JAL問題は、民主党「天下りの根絶」「国民の生活が第一」に沿った解決を。
昨日(pm10~)のNHK「A to Z」-JAL再建の舞台裏-は、「日航は再建する」とのプロパガンダだったと思う。
また、30日東京新聞社説は、「政府主導による日本航空(JAL)救済が始まった。高額な企業年金の是正を条件に公的資金による資本状況が柱だ。経営者・社員はこれが最後の再建チャンスと覚悟すべきである。」と、日航再建のためには、企業年金の是正アリキの論調となっている。
JALが、危篤状態なのは、不況や燃料費高騰や空港使用料(上納金)があるといわれるが、ANAにも、同じ状況は襲っていたはずなので、JALに特化できる話ではなく、言い訳にはならないと思う。
報道によると、JALの企業年金給付額は、月約25万円(ANAは月10万円を切る)と、業界一の高額となっており、このためJALの年金・退職金債務は約8000億円にのぼり、このうち約3300億円の積立が不足して巨額の赤字になっているとのことで、企業年金のあり方が、JALの財政に打撃を与えた主原因のような印象となっている。
企業年金が悪者にされているが・・・・・。
で、これが本当なのかどうか、ネット検索してみたところ、JAL本体と年金基金が、全く別法人であるということが判明した。まったく別法人だということは、JALの赤字には関係なく、もちろん、JALに注入される税金は、年金基金に注入されることはないということになる。今までに、聞いているのは、JALに税金を注入すると、それが、3300億円の年金積み立て不足の穴埋めに使われてしまうのでは、国民の納得を得られないので、年金改革をするということだったけど、どうも、それは、騙しだったようですね。
★JAL本体と年金基金が、全く別法人であることを知っていますか?
< ページから引用させてもらいます。>

★ JAL 企業年金の予算
昨年10 月に代行返上をしました。私達に開示されている最新の予算です、決算が手に入れば良いのですが・・・(掛金・年金給付額以外は見えなくしました)
受給者に支払われる予定の年金支払額は 215 億7000 万円
掛金収入予定額は 238 億3400 万円です。
この年度の仮決算では500 億円近い運用損を出して、年金資産を4,098 億円から2,917 億円に減らしたようです。
★退職給付債務の積立不足3,300 億円は、将来に渡って給付すべき給付額と全員
が一度に辞めた時の退職一時金の額を合算したものですから、単年度や数年度
で処理しなければならない債務とは違うと言うことです。
<引用ここまで>
年金の話が出てきたときには、心の片隅では、おかしいなとは少しは思ったものの、本体を圧迫するほどのものなら、それは、縮小するしかないのではないかとも、思っていた。
それが、年金は、JAL本体と別法人が運営しているとわかったばかりでなく、国民年金積立金が、年金官僚により株式投資されて莫大な運用損を出しているように、JALの年金積立金も同じような運用のされ方をして多額の損失を出しているってこと。そして、給付予定額215億7000万円と掛け金収入予定額238億3400万円を見れば、今のところ、赤字運営となるはずのないものと理解する。将来見込まれる年金の不足額というのは、4%で契約している9000人?に支払われる支給額4%分があるだろうけど、年金基金が投資銀行に託して1000億円の損失を出しているというのも入っているんでしょうね?基金が食い物にされた揚句に減額されるというお話ではないのかしら?そして、年金の3300億円の積み立て不足というのは、いったい何年オーダーでのお話かということもあるけれども、もしかして、この3300億円というのも多すぎる見積もり額なのかもしれないという気もする。そして、年金引き下げは、社員やOBが困るだけで、経営陣や天下りは痛くもかゆくもないし、減額してしまえば、経費節約になるって考えて、JAL再建ついでに、年金を悪者にして減額してしまえって魂胆に見えてきた。
また、JAL再建劇は、前原国交相が、JALと国交省とで作成した再建策(西松案)を、「十分でない。自主再建の腹案がある」と言って蹴ったにもかかわらず、「JAL再生タスクフォース」を引き連れて出してきた案が、西松案丸のみ案であり自主再建でなかったというおかしな展開をした。こうした日航再建劇でのドタバタは、経産省、財務省による国交省天下り先の分捕り作戦だったと考えると、ストンと腑に落ちますねぇ。次にご紹介する『日刊ゲンダイ』の記事をお読みください。
政権交代のドサクサに紛れ、官僚たちが“省益”をかけたイス取りゲームにのめりこんでいる。新たな権益を確保するために、ダシヌキあり、工作ありだ。
経営再建問題が大詰めを迎えている日本航空(JAL)は、まさにその典型だろう。格好のゲームのネタになっている。いまJAL問題は、つなぎ融資や金融機関の債権放棄など銀行団の支援を取り付けられるかどうかの正念場にある。監督官庁の国土交通省の腕の見せどころだが、JAL問題で主導権を握っているの は、畑違いの経産省と財務省だ。この奇妙な取り合わせのウラに、霞が関の熾烈(しれつ)な利権争奪戦があるわけだ。
経済ジャーナリストの舘澤貢次氏がこう指摘する。
「JAL 問題は、国交省が主体となって再建を進めてきました。8月下旬には、JALによる抜本的な経営改善計画を策定するための有識者会議も開いています。ところ が、9月中旬に事態が一変し、経産省作成の再建策が実施されるようになった。経産省が民主党の組閣のタイミングを狙って前原国交相に持ち込んだのです。
航空行政と無縁だった経産省は、国交省のJAL自主再建案の甘さを見逃さず、大規模なリストラや法的整理を見越した大胆な再建策を打ち出して、民主党政権に強烈にアピール。国交省からまんまと主導権を奪うことに成功したのです」
財務省は疑われることなくJALに接近した。JALが政府系金融機関の日本政策投資銀行を通じて融資を受けたし、何よりJAL再生タスクフォースは財務省がつくった産業再生機構のメンバーだから、コントロールしやすい。
官僚OBが、経産省と財務省の一連の動きについてこう打ち明ける。
「官僚のエリート集団として知られた両省の地位は、この10年で相当落ちた。経産省は規制緩和でどんどん省益を失い、財務省は旧大蔵省のスキャンダルや金融庁の分離などで力をそがれていた。JALに近づいた経産省や財務省の目的は明らかに省益拡大です。具体的には国交省OBが天下っている航空関連団体の横取りです」
国交省が抱える航空関連天下り団体は200以上あり、年間5000億円もの税金が投入されている。その一部でも分捕ろうと画策しているわけだ。もちろん、民主党が天下りを認めるわけはないが、他省庁を犠牲にしてでも自らの権益拡大に精を出す。官僚はなんとも度し難い。
(日刊ゲンダイ2009年10月27日掲載)
前原「JAL再生タスクフォース」が打ち出した策というのは、銀行団に2500億円債権放棄、つなぎ融資1500億円、資本増強3300億円と要求して、JALを存続させ天下りを温存し、天下りとは関係ない従業員9000人規模のリストラや企業年金給付引き下げは情け容赦なく断行するもので、今日の重篤な状況を生み出した、天下り利権がJALを食い物にする構造はそのまま温存しようというものよね。
「JAL再生タスクフォース」が日本航空の再建策素案
●金融機関側に2500億円規模の債権放棄、数百億円の債務の株式化を要請
●公的資金などで1500億円前後の資本増強
●年度内に計3300億円程度を新規融資で調達
●事業再生ADR(裁判外紛争解決手続き)を活用
●人員削減数を6800人から9000人超に拡大
●企業年金給付引き下げで、年金・退職金積立不足約3300億円を1000億円程度に圧縮
●国内・国際計40数路線を廃止
●機材の小型・省力化を推進
だから、このJAL再建策は、民主党の掲げる「天下りの根絶」と「国民の生活が第一」に真っ向から反するものです。
「八ツ場ダム」では、利権6知事が、工事中止反対を叫んで蠢いているが、同じくJAL利権には、官僚がたかり蠢いているということになる。マスコミは、八ツ場ダム中止反対側におり、JAL再建側にいるという、一貫して、利権温存擁護に回っている。ただ、八ツ場ダムとJALの違いば、JALに関しては、前原誠司氏が官僚利権側にいるということでしょう。だから、前原氏の対応は、八ツ場とJALで、全く正反対となっている。
私たち国民にとっては、八ツ場ダム同様、JALも、存続すればするほど私たちの税金を際限なく食いつぶし続けるというもので、そんな存在なら、きれいさっぱりとなくなってもらったほうがいいという結論になる。
そして、JALを潰してしまう際には、八ツ場ダムの地域住民の皆様に手厚い手当てが施されるように、日航社員やOBの皆様にも、生活に困らないように考慮されなくてはいけないと思いますよね。
日航再建にかかる8000億円、1兆円を超えるんでしたか?を考えれば、その費用は、モノの比ではないでしょう。
民主党は、JALの措置を間違えないよう、国交相を交代させるべきです。
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「日航問題」カテゴリの記事
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- JAL企業年金は、年金受給者と年金基金で解決すべき問題でした。(2009.11.06)
- JAL問題は、民主党「天下りの根絶」「国民の生活が第一」に沿った解決を。(2009.11.01)





コメント
ふじふじさん、おはようございます。
簡単に言えば、労働組合を我々国民に如何に悪かというプロパガンダを植え付け、実は官僚の既得権益を増やすための騒ぎだったということですか(-.-;)
ふじふじさん、貴重な情報ありがとうございます。
投稿: さとし | 2009年11月 2日 (月) 07時00分
さとしさん
このエントリでは、組合活動には触れていませんでしたが、会社側は、当然の権利である組合活動にアカのレッテル貼りをして弾圧をしてましたよね。今回の日航再建策もそうした御用組合の方じゃない組合員からリストラを進めるのだろうと予想してます。国鉄民営化で行われたように。
経営者が責任を問われるのは当然ではあるけど、社員が年金を含めて大きな犠牲を払わされることになります。そして、イエスマンの社員が残り、天下りポストは温存されるということになるのじゃないかなぁと思います。これじゃあ、日航の再興はありえないってことじゃないでしょうか。
投稿: ふじふじ | 2009年11月 2日 (月) 10時04分
やっぱり~(-.-;)
JAL再建問題で天下りに関しては全然ニュースになってないのを私も気になってました。
前原大臣は組合がキライらしいですから、天下りよりも組合をターゲットにしたのかもしれませんね。
私は馬淵さんが大臣だったらなあ~と思います。
投稿: さとし | 2009年11月 2日 (月) 18時18分
さとしさん
前原氏が組合が嫌いは知らなかったですが、組合が嫌いだってことは、国民側にいないってことで、支配層側にいるってことですね。
彼は、よくないです。
馬淵さんの方が、私もいいと思います。
投稿: ふじふじ | 2009年11月 2日 (月) 20時37分