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リーマン救済せず、アメリカは自滅を選択。民主主義を確立して乗り越えたい。

 米国経済が、坂道を転がり始めたようです。

 15日、リーマン・ブラザーズ米証券4位が、負債総額64兆3600億円で、経営破たん。

 負債総額は史上最大です。

 米証券3位のメリルリンチは、バンカメに救済合併されました。

 ゴールドマン・サックスは、16日発表された08年6~8月期決算によると、不動産関連の金融商品の評価減を11億ドル(約1144億円)計上し、純利益が前年度比で70%減となったとのこと。米証券1位のゴールドマン・サックスでさえ、厳しい状況にあり、倒産の可能性があります。

 どうやら証券会社は全滅してしまいそうな感じですね。銀行は生き残る?これも厳しそう。

 米保険最大手AIGは、100億ドル(約1兆500億円)規模の増資計画、リストラ策に加え、米連邦準備制度理事会(FRB)への400億ドルのつなぎ融資申請などを公表していました。FRBはAIGを救済しないとしていた方針を変換し、最大850億ドル(約9兆円)を融資し救済することにしたとのことです。

 FRB、AIGに9兆円融資=政府80%の株取得権、実質管理下に

 

9月17日10時16分配信 時事通信

 

 【ワシントン16日時事】米連邦準備制度理事会(FRB)は16日、経営不振の米保険最大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)に対 し、同社資産を担保に最大850億ドル(約9兆円)を融資すると発表した。見返りに米政府は、同社株式の79.9%の取得権を獲得し、AIGは実質上、政 府管理の下で再建を図る。米国では、政府系住宅金融会社の連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)と連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)が、政府管理下に置 かれたばかり。
 FRBは「AIGの無秩序な破綻(はたん)は金融市場の不安定さを一段と増幅させる」と指摘。「融資は、経済の混乱を最小限に抑えながら、秩序ある方法で同社が特定の事業を売却するプロセスを容易にするものだ」と強調した。

 リーマンは見捨てられ、AIGは救済されたのですが、今回、AIGも倒産となっていたら、米国金融は、明日にでも終わってしまうほどのすごいことだったのではないでしょうか。

 リーマンの破綻、米金融の崩壊 にグリーンスパンやバーナンキは、自滅主義者との指摘があります。自滅主義者は、リーマンを助けなかったが、いくら自滅主義者でもAIGも同時に倒産では、自滅があまりに急激すぎると踏んで、AIGは救済したのでしょうか。

 いずれにしても、リーマンを救済しなかったことは、多くの金融機関をCDS保険金の支払不能に陥らせ、連鎖倒産させる危険がある、ということで、深刻な金融危機連鎖をもたらすようです。米国はもちろんのこと、特に、日、欧へ。

▼デリバティブ市場の危機

 いずれの救済案もまとまらず、14日午後には、リーマンの破綻が確定した。破綻すると、リーマンが発行ないし保証した債券などが不履行に なる。債券の多くには、破綻時の債務保証(債券保険)としてCDSの契約がついている。リーマンの破綻によって、CDS発行者(他の金融機関)は保険金の 支払いを迫られるが、発行者の多くは、破綻など想定せずにCDSを発行してきたので、準備金の積み立てがほとんどない。リーマンの破綻によって、多くの金 融機関がCDS保険金の支払不能に陥る。連鎖倒産の危険がある。(関連記事

 一方、リーマン自身もこれまで巨額のCDSを発行してきた(発行総額は非公開だが、おそらく市場全体の5%程度)。これらも債務不履行と なり、リーマン発行のCDSがかけてあった債券の価値が急落する。CDSには公開市場が存在せず、すべて店頭での相対取引であり、しかも多くのCDSは発 行後に転売され、もとの債券債務者とは全く別の投資家が保有していることが多い。CDS市場は総額60兆ドル(保険金総額は400兆ドル)という巨額だ が、リーマン破綻後のCDSの混乱は予測がつかない。

 こうなると、米国が財政破綻まで行くのは確実のように思います。今は救済されたAIGですが、米国もろとも沈む日もそう遠くはないのではないでしょうか。

 そして、アメリカ覇権は終わり、BRIC(中露印伯)やGCC(アラブ産油国)へと覇権は移っていくというシナリオとのこと。

 これは、大変な節目ですよ。しかし、こういう世界恐慌的危機的状況が起きようとしていることをちゃんと見て対策を立てられるような人が、日本政府内にいるのだろうかと考えると、一人もいそうにないですね。

 霞が関は、内に向いては支配を強めて自らの権益増大しか考えず、外に向いては、何らの交渉能力ももたず、例をあげると、汚染米を売りつけられるほどのお粗末ぶり、本当は、国のエリートとして、リーマンの破綻が日本にどう降りかかってくるのかなどという大きな視点に立って考えるべき立場であるけれど、たぶん、まるで人ごとのごとくに考える気すらないことでしょう。アメリカが何とかするだろうとか考えていそうです。国民を支配することばっかり考えている政府だから、国際的な視点に立てないのですよ。

 自民党は省庁には政治をしてもらっているとでも思っているのか、「官」の腰ぎんちゃくをして、まるで官党ですね。省庁の言いなりで、国民の側に立って物事を考えるなんてことはできません。自民党は「官」と一体化して、国民への再分配をバラマキといい分配せず、消費税増税を画策して、私たちからお金を取り上げるだけで貧乏にし、企業には減税して収益を増大させる政党です。私たち庶民には自民党が政権を取ることにメリットが一切ありません。

 衆院解散総選挙は近いようです。投票日は11月9日という観測がありますね。早く政権交代をさせたいものです。

 政権交代がかなったら、政治が省庁を動かすという、本来公僕が「政治の手足になって働く」というあたりまえのシステムで、民主主義が機能するようになれば、ほとんどすべてのことが順調に運んでいくと私は思っています。困難も乗り越えられると思っています。

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コメント

ドル暴落、米国のデフォルトも時間の問題のような気もしますが、日本政府は3月のベアスターンズ救済の時に、米国政府と密約を交わしていて、ドル売りはしない、米国債は売らない約束を交わしていると昨日のNEWSで報道されていました。日本人の税金の結晶である米国債110兆円はいったいいくらに減少するのでしょう。
日本政府は110兆円が紙切れになるのも了承済み?
それでもまだ足りなくて、年金資金をもっと外債投資しろとか、郵貯簡保のお金も投資資金にもっと回せと言われて焦っているのでしょう。今回の件でも、日本国民の年金資金は10兆円の損失とか、それで日本国民には年金資金が足りない、消費税大増税なのでしょう。

投稿: scotti | 2008年9月18日 (木) 13時01分

scottiさん、やっぱり、アメリカは終わるようですね。

後、何カ月持ちますでしょうか。

110兆円の米国債は紙切れになって、年金にしても、10兆円の損で済むのでしょうか。

すごいことになってきました。

3月のベアスターンズ救済の時に密約した日本政府とは、財務省でしょうか?省庁が勝手に密約したりしてきているということですか?

それは充分ありえます。省庁っておよそ日本国民のためにならない、害でしかない存在です。

今の自民党より民主党の方がはるかに政治力があると思うので、早く政権交代して、せめて、郵貯・簡保の350兆円を死守しなくては。

投稿: ふじふじ | 2008年9月18日 (木) 17時18分

米国の破綻は避けるべきだぜ!
他人ごとじゃねぇ
主要国すべてがドミノ倒しのように破綻に巻き込まれる!

日米欧の6カ国の中央銀行がドルを協調供給したのは実にタイムリーだ。
ありとあらゆる手段で金融システムの保全と市場の安定化で信用収縮の回避が重要だ!


投稿: ☆ブラック☆ | 2008年9月18日 (木) 21時21分

☆ブラック☆さん、

米国の破綻は、免れられないのではないでしょうか。

リーマンの倒産は、それほど大きなダメージになる要素を含んでいます。

日米欧の6カ国の中央銀行がドルを協調供給して、ますます共倒れになりそうな。
リーマンを救済した上ならよかったけど。

投稿: ふじふじ | 2008年9月18日 (木) 22時14分

今の世の中は知恵の勝負!
データ掻き集め分析して知恵を出す人間こそが真に必要な時代!
井戸端会議の評論家でいいのか?

投稿: ☆ブラック☆ | 2008年9月19日 (金) 23時59分

 避けられないというより、ヤクザ金融は、倒産させないといけないでしょう。
 この辺りの問題は、『ふじふじ』さんも理解している内容だと思うが。結局、官庁が全て悪いと言う方向で、アメリカの悪の軍事戦略に対して無防備になってしまう。米国の破綻が日本に普及するとは、それはないでしょう。それにより、日本国内で独立的に動くようになるからである。アメリカ依存が激しくなっているから、それも問題になっている証券会社は、基本的にアメリカでも必要の無い会社であるが。アメリカも本来の生産中心の保守基督教系列の企業が復活するでしょう。問題の証券会社に苛められたとしか考えていないから。アメリカの保守系では。

投稿: 忍 | 2008年9月20日 (土) 10時20分

 本来の、生産を作る投資の意味での証券会社が復活するし、そして、企業の持ち株制度も戻って来るでしょう。何が問題なのか。先物取引とか、デリバブ等は、実体経済とは無関係であるし、生産に対して、儲かるかもしれないけれど、大きな損失が出てくるような利ざやの設けでは、投資には無関係の内容だが。投資とは。その会社の生産物に対して、是非、世に広めて欲しいから投資する内容であって、当然、そこから来る内容は、営業とか生産も来る内容でしょう。
 生産物に対して価値があるから投資するのである。日本の技術と産業を守るならば、持ち株制度の方が、企業を守る事が出来るでしょう。敵対企業によって、将来に敵になるような生産物に対して投資しないで、自分の身内の会社の生産物に対して有利になるように、余り価値の無い生産物を、敵対企業の生産の中心になるように持っていく戦略もある。特に技術とか燃料とか、一次産業物もあるでしょう。会社設立に企業は何を売りたいのか。中心になる生産物は何か。自分達の企業と同意していただける人に投資を受けた方が、良いし、そうなると、自然に持ち株制度になる。
 「ふじふじ」さん、やはりユダヤ国際金融の軍事的戦略の問題を取り上げるべきでは。特に洗脳、マイクロチップの洗脳等の問題は、重視するべきでは。

投稿: 忍 | 2008年9月20日 (土) 10時43分

☆ブラック☆さん、

そうですね。
できるだけ高い質の議論がしたいものだと思っています。

投稿: ふじふじ | 2008年9月20日 (土) 11時53分

忍さん、

なるほど、虚業分野が丸つぶれして、実業分野が復活するということですか。
新自由主義的なものが、全部、消え去っていくのですね。

と考えると、悲観的じゃないですね。

しかし、官庁は、日本におけるガンで、これがまともな行政機関じゃないことが、さまざまな日本人の困難となっているのです。

外国の言いなりになっている日本を作り出しているものだって、霞が関ですから。

日本を動かしているのは、自公政治家ではありません。霞が関です。
この霞が関を押さえることが、私たちにとっては最重要課題なのです。

投稿: ふじふじ | 2008年9月20日 (土) 12時04分

今回の株安を政策的にも考察してみました。よろしければ当方のサイトをごらんいただき、フンニャロメに並べて、当方の麻生ロゴも貼っていただけると、うれしいです。

投稿: harepanda | 2008年10月13日 (月) 09時42分

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