「議論なき決定」は、官僚の暴走か?
東京新聞の本音のコラムは、私のお気に入りです。ここでは、紙面で報じられないことがサラッと書かれていることがあるのです。
14日の堤未果さんの「議論なき決定」は、日本政府が、政治の判断を仰がずに、勝手に外交的な判断を下している事実が書かれていました。
その部分を引用します。
お祭り騒ぎの自民党総裁選報道の間に、日本政府は今月6日、原子力供給国グループ(NSG)の臨時総会で、米印原子力協定に基づいた核拡散防止条約(NPT)非加盟国インドへの例外的原子力関連禁輸解禁に賛成した。
インドは核実験凍結継続を即宣言したが、日本の核廃絶市民団体や原水爆被害者団体らは「NPT体制を揺るがす」としてこの決定に非難声明を出し、ある自民党議員は政治の議論なしに日本の立場が決められたことに不信感をあらわにする。
日本政府というのはいったい何を指すのか、いまいちよくわかりません。自民党議員も政治の議論なしに日本の立場が決められたことに不信感を持っているということを考えると、霞が関を指すのではないかと思うのですが。
この会議で賛成してきたものというのは経産省官僚じゃないのかと思うのですが。もし、この解釈に間違いがあるのなら教えていただきたいと思います。
霞が関官僚が好き勝手に日本の立場を決めているのではないかとの思いがしています。
原発一基四千億円の巨大市場には、東芝、日立製作所、三菱重工などの日本企業がずらりと並ぶということを考えると、これら企業と癒着した経産省が、賛成の立場を表明したのかもしれないと。
政治の判断を仰がず、経産省が暴走しているとするなら、それは、戦前に満州で暴走し、国民を戦争へと引きずり込んだ陸軍のしたこととかわりなく、日本国民にとっては非常に危険なことです。
農水省と三笠フーズの関係は、はたから見て親密であったそうです。農水省と三笠フーズは癒着していたと思われますが、この癒着が国民に猛毒の汚染米を食べさせることになったのと構図は同じではないでしょうか。MA米保管や汚染米売却も農水省が勝手に決めてしていることで、政治の判断を仰いでいませんよね。
政治が、全く働いていないと感じます。省庁が勝手に動いていると感じます。今の与党が、省庁の勝手を許して、というか、省庁の決定についていっている感じですから、本当に官僚の暴走が始まっていて、日本はとても危険な状態ではないかと心配しています。
| 固定リンク
「官僚」カテゴリの記事
- 田母神俊雄・前航空幕僚長の処遇に見る政府の本音(2008.11.04)
- 猛毒米輸入は、農水省天下り会社の汚染見逃しが原因。(2008.10.22)
- 電力会社値上げに関してから農水省輸入小麦に群がる天下りの実態へと。(2008.11.03)
- 金融機能強化法の「農林中金」に公的資金を一括注入にもある、天下り問題。(2008.10.26)
- 金融機能強化法で、農林中金巨額損失救済の疑惑。(2008.10.26)
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 静岡知事選、民主党推薦候補勝利は良かった。が、(2009.07.06)
- エコポイント制度、怪しいよ。(2009.05.21)
- 鳩山由紀夫民主党代表は、「政権交代の暁には郵政民営化の見直しを真っ先に行う」と約束。(2009.05.20)
- 鳩山民主党のもと、日本の大掃除をやろうではありませんか!(2009.05.17)
- 民主党は、不正義を勝利させ、敵を利した。(2009.05.12)







コメント
原発関連企業の利益はもちろんあるでしょうが、なによりもアメリカの対中政策としてのインドの位置があり、それに日本政府が賛成したわけです。
ご存知の通り、中国は、約6兆7500億円を投じて今後15年のうちに世界有数の原発大国になる計画を進めています。8月には中国の江蘇省連雲港市にある原子力発電所で爆発事故も起きています。
この中国の動きに対してアメリカは、インドの核開発を後押しし、日本もそれに賛成したわけです。
こうした動きの中で今後、パキスタンの核問題が再び起きてくることも目に見えています。
こうした形で、今、世界が再び核開発競争に入ろうとしています。被爆国・日本はその加担者になろうとしているのです。
こうした動きを絶対に止めなければならないと、強く感じています。
投稿: struggleunioncenter | 2008年9月19日 (金) 01時48分
struggleunioncenterさん、
そうですね。アメリカの原子力産業推進政策に乗っかって、日本政府が賛成をしたものです。
が、国会の判断を仰がずに、一部の人たちに日本の立場を決められてしまった、ということに、ゆゆしきものを感じています。
国会の判断を仰ぐという手続きを飛ばしていることが問題です。
日本政府として同意した者はだれなのか、この人たちを糾弾することが、大事なことではないでしょうか。
これが、結局、国民不在のまま重要なことを決定させないことの歯止めになると思っています。
投稿: ふじふじ | 2008年9月19日 (金) 10時43分