金融機能強化法で、農林中金巨額損失救済の疑惑。
政府は24日午前の閣議で、金融機能強化法改正案を閣議決定。
立案理由は、
中小企業への貸し渋りを防ぐため、地域金融機関などへの公的資金による資本注入を可能とするため
としているが、これは表向きの理由でしかない。
皆様、法案は、内容をよくよく見ないと騙されるのでご注意あれ~。
金融危機の緊急性に乗じて、解散をちらつかせた浮足立った国会へ提出した金融機能強化法は、農水官僚が支配する農林中金の巨額損失を救済できるようにしている。
そういうことだったのか、官僚は抜け目がない、と実に実に関心したな、もう。
リンク先お読みください。一部抜粋させてもらいます。
金融機能強化法が復活、農水官僚が支配する農林中金の巨額損失救済の疑惑
農林中央金庫の問題
農林中央金庫は、農林中央金庫法という農水省の法律に基づき設立された金融機関で約1万店舗あるJAバンクの親銀行である。
JAバンクが集めた約60兆円の資産を持っている。出典:農林中央金庫ホームページ http://www.nochubank.or.jp/disclosure/index.shtml
この農林中央金庫の問題点として
【1】天下り
農林中央金庫のトップは歴代全て農水省の事務次官OB。また、役員にも農水省のOBが入っている。そしてこの役員の報酬は政府系機関であるにもかかわらず公表されていない。
他の政府系機関はすべてなんらかの形で役員報酬を公開しているが、この農林中央金庫だけが役員報酬を公開していない(平成20年度で役員13人で4億3000万円とだけ公開本日口頭で公開され。単純計算でも一人3400万円。理事長は一億円近く貰っている可能性もある)。
【2】貸し出しが異常に少ない
61兆円の資産(2008年3月時点)のうち、貸出しは9兆円、全体の16%しかない。つまり、農業や企業への資金提供にはあまり役に立っていない。
ちなみに農林中央金庫の役割は法律上「農林水産業への資金の提供」である。本当にこの役割を果たしているのかはたはた疑問である。
【3】有価証券に投資し過ぎ
一方で有価証券は36兆円の59%となっている。投資銀行のようになっている。すでに多額の損失が発生している。
この投資の失敗を税金で支えることが本当に必要なのか? 疑問である。
なお、この金融機能強化法は、農林中金のほかに、新銀行東京も救済の対象になる。これは、うかうか通すわけにはいかない。
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コメント
農林中金は政府系金融機関ではありません。根拠法があるといっても、信用金庫法と同じようなものです。出資も運用している資金もすべて民間の資金です。それはさておき、農林中金は世界的な機関投資家です(だから融資がほとんどない)。その運用は自己責任で行うべきもので、経営責任を問うことなく資本注入するなんて許されませんね。住専のときも、農協系の資金が公的資金によって相当救済されたはずです。農林中金が破綻したら社会的な被害が大きいとしても、経営者には責任をとってもらわないと。
投稿: e-takeuchi | 2008年10月28日 (火) 19時39分
e-takeuchiさん、
農林中金は、
特殊法人→特別民間法人→農林中央金庫法を根拠法とする純粋な民間金融機関
ですが、本当は、役目を終えて廃止すべきものなのに農水官僚が天下るために存続させているのです。
関連したエントリを上げましたので、よろしかったら読んでください。
投稿: ふじふじ | 2008年10月29日 (水) 00時01分