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工業用糊や木材の合板や集成材の接着剤の原料に米を使用することは殆どない

 コメント欄から教えていただいた「工業用のりは、米を原料としていない」ということを紹介するとして、ニコヤカに書きたいところだけど、このコメントの書き方がホント礼儀知らずで、せっかく重要なことを教えているというのに、感謝するどころかムカっとさせる代物だった。

 しかしながら、内容はお伝えするに価値があるというので、紹介させてもらいたいと思う。

 こちら↓のブログが紹介されていたわけだけど、
 http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1174160.html

 で、元記事の方は、J-CASTニュースの↓なので、こちらの方を転載させてもらうことにした。
 「工業用糊に限り販売」 農水省の説明は大ウソだった

「工業用糊に限り販売」 農水省の説明は大ウソだった

2008/9/11    

   農薬や毒カビに汚染された「事故米」が食用として出回っている事件で、農林水産省の 説明に大きな疑惑が浮上している。農水省は「事故米」を、工業用糊や、木材の合板や集成材の接着剤の原料使用に限り販売を許可していると説明していたが、 実は、国内では接着剤などの原料に米を使用することは殆どないことがわかった。使い道のない米を穀物業者に販売していた形になり、今後農水省の責任が厳し く追及されるのは必至だ。

糊に使うのは「事故米」でなくタピオカや小麦

   問題を起こした三笠フーズの場合も「工業用糊加工品」に用途を限定することを条件に販売したという。しかし、工業用糊メーカーの大手ヤマト、不易糊工業、住友3MにJ-CASTニュースが取材すると、いずれも、澱粉糊のうち「米を原料にしているものはない」という答えが返ってきた。また、「米を原料に糊を作っているメーカーがあるという話は聞いたことがない」のだという。ちなみに澱粉糊はヤマトがタピオカ、不易糊工業はコーンスターチを原料にしている。

   また、森林総合研究所によれば、合板を作る際や、集成材に使う接着剤の原料に小麦を使う例はあるものの、米を使ったものは見たことがないそうだ。工業用糊や接着剤に使われないとなると、「事故米」を工業用糊などに使用を限定、という農水省の「前提」が全く崩れてしまう。

   「三笠フーズ」を発端とする今回の「事故米」の食品使用問題では、2008年9月10日に、新たに食品・資料販売会社「浅井」(名古屋市)、 肥料製造会社「太田産業」(愛知県小坂井町)が米穀の仲介業者に転売していたことが発覚。食用に転用されている可能性が強まっている。

   今回の「事故米」は、日本政府が世界貿易機関(WTO)のルールで輸入を義務づけられたミニマムアクセス(MA)米で、年間約77万トン輸入している中の一部。農水省のホームページには、

「MA米によって国産米の価格・需給に影響を与えないよう、加工用中心の輸入・販売を行うなどの措置を講じている」

と書かれている。

「何でも工業用に回すというわけではありません」

   08年9月10日のテレビ朝日系「報道ステーション」では、東北の穀物業者が匿名でインタビューに応じていた。

「農政事務所からカビの生えた270キロの米があるという話があり、食用以外なら何でも処理していいと。それで、堆肥にするということで私が買った。(事故米は)手を出す人がいないので、お金にならない」

   穀物業者に直接の依頼があるのは驚きで、それだけ「汚染米」の使い道は少なく、在庫が膨らみ、農水省は頭を痛めていた様子がうかがえる。

   農水省の報道担当はJ-CASTニュースに対し、「三笠フーズ」に「事故米」を販売したのは「三笠フーズ」が工業用穀物も扱っていたため、契 約通りに加工すると考えたからだと話した。しかし、「事故米」が工業用糊としては需要がないのでは、と指摘したところ、これまでの農水省の発表やJ- CASTニュースの取材に答えたこととニュアンスが一変した。

「台風で水に浸った事故米は食用としてすぐに出荷するように、事故米も臨機応変に、何でも工業用に回すというわけではありません」

という理解不能の説明だった。食用に転売される可能性にうすうす気が付いていた、といわれても仕方がないような対応だ。

 工業用糊などに使用を限定として契約したから、売却先が食用に使ったとしても農水省には責任なしとしたい農水省だが、そもそも、米は工業用糊や接着剤に使われないとなると、限定する「前提」が存在しないということになる。

 存在しないものに対して限定するなんてことを農水省が契約書に謳ったとして、「事故米(汚染米)」が、存在しないものに使われるはずがないことは明らかだ。なのに、どんどんと売却されていくコメについて、しかもその売却相手が米を扱う食品会社とあれば、その事故米が、すくなくとも食用にされているかもしれないと気がつかなかったとする方がおかしいし、農水省の調査も事前通知の上だったとのことで、不正を見つけたくないという意思が感じられる。

 田中康夫氏が、不作為の作為未必の故意、と言っていたが、まったく、その通りだと思う。

 今朝、農水省事務次官が農水省には一切の責任はないと言い切ったとのニュースがあったけど、これほど、事故米についての怪しい取り扱いはないというのに、元凶である農水省は、民間にだけ責任を負わせて逃げきるつもりだろうか。摂取すれば発癌率100%のアフラトキシンのような猛毒をいい加減な契約で国民にばら撒いておいて、許されるというなら、省庁は治外法権なのかとも言いたい。

 ついでに、付いているコメントもこちらに紹介します。

コメント一覧

1:
ふう 2008/9/11 21:16

J-CASTさんGJです。
やっぱりいびつな流通の仕方だったんですね。もう自民党政権下では官僚の自浄作用は働かないので、政権交代しかないですね。

2:
田吾作 2008/9/11 21:53

ミニマムアクセス枠にしても、
需要がないのをおしてまで
買い取らなければいけない義務は無いのを、
日本独自の政府見解で義務にして買い取っている。
裏にはアメリカへのご機嫌取りがあるという。
不必要な米を買い取って、
国内に汚染食料を撒き散らす。
農水省はいったい何をしているのやら・・。

3:
匿名A 2008/9/11 22:04

「事故米」は農水省の皆様に責任を持って処分していただきたいですね。あ、もちろん自分のお腹の中に収めて処分していただくのですよ。

4:
黒箱 2008/9/11 22:22

大企業の利益の見返りに政府が国民の食の安全をないがしろにしてる現状がなんだか透けて見えますが、相変わらず農林水産省(というか政府?)はいった何をやってるのでしょうか?
違反がばれた場合のペナルティーとかもありえない位軽いよね。偽装して売れって言ってるようなもんだと思う。
行政側が今回の件の様な事態を知ってて黙認してた疑惑も出てくると思うのですが?(少なくとも担当者レベルでは)
監視、管理監督する立場なら何かをもらってあえて何もしないのが本当は企業側に一番メリットがあって解りにくい気がするんだけどなあ。
何もなければ企業と行政側だけのブラックボックスの中だしさ。
徹底解明を望みます。
日本も中国もやってる事同じじゃない?w

5:
bon. 2008/9/11 23:01

10日、東北農政局に電話して聞いてみました。
私「東北の4業者は全て、事故米を肥料に使っているとの地元紙の報道は、間違いないですか?」
男性職員A「食用には使ってない。農業用肥料に使っています。契約上問題ないし、製品の安全性も検査済みです。」
私「では、本省のホームページに記載してある『工業用のり』に使っている業者はどこですか?」
A「こちらでは把握していない。これから人と会うので、詳しくは本省に聞いてほしい。」
やむを得ず、農水省本省に電話。
私「今回の事故米の毒について、」と言いかけたところ
女性職員B「毒?毒じゃないですよ。」
私「いやいや、食品安全委員会の資料には、アフラトキシンが『かび毒』と記載されてますよ?」
B「あの、摂取しても体への影響が少ないという意味で...。」
私「もし間違って食べたらどうすればいいんですか?」
B「専門家じゃないので...。」
(おとぼけ職員ばっか)

6:
ハーベスト 2008/9/11 23:37

40 年以上前~昭和40年頃からこの手の話は米穀業界では噂になっていた。私も米屋さんから聞いたことがある。。農林水産省のお役人は知らないふりをしている が、当時から国が買い上げた政府備蓄米のカビの生えた米を商社や仲介業者を通じて加工食品会社に流していた。食管制度の保護下にあった米穀業界では危ない ので直接、関与するなと各県の米屋の組合で業界通達のようなものを出していたと思う。現状は外国米がこれにとってかわったようである。まだやっていたの か?

7:
鎌倉 2008/9/12 00:49

そもそもアクセスミニマムで汚染された米を買わされていることがおかしい。
そこを一番に追及するべきなのではないか。
汚染されていない米を輸入するように是正しなければ
再び同じことが起きるのは目に見えている。

8:
ひょうすべ 2008/9/12 01:19

国のいい加減なお役所仕事で国民の健康が脅かされる。
本末転倒もいいところ。

9:
PACO 2008/9/12 07:06

>「事故米」が工業用糊としては需要がないのでは、と指摘したところ、これまでの農水省の発表やJ-CASTニュースの取材に答えたこととニュアンスが一変した。

GJ!!です。
 
農水省の無責任な販売についても厳しい糾弾が必要ですね。

10:
どうして 2008/9/12 08:06

J-CASTが工業糊メーカーに聞き取り調査するのに大新聞はやらないの。
この例に限らず大新聞は荒唐無稽な情報を権力側に言われるままに垂れ流し。
文系理系論争であった収入格差でも馬鹿な文系が高収入の例が
大新聞記者などかなあ、具体的な知識がないほど大声で主張できる。
もちろん私はついつい信じてしまう側、時々は自分もつながる仕事関係やたまたま若干の知識がある分野では明らかに逆方向へ牽強付会する文章に憤るけど。

11:
若干、関係者より。 2008/9/12 09:04

まだまだ今後、いろんな超オドロキの事実が解明され、ずさんな日本の米、食品流通事情が根底から覆される事になるでしょう。 

 

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投稿: みんな の プロフィール | 2008年9月13日 (土) 00時00分

 森林総研って,農水省ですよね.今は独立法人だろうけど.
 正確な情報を得ようと思ったら簡単に得られるはずなのに,確かめもしないで適当に言いつくろっていたんでしょうか.

投稿: Ladybird | 2008年9月13日 (土) 10時31分

Ladybirdさん、

農水省は、森林総研という身内から、米は工業用糊や接着剤に使われないと指摘を受けていることを考えると、何でもいいから売るための理由として、工業用糊を思いついたということでしょうか。表向きの理由として、バレにくいと思ってとか。そういう理由しか思い浮かびません。

 だとすれば、とにかく工業用糊として売っておくという農水省側の都合で、契約がなされたということだと思います。

 工業用として売ってしまえば、契約通りに使われなくても、あとは野となれ山となれ、買った方の責任だと。そんな感じがします。

投稿: ふじふじ | 2008年9月13日 (土) 13時58分

ここでは、はじめまして。

小麦やとうもろこしを原料にする「糊」も、
「それより安い米」が原料で回ってくることがありゃ、米でも使うんでしょう。

もともと、昔はよく「ゴハンツブ」を糊に使ってたし。

と、考えると、逆に、
「工業用小麦粉」「工業用とうもろこし粉」(とうぜん、食用より安いはず)として、「規格外」のモノが、食品に回されることも考えられます。

ミニマムアクセス米は、国家権力で輸入強行してるから、ばれても輸入停止になることはあるまい
(というより、価格高騰してたら、売り先はどこでもある)
けれど、「自由流通」の小麦で「遺伝子組み換え」など、オモテに出たら困ることを隠してる可能性は多い。

投稿: ×第二迷信 | 2008年9月15日 (月) 10時06分

×第二迷信さん、初めまして。

>「それより安い米」が原料で回ってくることがありゃ、米でも使うんでしょう。

とのことですが、流通量を見ると、工業用のりの方へは一切回っていません。工業用糊製造会社にしても、いつもと違った原料を使うということはあり得ないのじゃないでしょうか。

>「工業用小麦粉」「工業用とうもろこし粉」(とうぜん、食用より安いはず)として、「規格外」のモノが、食品に回されることも考えられます。

これは考えられるでしょうね。調べたらそうした事実が出てくるかもしれません。

MA米は、実は義務ではなくて、日本以外買っている国はないということを国民が知って、政府に怒るようになれば、やめざるを得なくなるでしょう。国民次第です。

「遺伝子組み換え」が、輸入穀物に多く混ざっていることは、ありそうで、これはもろに内緒で食べさせられているということだから、こういう事実があって、内緒で食べさせられていたとしたら、国民はMA米以上に怒ることは確実です。ま、仮定の話ですが、調べてみたらありそうです。

投稿: ふじふじ | 2008年9月15日 (月) 13時04分

>工業用糊製造会社にしても、いつもと違った原料を使うということはあり得ないのじゃないでしょうか。

でんぷんの質だけみたら、小麦より米のほうが「糊」には向いてるんですよ。小麦はグルテンとか多いし。
(昔、日本で米も麦も自給していた時代でも、糊は米から作ってました。舌きりスズメが食べたのも米の糊)

いままで「小麦より安い米が安定供給」する体制がなかったから、メーカーは手を出しませんが、
(小麦のほうも規格外品だから、食用より安い値段で出回っている)
 「それ以下の値段」で売るより、「食品会社」に高く売っちゃえ、という発想なんでしょうね。

(これからもMA米が輸入され続けることがわかってれば、糊に使う会社が出てくるかも?)
「減反しながら輸入するな!」という当たり前のことが通用しない限り。

投稿: ×第二迷信 | 2008年9月15日 (月) 21時51分

×第二迷信 さん、

確かに米粒は糊に使っていましたね。
でも、工業用糊に使うと、腐りやすいと書いてあったと思います。

MA米を輸出する方をいい加減にしているのは、汚染米でも文句ひとつ言わず買ってあげる日本のアンポンタン官僚のせいです。そもそも、輸入しなくていいのに日本が一人義務として買っているのに、そのうえ、汚染米を売りつけられるとは、情けなさすぎ。そして、その汚染米を国民へばら撒くとは。こんな官僚いらんよね。

このような汚染米を工業用糊として使うとしても、日本が汚染されることには違いないですよね。

この解決方法は、今のように官僚を野放しにしているのではなく、しっかりした政治家を選んで、官僚をしっかりと動かすことです。

投稿: ふじふじ | 2008年9月15日 (月) 22時46分

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