国政選挙に電子投票制度の問題点、毎日新聞が取り上げる!
天木直人氏の本日の国政選挙に電子投票制度を導入する動きを警戒せよを読んで、毎日新聞に電子投票法について書かれているのに気がついた。
この電子投票法の危険を喚起するブログも何箇所かお見かけしたし、もちろん私も危険であるとは思っていたし、読者の少ない毎日新聞であるけれど、大新聞が、この問題を取り上げたことは、天木氏の言われるとおり「この毎日新聞の記事で、もはや自公政権は電子投票法を急いで成立させることは出来なくなったに違いない。」と私も思う。ま、もっと欲を言えば、三面ではなく一面で取り上げてもらいたかったけど。
それでは、記事を紹介します。
クローズアップ2008:どうなる電子投票 法改正案、継続審議に
◇安全面に不安根強く
国政選挙にも電子投票を導入できる議員立法の公選法特例法改正案は今国会での成立が見送られ、継続審議となった。セキュリティー面の不安が指摘されているためだ。欧米やインドで導入され、利便性の向上といったメリットが強調されてきたが、トラブルが相次いでいるほか、集計結果を操作できると分析する専門家もおり、「民主主義の根幹を揺さぶりかねない」との懸念も根強い。【日下部聡】
◇不正証拠残らず/長所はスピード
「そんな答弁でどうやって(法案に)賛成したらいいんですか」。先月12日の参院政治倫理・選挙特別委員会で民主党の中村哲治議員は提案者の一人、原田義昭衆院議員(自民)の答弁に声を荒らげた。電子投票推進を基本政策に掲げる民主党は与党と法案成立に合意しており、すんなり審議が進むと思われていたが、この日を境に流れが変わった。
電子投票には▽開票時間の大幅短縮▽疑問票や無効票が出ない▽人件費削減▽自書が難しい障害者も代筆なしに投票可能--などのメリットがある。しかし、中村議員は(1)集計の操作など不正が行われた時の検証手段がない(2)国政選挙では機器のトラブルで記録が消えた時の影響が全国に及ぶ(3)特殊な機器を使うため、限られた業者に利権が生じる可能性がある--の3点を指摘した。
これに対し、与党側は「しっかりと管理する」などと抽象的な答えに終始した。民主党はその後、投票記録が紙に印字される電子投票機導入を義務付けることを求めたが、与党側は「技術的問題が新たに生じる」などと反論し合意の見通しが立たなくなった。根底には投票用紙という物的証拠が残らないことへの不安がある。
日本への電子投票導入のきっかけを作ったのは、電子投票機を製造・販売する中小企業の連合体「電子投票普及協業組合」(EVS、東京都)の宮川隆義理事長だ。進まない国会審議に「議員は技術を分かっていない。数字の改ざんなど不可能」と話す。
宮川氏は選挙コンサルティングなどを手がける会社「政治広報センター」を経営し、政界に幅広い人脈を持つ。93年に発足した超党派の電子投票推進議員連盟「電子式投開票システム研究会」の結成に奔走し、IT(情報技術)化推進を掲げた森喜朗首相にも導入を働きかけた。その後、01年に自治体の首長・議員選に限った電子投票法が成立した。
国政選挙への導入は各自治体での集計トラブルなどで与党内に慎重論もあり先送りされてきた。しかし、電子投票推進議連幹部の中川秀直氏が自民党幹事長に就任したことなどから機運が高まり、与党が、昨年6月に改正案を国会に提出した。
◇4自治体が撤退--10自治体導入、誤操作や機器不良
日本では電子投票を10自治体が導入したが、トラブルなどが相次ぎ、4自治体が撤退した。03年の岐阜県可児市議選では機器のシステムが一時停止し、業者の誤操作で投票総数が投票者数を上回るなど大混乱した。有権者の訴訟で最高裁が選挙無効を認め、再選挙(非電子投票)に追い込まれた。同年の神奈川県海老名市長・市議選でも一時止まり、投票総数が投票者数を上回った。いずれも機器の過熱や接触不良が原因だった。また、財政負担などを理由に福井県鯖江市などは電子投票条例を廃止した。
一方、総務省は電子投票機器について、技術基準を定め完成後に民間機関に検査を委託し、安全性の確保に努めているが、信頼性を疑問視する研究もある。旧防衛庁や米国企業で情報セキュリティー研究に携わった米カーネギーメロン大日本校の武田圭史教授らが昨年10月に発表した。
武田教授は日本で使われた3メーカーと今後採用される可能性のある米国の1メーカーの機種を作動させ、運用状況を各選挙管理委員会に聞き取るなどして安全性を総合的に分析した。その結果、投票機本体のセキュリティーレベルは比較的高かったが、集計プログラムの対策が甘く、選挙管理関係者が開票結果を操作しようと思えば容易にできることが分かったという。
武田教授は「『性善説』に基づくシステムでリスクが十分理解されていない。現段階での電子投票の全面導入は民主主義の重要な過程をブラックボックスに委ねることになる。慎重に議論すべきだ」と話す。一方、EVSの宮川理事長は「電子投票だったベネズエラの国民投票で(強権的な)チャベス大統領派が負けたことが公平性を証明している」と反論する。
◇米で揺れた「信頼」--印字装置義務付けた州も
「タッチパネル式投票機の長所は、その不透明性に打ち消されてしまっている」。米国のカーター元大統領とベーカー元国務長官が共同議長を務めた超党派の「連邦選挙改革委員会」は、05年の報告書で結論づけた。
タッチパネル式投票機の普及率が4割近い米国では近年、電子投票の信頼性が大きく揺らいでいる。
04年の大統領選では住民の8割以上が民主党員の地域で共和党のブッシュ大統領が勝ったり、投票者数が638人だったのにブッシュ氏が4258票を獲得した例などがあった。大手投票機メーカー2社と共和党の関係が深く、投票機が同党に有利に設計されたのではないかとの疑惑も報道された。
今月8日の大統領選のニューハンプシャー州での予備選では電子投票集計がヒラリー・クリントン上院議員に有利に行われているのではないかとして、同じ民主党候補の一人、クシニッチ下院議員が再集計を申請した。
連邦選挙改革委員会は、投票者が自分の投票を確認でき、再集計も手作業でできるよう、投票ごとにレシートのような記録紙が打ち出されるタッチパネル式投票機の導入などを提言。連邦議会には同内容の法案が数本提出されている。すでに印字装置を義務付けた州もある。
==============
■ことば
◇電子投票
日本では画面上で候補者名を選ぶタッチパネル式やボタン式が電子投票法で認められている。02年の岡山県新見市長・市議選で初めて実施された。投票機は1台約40万円。国政選挙への導入は今回の法案では、電子投票条例を持つ自治体に限られる。
毎日新聞 2008年1月15日 東京朝刊
電子投票制度は、人々を疑心暗鬼にさせるシステムとしか言いようがないですね。
| 固定リンク
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 静岡知事選、民主党推薦候補勝利は良かった。が、(2009.07.06)
- エコポイント制度、怪しいよ。(2009.05.21)
- 鳩山由紀夫民主党代表は、「政権交代の暁には郵政民営化の見直しを真っ先に行う」と約束。(2009.05.20)
- 鳩山民主党のもと、日本の大掃除をやろうではありませんか!(2009.05.17)
- 民主党は、不正義を勝利させ、敵を利した。(2009.05.12)







コメント
今晩は。4年間、6年間の任期の国会議員を選ぶのに、たった数時間短縮する必要性を感じない、費用も一台40万円と高額、おまけに投票結果を性善説にゆだねるブラックボックス。電子投票を節足に導入しようと試みていることに悪意さえ感じる。ブッシュ大統領は二度の選挙ともに不正で選ばれた疑いが強い。二度目の選挙開票速報はケリー圧勝だった。もしあの時ゴアだったら、もしケリーだったら今の様な世界ではなかったはず。選挙結果の検証さえ出来ない電子投票は、民主主義の永遠の死に繋がりかねない危険性があると私は思っています。
投稿: scotti | 2008年1月16日 (水) 01時58分
民主党が一致して反対すれば継続審議にならないが、【石井一兄弟】をはじめとする賛成筆頭議員が居るとのこと。苦情先は以下までどうぞ!!
【民主党・石井一事務所】
pin@hajimeishii.net
投稿: n | 2008年1月16日 (水) 07時48分
【911疑惑・藤田議員が追及】の有名動画に英語字幕が付きました。
http://richardkoshimizu.at.webry.info/200801/article_24.html
http://video.google.com/videoplay?docid=-5127113047495672959&hl=en
投稿: n | 2008年1月16日 (水) 08時00分
藤田幸久議員の国会答弁の完全英語字幕が出来上がりました。全部で4つに分割されています。
【9/11 Japan Parliament Jan. 11, Pt 1 subtitles】
http://www.youtube.com/watch?v=AH1UA3ijXug&eurl=http://www.911blogger.com/node/13392
【9/11 Japan Parliament 1/11/2008 Part 2 subs】
http://www.youtube.com/watch?v=02esZQr-u74&eurl=http://www.911blogger.com/node/13392
【9/11 Japan Parliament 1/11/2008 Part 3 subs】
http://www.youtube.com/watch?v=7t-dZiNE9NI&eurl=http://www.911blogger.com/node/13392
【9/11 Japan Parliament 1/11/2008 Part 4 subs】
http://www.youtube.com/watch?v=wV_WIZ1PDt4&eurl=http://www.911blogger.com/node/13392
投稿: n | 2008年1月16日 (水) 19時55分
scottiさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
こんなに怪しい電子投票を導入したがる自民党って、怪しすぎます。
不正を行って取られた政権は、不正な政治しかしませんよね。
電子投票が導入されるということは、悪魔に政権をとられるということですね。恐ろしいことです。
私も絶対反対です。
投稿: ふじふじ | 2008年1月16日 (水) 22時02分
nさん、こんばんは。
お知らせありがとうございます。
石井一氏って、創価学会を追及した議員ですよね。この電子投票には賛成しているんですか!
民主党も最初この電子投票に賛成していたから、賛成議員も多数いるんでしょうね。
苦情を早速言っておかないとです!
>藤田幸久議員の国会答弁の完全英語字幕が出来上がりました
日本も、ようやくそもそもの911事件にテロ捏造疑惑があることが、国会答弁に出されたことは、とてもよかったと思います。
藤田幸久議員を讃えます。
英語字幕が出来たとのこと、英語圏の人にもお知らせした方がいいですね!
投稿: ふじふじ | 2008年1月16日 (水) 22時14分
石井一については私も確かめた事はないけれど、どうやらメールを送った人が居て、突っ込んだ事を送信したみたいなんだって。電子投票に反対していたのなら反対したとハッキリ言って欲しい、そして、もし電子投票に賛成していたのなら賛成した言い訳の返事をくださいみたいな事を送信したらしい。
その結果、【全く返事がない】んだって!!ま、いずれにしても電子投票に賛成したってことになるんだろうね。はい、苦情先だよ。繰り返すね。
【民主党・石井一事務所】
pin@hajimeishii.net
投稿: n | 2008年1月16日 (水) 23時17分
4つだけかと思った藤田議員911動画完全英語字幕版だけど、実は8つあった。はい、残り4つ!
【9/11 Japan Parliament 1/11/2008 Part 5 subs】
http://www.youtube.com/watch?v=VaEGhiHhZ1Y&eurl=http://www.911blogger.com/node/13392
【9/11 Japan Parliament 1/11/2008 Part 6 subtitles】
http://www.youtube.com/watch?v=A43IxJcFJEw&eurl=http://www.911blogger.com/node/13392
【9/11 Japan Parliament 1/11/2008 Part 7 subtitles】
http://www.youtube.com/watch?v=0hUexQWI948&eurl=http://www.911blogger.com/node/13392
【9/11 Japan Parliament 1/11/2008 Part 8 subtitles】
http://www.youtube.com/watch?v=MKtv36Sh3iQ&eurl=http://www.911blogger.com/node/13392
投稿: n | 2008年1月16日 (水) 23時21分
nさん、
今、石井議員当てに、苦情ではなく要望のメールしておきました。
是非、考え直してもらわないと、です。
藤田議員911動画は、英語圏の方々に見てもらえるといいですね。
投稿: ふじふじ | 2008年1月17日 (木) 00時11分
【問い合わせ例】
(*知人の知人のあかの他人から転送されてきました。編集転載します。)
石井一先生
貴方は、何故、あれほどまでに問題のある法案に賛成なさったのですか。そのことを有権者に広くお知らせしましたか。そして、有権者の声を聞きましたか。
【強調】
創価学会・冬柴を国会答弁で追い詰めたときの勇猛果敢な先生のお姿が、脳裏に刻まれております。先生はこれからもタブーに挑戦するのでしょう?だったら、何故、2度もブッシュを詐欺当選させた【電子投票機械】を日本に導入する事に賛成されたのですか。有権者が納得するように御説明願えませんか。もっとも、どのような言い訳をされても、先生が法案賛成の筆頭だという事実は
変わりませんが…。
さて、ニューハンプシャー予備選挙で「電子投票機」と「紙」の結果が大きく違いますね。これを受けて、先生は有権者に御自身が「電子投票法案」に筆頭として賛成した事をどのように説明されるのでしょうか。お答え願います。
では、先生のご活躍を本心から願って筆をおきます。
平成20年1月吉日
投稿: n | 2008年1月20日 (日) 21時05分
nさん、
私は、もっともっと簡単な文章で送りましたが、まだ返事がきませんねぇ。
民主党本部に送ったものは、返事が来ましたが。
せひ、nさんの例文を参考にして、どしどし石井事務所へメールしてもらいたいものです。
投稿: ふじふじ | 2008年1月21日 (月) 09時22分
石井議員ですが、議員の弟さんが、米国電子投票機の国内代理店をしていますよ。
この方も元参議院議員です。
投票結果が紙で出るタイプがそれのようです。
自公民による選挙利権の奪い合いのようですね。
投稿: 名無し | 2008年1月28日 (月) 16時44分
名無しさん、こんばんは。
>石井議員ですが、議員の弟さんが、米国電子投票機の国内代理店をしていますよ。
なるほど。そういうことだったんですね。
1台約40万円。全国へ設置したらすごい利権です。
教えていただきましてありがとうございました。
投稿: ふじふじ | 2008年1月28日 (月) 20時35分