかと思います。
と、医療破壊、民族浄化と、すごいことが行われようとしていますよ。行革の「事業仕分け」を油断してはいけません。
民主党を応援している私でも、これでは、いくらなんでも応援できないと感じますが、これは、民主党内でも、小沢氏グループと一線を画すネオコン枝野幸男氏人選による仕分け人の仕業だったのですね。行革の仕分け人には、小泉・竹中政治主導者が含まれていました。
植草一秀氏は、亀井金融相の事業仕分け人人事への苦言は正論 で、下記のように指摘されています。
亀井金融相は仙谷由人行政刷新相、枝野幸男衆議院議員が主導する事業仕分けの仕分け人メンバーに、小泉竹中政治主導者が含まれていることを問題視している。
川本裕子氏やロバート・フェルドマン氏、土居丈朗氏は、小泉竹中政治路線を主導した人物である。また石弘光氏や冨田俊基氏は財政再建原理主義者に位置付けられると考えられる。
小泉政権には、米国金融業の回し物として竹中氏がいましたが、とりあえず日本人の顔をしていました。が、なんと、今回の仕分け人の中には、モルガン・スタンレー証券のロバート・フェルドマン氏という正真正銘の外国人が混じっているというのは、小泉・竹中の時より露骨ですごいですね。恐れ入りましたよ。ま、とにかく、それは報道ですでに知ってはいたし、前に記事に書いていますが、小泉・竹中政治路線を主導した人物と財務省の回し物が混じっているとまでは知りませんでした。
仕分け人は、「勤務医と町医者の格差をなくすために報酬を同じにする」という恐るべき決定も出しました。
町医者は、医療機器を自費でそろえるわけで、報酬が勤務医より高いのは当たり前です。医療崩壊は、勤務医の給与があまりにも低いため、勤務医になり手なく、なり手がないから激務となりという循環で起きているのだから、勤務医の報酬を上げればいいのです。医師に支払う総報酬額を増やさずに、医師一人あたり同じ報酬を分配するようにすると、町医者はつぶれますね。町医者を潰すのが目的でしょうか?そうかもしれません。
こういった暴挙を働いているのは、民主党政権内に潜んでいた、小泉・竹中市場原理主義者で、彼らは、医療崩壊を決定的にする働きをしているのです。民主党内のそういう細部の事情まで分からない国民には、民主党が裏切ったと見えます。
「国民生活が第一」を謳って、民意を得た民主党政権は、「痛みを与える」と言って本当に痛みだけ与えた小泉政権以上の詐欺政権に見えても仕方ありません。
すなわち、植草氏が指摘するように、これは、民主党政権が崩壊することを意味しています。こうして、ネオコン一派によって、私たちの民意を受けて誕生した民主党政権は崩壊させられようとしているのです。
マスコミや○○党は、たわいもない鳩山故人献金(結局は、鳩山氏のお金)や小沢氏秘書氏政治資金記載ミスをさも重犯罪のように騒ぎ立て、政治を「金」に矮小化する一方、国民生活の真の破壊者には、ほとんど非難をしようとはしていません。
この事業仕分けは、しっかり見張っていく必要があります。そして、おかしい結論が出たら、その都度抗議の意思を民主党に伝えるべきだと思いますね。
ブログ運営ご苦労様です。
「事業仕分け」の件で、問題提起をされていましたので、また、少しお邪魔します。
マスコミや国民には、「事業仕分け」の賛辞が渦巻いているようすが、私も少し疑問を呈したいと思います。多くの人たちから袋叩きにあいそうな気もしますし、「KY」かもしれませんが、少し皆で冷静に考えてみましょうということで。
始めは、手続きとプロセスの問題です。
そもそも閣僚や政務官以外の立法府の議員がどういう立場や権限で内閣(行政府)の仕事をしているのか、きちんと考えてほしいと思います。
この国は、法治国家であるはずです。「予算の作成と国会への提出権」は「内閣の専権事項」であるし、国会法では原則「議員の兼任の禁止」をうたっていま す。内閣法では閣僚や政務官の定数も規定されています。しかし、事業仕分け行為の法律上の妥当性や解釈を明らかにしてくれる報道を一向に聞きません。
事業仕分け議員の内閣での立場、権限付与の手続き・プロセス等が極めて曖昧です。
立法府の議員をパートタイム的に行政府の予算作成作業に参加させているのか、それとも立法府の議員を正式に「内閣」の構成員に任命しているのか、もしそうなら法的に両院の議決が必要にならないのかといったような点に、マスコミや有識者からまったく疑義がおきません。
そんな中途半端な立場に1年生議員を任用しようとした行政刷新会議側の本質的・法的問題は無視して、それを辞めさせたといわれる小沢氏のバッシングだけが報じられます。
加えて、民間の仕分け人の人選基準や立場や権限も曖昧です。
しかしマスコミも多くの国民も、ひたすら「邪魔するな。やれ。やれ。」の大合唱です。
どうもこの国は、マスコミも、有識者も、国民も、行政運営の筋道とか道理を軽視する傾向があり、それどころか逆に、筋道や道理を尽くそうとする者 を疎んだり、非難しようとする傾向があるようです。権力や権限の行使には、謙虚さと筋道と道理が必要です。ましてや法の遵守は最低限の必要条件です。
しかし「やるな」とは言っていません。どうしても必要ならば、国会や内閣・行政組織の権能、閣僚や政務官の定数や議員の兼務規定等の現法整備を見 直した上で、該当する国会法や内閣法や国家行政組織法などの改正をし、誰からも疑義を問われない堂々とした組織体制と人選で「事業仕分け」に取り組めばよ いと考えます。
次に、事業仕分けの本来の目的と作業の有効性や実効果の側面です。
3000もあるという予算事項のうち200だの400事項だのと言わないで、すべてについて、再来年度予算に向けて、堂々とした組織体制と人選でたっぷ りと時間をかけて本当に国民のために慎重にやるべきです。そうすれば疑問視されている「財務省」指導説とか聖域説も払拭でき、本当に総点検になります。
必要ならば、段階段階で国民の意見を聞く時間をとってもいいかもしれません。
時間はかかりますが、そのほうが、特別会計や財団・独立・公益法人等の仕組みや天下り・わたりを本当に「総ざらえ」できるし、それらを廃止していった後 の公務員の身分や定数等をも見直す公務員法の改正、国と地方の権限や財源を見直す地方分権関連諸法の改正等も併せて進める上で、大切な検証になり資料とな ります。そうして政策的に脈絡をとりながら、新しい国家体制の仕組みづくりをしていけばよいと思います。
法や手続きなどの民主主義のプロセスより、報道で作られる当面の「国民のムードやイメージ」が優先されることは、結局、国民自身にとって無責任で 危険な国になっていく可能性を感じますし、パフォーマンス的イベントでしっかりとした審議や検証をしないで結論を急ぐことをよしとすることは、長期的・大 局的にも決して望ましい「国民主権」国家にならないと思います。
今、事業仕分けが進行してしまっているので、後の祭りと言えば祭りですが、結果を見つつも、貴ブログがおっしゃるように、無謀なことやおかしいと思うことには、きちんと冷静に反応していきましょう。
長く、とりとめない話で失礼しました。