官僚

巨大税金投入事業は、官主導の税金収奪大作戦。

 昨日は、中川昭一元財務相が、急死されびっくりした。ベットでうつぶせになって死亡していたが、嘔吐の跡があった。病院へ運ばれた時は、死後10時間が過ぎていた。睡眠薬を服用していた。遺族側は、急性心筋梗塞と説明しているという。

 中川氏と言うと、NHK番組改編問題やG7での酩酊記者会見が思い出される。NHK番組改編問題では、NHKと朝日新聞が妙な対立関係に陥っておかしな展開となったが、マスコミは、中川氏をバッシングした様子はなかったが、G7酩酊会見については全マスコミが異様なしつこさでバッシング報道をした。まぁ、中川氏は、『核武装』を提唱するとか、NHKに圧力をかけて報道内容を改編させるなど、批判されるべき点もある右翼だったが、原爆投下は「米国が世界ナンバーワンの軍事力を持つための実験」だったとの見解を示し、さらに「我々は実験台にされた」として、米国に抗議を行い、場合によっては国会でも非難決議を行うべき、と主張』するなど、まともな認識もあったと思う。原爆発言のような米国に楯突く発言は許されず、G7酩酊会見で失脚させられたという見方があるが、たぶん、それは当たっていると思う。G7酩酊会見報道のこれでもかこれでもかとしつこさは、見ている私でも傷ついた。このとき、中川氏は社会的に葬り去ろうという勢力から葬り去られたのだと思う。その上、今衆院選で落選しまったことは精神的にとどめを刺したのだと思う。これで、生きる意欲すら失ってしまったのかもしれない。アルコールで痛めつけていた体は、精神的にも抜けがらとなって、ついにお亡くなりになったのではないかと思う。とてもお気の毒です。謹んで、ご冥福をお祈りいたします。

 さて、オリンピックが、リオデジャネイロに決定して、とてもよかった。南米でのオリンピックは、初めてということで、妥当な判断だった。日本では、オリンピック招致で、知事ほか利権集団が税金たかりに手ぐすねを引いていたのだろうけど、それが未然に防げたことはとても喜ばしい。

 きのうのNHKスペシャルは『セーフティーネット・クライシス vol.3しのびよる貧困 子どもを救えるか』だった。これは、とても内容が良かった。自民党政権下では、あり得なかった番組内容だったと思う。こうした良質の番組をNHKは、どんどんと報道してもらいたいと思う。

 フィンランドの子育て支援が紹介されていたが、フィンランドでは、子供たちを貧困におきまともな教育すら受けられなくすることは、社会の損失である、社会の財産である子供たちを社会に役立つように育てることは、社会の責任であるとして、社会全体で子供を育て、まともな社会人に育て、社会へ還元することが、国の将来へつながると考えた政策が行われている。そのために、赤ちゃんがお母さんのおなかの中にいるときからケアは始まり、子供が大学を卒業するまで、学費から、教材費、食費と子育てにかかる費用はすべて無料である。こういう制度を始めたのも、1990年の金融危機で財政難の時であり、時の財務省は教育費も削減しようとしていた。それを時の教育相が、教育にお金をかけず子供を貧困におくことは、将来、大量の職に就けない人を作りだすことになり、その人たちに生活保護費が莫大に必要になることと、教育・子育てにお金を出して、すべての子供が社会に還元できるようにすれば、将来、彼らは税金を払うようになり国を豊かにすると、財務省を説得して今がある。何とも、賢い人がいたものだ。財政難だからと言って教育費や社会保障費からバッサリと切っていき、食べるものすらない子供を作り放置するどっかの国とは大違いだ。フィンランドでは、離婚をして母一人子一人でも、十分豊かに暮らしている。それに比べて、日本では、親が朝から晩まで働いても貧乏で子供の面倒も見ることができず、子供は、ご飯すら食べられず、教材も買えず、進学などとてもできない状態で、そのまま捨て置かれている。こうした子供たちは、働くところも限定され、希望もなく一生貧困から抜け出せないわけで、生活保護費の激増や犯罪の激増も考えられるわけで、日本の将来はとても暗い。民主党政権では、子供手当が支給され、母子加算も復活する。それでも、まだまだ足りないのだが、自民党政権下では、切り捨てられるばかりだったことを考えると、大きな前進で、これから、期待できる。

 また、こうした子育て支援など国民福祉を行うのに、財源ということをよくいわれるのだが、すぐ消費税を上げるという話が出てくるが、その点でも、この番組は、今までとは趣を異にしていた。消費税の話も出てきたが、まず、法人税だけを比べてみると、日本はヨーロッパ諸国より多いが、ヨーロッパ諸国の企業の社会保障費負担は大きく、日本の企業負担は少ない。法人税と社会保障負担を足して比べれば、日本の企業負担は少ない。また、所得税もかなり少ない状態となっている。だから、税制改革としては、消費税ではなく、企業の社会保障負担を大きくするか法人税を上げるか、所得税の累進を強化するということがまず考えられなければならない。

 そして、日本国の歳入は総じて、ヨーロッパ諸国より少なく、そもそも再分配できる総額が小さい。これが、国内消費を小さくしている原因であり、不況の原因となっている。繰り返すが、税制改革は、消費税ではなく、企業の社会保障負担を大きくするか法人税を上げるか、所得税の累進を強化して、税収を増やすことが、経済の解決策となる。民主党議員の皆さんには、消費税を上げるのは、貧しい人たちへのせっかくの援助を損なうことになると気づいてもらい、税制改革は、法人税化企業社会保障費負担を増やすことと所得税のふい申請を強化することであると、認識を改めてもらいたいと思う。

 しかし、自民党政権の貧しい人から切り捨てる政策とは、比べようもなく、私は、民主党政権を応援するものだ。

 民主党は、税制に手をつける前に、まずは、官僚機構が、握っている税金やら保険料の使い方に、まずメスを入れるが、これも、非常に大事で、絶対にこれを成し遂げなければ、日本は、不要なダムや高速道路や橋やハコモノだらけにされ、税金を食い物にされたうえ、借金と、不採算事業を残されることになる。

 日本は明治維新から独特な政治システムとなっていて、政治家が政治をするのではなく、行政の皮をかぶった官僚機構が政治を操っている。国民がいくら代表の政治家を選出して国会へ送り込んだところで、省庁の官僚が税金の使い方を決めて、国会議員に議決させ、ことによっては国会の議決も経ずに、好き放題に使っているわけで、私たち国民は自分たちのために税金を使えないようになっている。税金は、官僚、官僚と癒着した自民党族議員、天下り、癒着企業で、山分けにされるような仕組みとなっている。

 『八ツ場ダム』『日航』『高速道路』などは、彼らが、血税を分けるのためのツールとしてあるので、それが、国民に役に立つとかたたないとか、不採算になるとかは、彼らには、どうでもいいことなのね。

 だから、こんなものは全部やめなくてはならない。もし、するとしても、いまのように官僚が決めてするのではなく、政治が私たちが、必要かどうか十分精査してからでなくてはならない。だから、とにかく中止するというのは、当然のことなのだ。

 ところが、まず、『八ツ場ダム』についていうと、地元では、ダム建設を自民党と約束したのではなく、国と約束したなどと言って続行を叫んでいる。この場合、国ってのは、国交省を指しているんだけれども、地元の人たちは、自民党政権との約束ではなくて、国交省と約束したと言っているわけ。このこと自体が、とてもおかしい。

 群馬県の人に限らないと思うけれど、国民のうちのかなりの人は、自分たちが選挙で選んだ政治家を中央省庁とのパイプ役としか見なしていないわけで、真の権力者は省庁と見ている。群馬県は、特に4人もの首相を輩出し、中央省庁とのパイプが太かったが、政権交代で、その太いパイプはプッツリと途切れてしまった。が、約束したのは国(国交省)だから、自民党政権は関係ないと言っている。ま、実際、自民党政治家と約束したわけではなく、国交省の役人と約束したのだろう。けど、それが、ダメだってんですよ。自民党国会議員は、パイプにすぎなかった。でも、それが、ダメだっての。その自民党のパイプが壊れてしまっても、すでに、国交省とのつながりはしっかり出来上がっているから、もう、ジミントウ国会議員抜きでも大丈夫っ、利権は続行するってことがいいたいらしい。が、それが、ダメだってのですよ。

 ま、群馬県の人が、このように政権を無視して、国(国交相)と約束するなんてこと自体があってはならないことで、これこそは、二重権力構造なのだといえると思うが、マスコミが、そのような批判をするのを見たことがない。自民党政権は、政治としてはただのお飾りにすぎなかったわけで、官僚と地元と企業の間で利権あさって奔走していただけで、本当に権力をもっているのは省庁であって、まぁ。権力は怖いってことで、マスコミは何も言わないってわけ。

 こういう悪循環は、政治主導によって変えて、私たちの思いが政治に反映できるようにしないといけませんよね。

 現在の権力は、各省庁に縦割りに分散されているから、権力構造も省庁の数だけある。北朝鮮でも、権力は一つではないかと思うけど、日本には、省庁の数だけ権力があり、互いに他の権力を荒らすことはなく、それぞれがシマをつくり、国民を食い物にして肥大化している。この官僚主導で、国民を食い物にしている状況を打破して、「政治主導」、「国民生活が第一」に予算の組み方を変えようというのが民主党政権で、公共事業は、すべて見直しの対象にしなければならない。ま、官僚に結びついた利権集団の抵抗があり、道のりは険しいように見えるが、早急に、ドラスチックにやってもらいたい。

 そうそう、過去、GDPが高い時、GDPに比して国民が豊かになれなかったのは、こうして、莫大な税金が、官僚を頂点にした企業連合へ流され消えていったことが大きな原因ではないだろうかと思うようになった。以前は、米軍に大枚の税金を使って奉仕しているせいだと思っていたが、いまでは、この米軍施設建設に大枚の税金を使うのすら、公共事業と同様、この場合は防衛庁(今は省)だと思うが、防衛庁官僚とその関連ゼネコンらと自民党議員の懐へ税金が納まるという同じ構造となっているのだと思うようになった。政・官・業は、米軍すら利用して、税金で私腹を肥やしているのじゃないかって思うようになった。2兆円だか3兆円だかの、米軍再編による米軍基地グアム移転の日本持ち費用も、現地に仕事を頼まず、日本の企業が受けてすることになっていて、それは、やはり、米軍再編すら利用して、政・官・業が一体となって、私たちの税金をいただこうというものだろう。ODAだって、現物支給だから、現地政府の注文を日本の企業が取るというもので、血税を政・官・業で分配する同じ構造にある。

 こういうお金の使い方が、私たち国民を豊かにしなかったのだと思う。私たちの税金は、国内外の大型プロジェクトで、一部の人の財布に収まるようになっているわけ。

 『八ツ場ダム』については、地元の長野原町では、かつては、町をあげてダム建設大反対をしていた。それが、80年代に賛成へと転換し、今は、ダム建設中止に反対するというありさまとなっている。昨日の東京新聞に長野原町のダムに翻弄された歴史が載っていたので、ご紹介しておきたい。

 ダムに翻弄された長野原町の歴史

1947年 カスリーン台風により利根川流域大洪水
   52年 建設省が長野原町でダム調査開始
   53年 ダム建設反対の住民大会開かれる。
住民とかな曽根康弘衆院議員らが上京し、
建設省にダム拒否の決議文を提出
   65年 利水機能も持つ多目的ダムとして八ツ場ダム計画が再浮上。
八ツ場ダム連合対策委員会発足。
福田赳夫歳相が「69年ごろには完成させたい」と建設推進を表明。
条件付き賛成の連合対策委に反発した住民675人が反対期成同盟
を結成
   66年 長野原町議会、全会一致でダム反対を決議
   69年 建設省、立ち入り調査、測量を試みるが反対派が阻止
   74年 反対期成同盟委員長が町長に当選
   80年 群馬県が地元に生活再建案を提示
   85年 町長と知事が生活再建案についての覚書を締結。
反対運動が転機に
   92年 反対期成同盟が対策期成同盟に変わり、反対運動の旗を降ろす。
建設省が用地補償調査を開始
   94年 建設省、付帯工事に着手
2001年 ダム完成を2010年度に延長する基本計画変更を告示
   04年 基本計画の2度目の変更。事業費が2110億円から4600億円に
   05年 代替地分譲基準について、国交省と水没5地区連合交渉委員会が
合意書に調印
   09年 民主党政権成立。ダム中止を宣言

 まず、この歴史を見て、私が思うのは、建設省の罪深さ。

 東大出の勉強ができる人が、建設省の役人だったのだろうけど、カスリーン台風での利根川の氾濫による被害を見て、上流の群馬県に治水目的のダムを作るという大規模プロジェクトを、現地から遠く離れた霞が関の机上で、現地住民や国民を顧みることなく、勝手に決めて実行しようとしたわけで、これって、まさしく、戦地を知らず戦争経験もない軍令部の軍官僚が、戦地から遠く離れた霞が関で無謀な作戦を練り、国民を戦地へと送り出し、食糧・武器の補給もせず、300万人もの日本兵を餓死などの無駄死にさせたことと共通していると思う。この軍官僚らは、戦後も無責任を決め込み、現場指揮官に戦争責任を押し付けて、しゃあしゃあと生きながらえ、また、国民支配の側に居続けることになるが、建設省の役人も、責任をとるどころか、天下りを繰り返し、ご同様な人種とみていい。

 そもそも、台風による河川の氾濫は自然の営みであって、それを、『ダム』で封じ込めようと考えることに無理がある。河川の氾濫は当たり前のこととしてとらえ、水の逃がし方や堤防に工夫を凝らし、被害を食い止める方法を模索をするべきで、治水のために、大自然の破壊などもってのほかだ。ダムを作るという自然破壊の手痛いしっぺ返しは、きっとある。自然とは人間も自然の一部として共存すべきで、人が力でねじ伏せるべきものではない。それでですよ、下流の堤防はお粗末で、ごく普通に起こる水害すら耐えられそうにない状態なんだそうで、住民の命や生活を守るための治水なんてことは、本当は、まったく考えていないことがわかるわけで、治水のためにダム建設というのは単なる口実にすぎないってことがよくわかるね。

 軍令部が、対米戦を叫んでいたのは、予算獲得のためであって、まったく、対米戦を研究していなかった。と、同じように、国交省、ま、八ツ場ダムが持ち上がった時は、建設省なので、建設省は、自分たちのための予算獲得に巨大公共工事として『八ツ場ダム』を思いついたということだけと思う。住民のことも現場が地滑り地区で難工事となることも全く考えていなかっただろう。青写真のない見込み発車だったから、いまだに、工事は完成の目途もたたない。国交省は、戦争に突入して戦線を拡大していった戦前の軍官僚のように、泥沼、蟻地獄の「八ツ場ダム」をやめる決断もできない。ま、かれらは、税金さえ獲得して自分たちが好き放題に使えれば、あとはどうなろうと知ったこっちゃないからね。

 前段から、くどくどと何度も言っているような気がするけど、「ダム」や「高速道路」、「空港」の建設など大型公共事業、「米軍施設」や「ODA」というものは、外圧もあるだろうけど、官僚主導で立案され、使う金額や使い方をも官僚が勝手にきめ、割高な建設費として税金が支出され、官僚ルートにいる人の懐にガッポリと納まるようになっている。ようするに、公共事業は、省庁コネクションが税金を独占するためのツールなのね。

 それで、長野原町の歴史に戻ると、反対期成同盟委員長だった樋田富次郎(昭和49年4月30日~平成2年4月29日)氏が町長の時代の85年に、生活再建案についての覚書を知事と覚書を締結して、反対運動は賛成へとスタンスを180度変えている。反対派の町長が、賛成へと変化したことに驚きもある。何があったのだろうか?

 日刊ゲンダイによると、道路建設や地元対策で、すでに3200億円の税金が投下されているとのこと。4600億円の総工費のうち7割が使われたということは、ま、もちろんそういうことですね。地元には、大枚の税金が舞った。

 群馬は総理大臣を4人も出した保守王国だし、長野原町には古くから地元のドンもいる。テレビに出て、ダム中止に怒りをあらわにする住民は、「群馬を牛耳ってきた自民党の関係筋ばかり」(事情通)だという。そうでない地元民は、「おかしいと思っても口に出せない。あからさまにダム建設の中止を訴えれば、あとで何をされるか分からない」と語る。しっぺ返しを恐れているから、反対の声が聞こえてこないわけだ。ダム中止反対は、いわば「つくられた民意」(前出の事情通)というから変な話だ。

 もうひとつ、彼らを“推進派”に押しやっているのが「補償金」だ。これまでほとんど報じられていないが、この問題が地元民を縛っている。

補償金問題は表に出ず、ブラックボックスになっているのが現実です」

 こう指摘するのは、「八ッ場ダム・足で歩いた現地ルポ」の著者で、ジャーナリストの鈴木郁子氏だ。水没する世帯や田畑の所有者に対する具体的な説得1980年代から始まった。しかし、ハッキリしないことばかりだ。

「立ち退きのための補償金については個々の家の資産によってマチマチで、どこも言いたがりませんし、情報公開を取っても非開示なのです」(前出の鈴木郁子氏)

 日刊ゲンダイ本紙の取材では最高の家10億円近いが、確たる話ではない。自公政権時代の国交省は地元説明会でさえ、下流都県から契約済みの家に支払われる感謝のお金に関する資料は配布しなかったという。一説には1戸当たり800万円くらいとされていたようだが、よほど公表したくない金額なのかと勘ぐられても仕方ない。

 

移転を決意した人にとって、こうした補償制度が見直されたり元に戻ることが怖い。それで「ダム建設を計画通りに進めてほしい」の合唱になるわけだ。すでにダム建設予定地周辺には、道路建設費も含めて3217億円の税金が投じられている。ダム本体建設にはさらに1400億円が予定され、そういった工事をアテにしている地元民も多い。地元観光協会や旅館関係者はダム完成後の新しい観光地に期待している。ここで中止は死活問題というのもうなずける。

 長野原町は、ジミントウが巾を利かす狭い地域であり、だれが何を言ったかがすぐわかってしまうところで、うかつに民主党の政策に賛成などと言ったら何をされるかわからず、賛成でもとてもしゃべるわけにはいかず、結局、メディア出演してしゃべるのは、地元で実力を持つジミントウ系のおじさんおばさんってことになる。

 もうすでに使われた3217億円の税金は、どういう風に使われたのかが、とても気になる。使い道を全く不明として、すませられる問題ではない。工事の費用がいくらで、立ち退きの費用がいくらなのか、すべて明細を明らかにするべきだ。そのうえで、あまりにも多くをもらった人は返却もありうるのではないか。10億円の立ち退き料では、国民は納得しないだろう。そして、立ち退き料は、公平を規すべきだ。

 あと、気になることは、立ち退き料は、下流都県が払うことになっていることなのに、それが、いくらなのかもハッキリさせていないということは、なぜなのか。あとから、下流都県に請求書が回るということなのか、または、私たちの税金で、多額な不足金を埋めるということなのだろうか。とにかく、国交省は、使途明細をハッキリと国民に示さなくてはならない。

 地元の方は、残りの本体工事費1400億円をあてにしているとのことだが、ここから、地元に落ちるお金は、作業員が、弁当を買ったり衣類を買ったりの消費にすぎないわけで、大したものであろうはずもなく、ダムが仕上がった時には、その消費もピタリとなくなる。1400億円でダムは仕上がるはずもないけど、いずれにしても、本体工事から落ちてくるお金は、大したものではない。

 そして、ダムが仕上がった後に、ダム湖畔の温泉宿観光地となるつもりだそうだけど、温泉を楽しみたいお客は、風光明媚な自然の中でくつろぎたいわけで、情緒のないコンクリートダム湖畔の温泉宿へ行きたいと思う人は、まずいないのではないかと思う。ということは、温泉宿として活路が開けるかどうかははなはだしく疑問なのだ。

 とにかく、『八ツ場ダム』は、国民から見て、税金を官僚ルートの胃袋に捨てて借金を背負うようなことで、どこから見ても中止すべきものであり、やはり、なるだけ早く中止に向かっての手続きを進めるべきだと思う。一時は、地元の事情を考慮して、ゆっくりでもいいかなと思ったけれども。

 あと、『高速道路』『日航』と、国交省の税金収奪事業があるわけだけど、前原国交相は、『高速道路』は、前政権が決定したことは踏襲するなどと、『八ツ場ダム』とまったく整合性のとれない発言をしているし、『日航』は、自己再建させるなどと言っているし、官僚の大口税金収奪事業には切り込まずに、どうも、『八ツ場ダム』だけの中止で、終らせそうな気配を感じるわけで、ハラハラしている。

 民主党は、『高速道路』『日航』を精査して、止めるべきはやめるという政治決断を早く発揮するべきで、それができないなら、官僚主導の税金食いは止められないわけで、民主党の政治主導は空念仏になってしまう。国民の落胆は大きい。私たちには、民主党しかいない。国民が付いていると思って、ぜひ、頑張ってもらいたい。

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猛毒米不正転売事件の農水前事務次官が「大日本水産会」へ天下り

 8月30日、任期満了間近の衆院解散総選挙で、民主党が308議席を獲得する大勝をしたので、いよいよ、16日に召集される特別国会で、鳩山由紀夫首相が誕生する運びとなった。

 9月16日には、「官僚の天下りのあっせんの全面禁止」を掲げた民主党政権が発足するが、9月1日(昨日だよ!)、農水省白須敏朗・前事務次官(58)が、水産庁所管の社団法人「大日本水産会」の会長に天下ることが決まった。農水省は公表していなかった。

天下り 事故米引責の前次官が関連法人会長に 公表せず

 「大日本水産会」は、中須勇雄・元水産庁長官(65)が03年6月から会長を務め、今年5月、総会と理事会が開かれ4期目を選任されていたのに、今月1日(昨日)の臨時総会と理事会白須前次官の会長就任を決めたということは、まさしく、ところてん式駆け込み人事なんだろうね。中須勇雄・元水産庁長官は、どこへ突き出されたのやら?任期は11年5月まで約2年で報酬は年1860万円に上る。

 この「大日本水産会」って、なんと1882(明治15年)に創設されている。やってることは何なんだ?とみてみたら、近隣国と漁業協定などを結んでいる。社団法人ごときが外国と交渉して、漁業協定などを結ぶの?この社団法人のホームページに書かれているというのは、この法人の成果なのだろうね。ま、最後は、農水大臣を連れ出して、調印させたのだろうけど。

 政権を担う民主党は、現在の経済財政諮問会議を廃止して、首相直属の「国家戦略局(外交戦略を含む国家ビジョンの策定や予算編成の骨格を議論する)」を新たに設置するとしていて、すべての政策は、ここで練られることになる。

 民主党政権発足によって、社団法人ごときが、近隣国と勝手に交渉をして漁業協定を結ぶなんてことはなくなり、漁業交渉にしても、民主党政権主導で行われ、そのための作業を政治からの要請に従って、官僚は、誠心誠意に働きのみとなり、交渉をまとめたり成立させるのは、民主党政権ということになるわけよね。

 そうすると、「大日本水産会」のような天下り社団法人は必要ですか?必要ないですね。農水省官僚を使えばいいだけの話ですね。

 政治主導になると、天下り法人はまったく必要ないことがわかる。今は、何か仕事をしているように見せかけているけど、今だって、ほとんどはなくても全く困らないはず。必要な法人はもとの省庁へ戻す。省庁が所管する法人は全廃するべきだと思う。中央政治は、民主党政権主導で、各省庁を使ってすればいいだけだから。

 さて、「大日本水産会」に駆け込み天下りした農水省白須敏朗・前事務次官(58)は、去年、大騒ぎになった「猛毒米不正転売事件」が発覚した時の事務次官だ。アフラトキシンなどで汚染された猛毒米の不正転売事件は、私もいくつか記事を書いたけれども、今、検索して、「猛毒米をばらまく農水省。こんな役所いらない」を見つけた。

 ここがわかりやすいのじゃないかと思うので、引用させてもらって、あの時のことを思い出してみてもらいたい。

◆カビ毒アフラトキシン
 詳しくはWikipediaなどで確認していただきたいが、アフラトキシン(特にB1)は猛毒であると同時に強力な発がん物質である。15ppb(15g/10億)という微量で、15匹のラットがすべて肝臓がんになったという実験結果もある。

◆農水省のでたらめな説明
 9/18の参議院農林水産委員会で明らかになったが、農水省の説明はもうでたらめもいいところである。

  ・事故米販売は多数の業者の参加する競争入札と説明した。
  →実際の取引のうちの随意契約回数について突っ込まれると
   55回中の取引のうち44回三笠フーズとの随意契約と説明

  ・工業用のりの需要は合板の接着剤。統計資料によると29万3千トン
   合板接着剤に増量剤の需要が4万4千トンあり、その3分の1、1万5千トン
   増量剤に使う『米』の需要量
  →政府販売の事故米7400トンのうち1779トン三笠フーズ販売分だが、工業用のりになった量は0。後の説明で、7400トン全量が使途不明であることが明らかになった。

  ・残りの1万5千トンとの差分7600トンは何が原料か?
  →麦やコーンスターチが原料と説明。『米』の需要量と言っておきながら。

 これすべて、同一人物の回答である。全く整合性がとれていない。(参議院TVでネット視聴可能)まるででたらめである。他にも実は汚染米についてアフラ トキシンの検査は全くやっていなかった(厚生労働省に検査を丸投げしたが、厚生労働省はそもそも『事故』米で食用ではないため検査対象外だった)など、ず さんきわまりない実態が次々に明らかになった。

 農水省は、工業用糊原料としてのコメの需要量は1万5千トンであるとして、農水省が販売した猛毒米の7400トンは、工業用に使われたかのように見せかけたが、実際には、全猛毒米の使途は不明だった。ほとんどは、病院食として使われたと思われ、病人の胃袋に入ったと思われるのに、「問題ない」などとうそぶいた。

 で、ここで、大事なことは、この「猛毒米不正転売」は、大臣、政治家、国民が知らないところで起きたってこと。農水省が独断で勝手に転売をした。そして、猛毒を国民にばらまいたうえ、その責任者たる事務次官は、責任をとって辞めたかのようにいったんは辞任したが、民主党政権発足前にこっそりと天下って、税金を原資とする年1860万円という高給を2年間は、確実に受け取るわけだ。退職金も合わせれば、いくらこの人に血税が使われることになるのだろうか。

 官僚が、私たちの目の届かないところで、こそこそと猛毒をばらまいたり、勝手に外国と密約を結んでいたりするのがこの国なんだよね。政治家・国民不在の非常に、危険な国です。そして、高級官僚は、猛毒米をばらまいても、密約がばれても、どんなにミソをつけさがしても、責任は一切取らず、害を国民にまき散らしたうえ、天下っては、税金をむさぼり続ける。日本という国は、民主主義の皮をかぶってはいるが官僚主義なのね。このすごい日本をむさぼっている官僚機構を打破して、民主党は、国民主権政治主導にしようとしているわけ。

 私たち国民は、民主党を全身全霊で応援すべきじゃありませんか?

Cyndi Lauper-All through the night

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「日本海軍 400時間の証言」から、「省庁あって、国家なし」を見る。

 昨日は、敗戦記念日。一日遅れとなりました。

 まず、終戦記念日という言い方は、敗戦を認めない無責任官僚の知恵なのだと思う。

 NHKスペシャルで、「日本海軍 400時間の証言」というのをしていたが、非常に興味深いものだった。

 旧日本軍の軍政は、内閣から独立し、統帥権をもつのは天皇だけだった。海軍大臣と陸軍大臣は、天皇を輔弼するとなっていた。その下に、軍令部(日本海軍)があったが、軍政と対等となっていったので、戦争の作戦を練って各地へ指令を出していた軍令部は、海軍の最高総司令部で、当然、作戦の全責任は軍令部にあるはずだ。ところが、この軍令部は、敗戦後、第二復員省と名札を掛け替え、こんどは、連合軍の戦争責任追求から海軍参謀を 守るための活動、彼らにとっては第二の戦争をする。彼らは、海軍参謀が極刑すら免れられたら、終身刑であっても、講和条約が結ばれたのちには、釈放することができるとして、GHQに見つかるのも覚悟の上で、公文書の捏造すら行い、現地指揮官に責任をなすりつける工作を行い、幹部救出活動に専念していた。そのため、海軍では、現地指揮官の判断で捕虜の虐殺などが行われたことにされ、現場の指揮官が処刑されたが、海軍参謀は、一人の処刑者も出さなかった。東条英機ほか処刑された面々はすべて陸軍参謀だった。とくに東条英機は、天皇に責任を負わせないために日本軍のトップとしての責任を一身に負わされた。 講和条約締結後、巣鴨に収容されていた戦犯は続々と釈放され、娑婆に復帰する。戦犯から首相も誕生する。日本の社会が戦前の官僚主導に回帰していくのは、当然の帰結だったなと思った。

 軍官僚が、後先考えず戦争を起こし、300万人もの国民を犠牲にし、他国民にはさらに多くの犠牲者を出していながら、海軍では、戦争の責任を陸軍と現場に追わせ、上層部は生き延びられるように、敗戦後に第二の戦争として連合軍対策が実行されていたことを知って、あーそうだったのか、なるほど、今がわかったと思った。無責任官僚が 今も昔ながらに続いているのは、戦前の軍官僚が、反省をするどころか、のうのうとのさばっていくようにその官僚自身が画策した結果だった。特攻として、敵艦に 突撃して尊い命をささげた若者は、このような反省もせず責任もとらず、自分たちが生き延びるためには部下の命も差し出すという官僚に操られてのものだったわけですね。なんと虚しい死でしょうか。

 処刑された陸軍の戦犯たちも厚生省が手配して靖国神社に祀られ軍神となった。ここで何かを考えないわけにはいかない。私は、第一復員省 (陸軍)と第二復員省(海軍)は、やがて厚生省に吸収されていったのではないかと想像するけど、厚生省内の旧陸軍官僚が戦犯として処刑された陸軍参謀の汚名をそそぐために、靖国神社へ手配したのではないだろうか。海軍では、無責任を決め込み、幹部が処刑をまぬがれるようにあらゆる手を尽くしたことを考えれば、陸軍は処刑された後ではあるが、その汚名をそそごうとして靖国神社へ祭ったということは十分考えられる。

 靖国に戦犯として処刑された参謀が祭られた理由について私の思うところを、陸軍官僚と限定してはいなかったが、以前にも書いている。いまは、旧陸軍官僚がやったと確信的に思いますね。そうでないと、他の省の官僚がやるはずがない。

 あと、いまさらながらにわかったのが、旧日本軍とは、陸軍と海軍が、縦割り軍隊の形態をなしていたこと。陸軍と海軍は、協力することはほとんどなかった。むしろ、予算獲得とか、利権獲得とかで、競争し、反目し合っていたわけで、陸軍と海軍の戦争をも懸念されていたというから、とても一国の軍隊として統制のとれたものではなかった。陸軍と海軍はそれぞれ単独で戦争をしていたので、非常に非効率な戦いだったと言える。

 さて、思い起こすのが、今の各省庁。縦割り行政といわれているが、陸軍と海軍の関係と同じで、行政が縦割なのじゃなくて、縄張りが縦割りなのだ。各省庁は、自らの縄張りで権益を拡張する努力を惜しまないのであって、その視界には国民はまったく入らない。この番組には「海軍あって、国家なし」との副題が付いているが、今の日本とは、「省庁あって、国家なし」と言える。「省庁あって、国民なし」とも言える。

 この衆院選で、政権交代を勝ちとったのちに、このような国家不在、国民不在の官僚組織は必ず終わらせなければいけないのです。

【少々訂正ならびにつけたし】8月23日

 「講和条約締結後、巣鴨に収容されていた戦犯は続々と釈放され、娑婆に復帰する。戦犯から首相も誕生する。」と書きましたが、

 東京裁判で死刑の判決を受けた東条英機元首相と7人が絞首刑を執行された翌日に、東条内閣で商工大臣を歴任した岸信介氏、超国家主義団体の指導者笹川良一氏、児玉誉士夫氏ら、19人のA級戦犯が巣鴨拘置所から釈放されています。

 岸信介氏はのちに首相になった人ですが、彼の釈放は、明らかに米国の意思によるもので、岸氏と米国との間には、岸氏が戦後日本における対米追随の協力者となる密約があったとみられています。

 また、春名幹雄氏が、米国の国立公文書館で調査したところによると、「岸氏は、巣鴨で、裁判や取り調べに精通した検事に取り調べを受けたのではなかった」と分かっています。

 岸氏を取り調べたのは、GHQの中で情報を担当するG2の将校であり、米国は最初から岸氏を起訴するつもりはなく、岸氏からは、他の戦犯容疑者を起訴するための情報をとるのが目的ではなかったかと、思われています。

 撮影禁止の米国公文書に、「G2が岸の釈放を勧告した」との文もあったそうです。

 さらには、アリゾナ大学のマイケル・シェラー教授が、「岸は1953年(昭和28~30)にかけて、頻繁に訪米し米国政府関係者に日本政府の内部資料についてレポートを渡していたようだ。その見返りとして、1955年ごろから米国政府は岸に資金を提供するようになった。岸が選挙に勝つようにという意味だと思う」と、テレビで発言しています。

 もちろん、対米追随協力者(日本にとっては売国奴)として釈放されたのは、岸氏だけではなく、東条英機元首相ら7人の戦犯が処刑された翌日に釈放された岸信介氏、笹川良一氏、児玉誉士夫氏ら、19人のA級戦犯たちすべてだといえるでしょう。

 この人たちと、講和条約後に釈放された人たちとは別に考えるべきで、講和条約後に釈放された人たちは、売国的考えは持っていないが、戦前の官僚機構復活をさせるため、自分たちが支配者となるため、日本国憲法の骨抜きに力を注いだわけで、政治家も骨抜きにし現在の官僚主権を作り上げ、国民の上に君臨するようにしたと思っています。

 なお、現在は、この官僚機構が、米国の支配下となっています。

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田母神俊雄・前航空幕僚長の処遇に見る政府の本音

 「我が国が侵略国家だったというのはぬれぎぬ」と主張する論文で、問題となっていた田母神(たもがみ)俊雄・前航空幕僚長は、なんの処分も受けずに3日付で退職になっていた。(と書いたけど、更迭して、定年退職させたとのこと。でも、こんなの更迭には見えないでしょ。)

<航空幕僚長更迭>処分せず退職…政府は幕引き優先

11月4日1時17分配信 毎日新聞

 

 政府見解に反する論文を発表した田母神(たもがみ)俊雄・前航空幕僚長を、政府は処分もせず3日付で退職にしたが、幕引き優先の対応で、問題があいまいなままになる恐れは否めない。

 防衛省が調査をわずか3日で打ち切った理由は、「本人が事情聴取に応じない」。応じない、で果たしてすむ問題なのか。インド洋給油活動を延長する新テロ 対策特別措置法改正案などの国会審議で野党に攻め手を与えないよう早期の事態収拾を図るための取って付けた理由という印象が残る。調査する側の内局官僚 (背広組)と自衛官(制服組)の間で常に指摘される不和が、「遠慮」につながった可能性もある。

 一方、田母神氏が一民間人になったことが逆に、早期収拾の障害になる可能性もある。国会には「制服組は答弁しない」という不文律があるが、そのしばりが なくなるからだ。田母神氏は3日「国会で参考人招致があれば積極的に応じる」と強調しており、同氏が再び持論を展開すれば、国会の紛糾は必至。新テロ法案 の参院審議は6日以降、未定。先行きは一層、不透明になった。【松尾良】

 という風に毎日新聞は書いている。

 が、私は、このように思う。

 政府の見解は建前としては、95年に閣議決定された、植民地支配と侵略で「アジア諸国の人々に、多大の損害と苦痛を与えた」とした村山首相談話であるが、本音としては田母神氏と同じなのだと思う。だから、同じ考えのものを処分などできなかったというか、する気が起きず、氏は政府にむしろ守られるような対応となったのではないだろうかと。

 太平洋戦争を起こした旧日本帝国官僚は、GHQ占領も生き延びて政権の中枢にい続け、今日の政府をつくっているので、そもそも、日本政府は、戦争の反省などはまったくしたことがないのである。(本音では)

 1966年(昭和41年)厚生省引揚援護局調査課長が「靖国神社未合祀戦争裁判関係死没者に関する祭神名票について」の通知に基づき祭神名票を送付。1970年(昭和45年)に靖国神社の崇敬者総代会でA級戦犯の合祀が決定された。(ウィキペディアより)

 という事実を見れば、厚生官僚が戦争指導者の合祀を手引きしたことは明らかである。戦争を反省していれば、とてもできることではない。旧日本帝国官僚と靖国神社は仲間であり、また仲間である戦争指導者たちの戦争犯罪人との汚名を潅ぐために神として靖国神社へ合祀したと考えれば、何の不思議もないことである。

 こういう政府が連綿と続いてきたからこそ、いつまでもいつまでも、田母神氏のように政府の中から戦争に無反省な人が次から次へと出てくる。無反省というより、日本の戦争は正しかったという認識が政府内で本音として共有されているという土壌があってこそ田母神氏のような人が出てくるのだと思っている。

 で、このような政府をどうしたらいいのか。

 とりあえず、徹底的な政府の責任追及を小沢さん、野党のみなさん、よろしく。

小沢氏「空幕長更迭で済む問題ではない」

11月3日19時49分配信 産経新聞

 

 民主党の小沢一郎代表は3日、都内で記者団に対し、田母神(たもがみ)俊雄・前航空幕僚長が先の大戦を日本の侵略とする見方に疑問を示す論文を公表した 問題について「以前にも同じ趣旨の論文を書いているそうだ。そういう人だと分かっていて(空幕長に)任命した政府の責任は非常に大きい。(空幕長を)更迭 すればいいという話ではない」と批判した。

 まぁ、日本が、いまだに戦前を引きずっているのは、戦前からの官僚が自民党を媒体として今も幅を利かせているからで、だから、自民党には、どうしても政権を去ってもらわなくてはならないわけで。そうでなければ、日本は、戦前すら払しょくすることができない。

 ということで、

 来る衆院選では、絶対に政権交代させましょう!

 しかし、解散総選挙がいつになるかわからないということで、ポスターを張る板を作っているところなどは、保管に困っているんだそうな。学校なども選挙に日程を空けて置かなければいけないので、予定が立たないという。ホントに、麻生自民党は、なんて迷惑千万な政党なんだろうね。

【追加】

  田母神(たもがみ)俊雄前航空幕僚長が政府の歴史認識に反する論文を公表した問題で、発覚当日に浜田靖一防衛相が行った事実上の辞職勧告を、田母神氏が拒否していた

<航空幕僚長更迭>辞職勧告従わず 発覚当日、防衛相に対し

11月4日21時23分配信 毎日新聞

 

 田母神(たもがみ)俊雄前航空幕僚長が政府の歴史認識に反する論文を公表した問題で、発覚当日に浜田靖一防衛相が行った事実上の辞職勧告を、田母神氏が 拒否していたことが4日、わかった。このため防衛省は田母神氏を先月31日付で空幕長から更迭。3日後に定年退職させたが、田母神氏が浜田防衛相の辞職勧 告を拒否したことは、政治家が自衛隊を統括する文民統制(シビリアンコントロール)の観点から問題視する声が出ている。

 関係者によると、論文が公表された31日夜、浜田防衛相は田母神氏に電話で「空幕長としてこの内容は問題だ。お辞めになったらどうか」と自発的に辞職するよう促した。しかし田母神氏は「信念に基づいて書いた。辞表は出さない」と拒否したという。

 これを受けて同省内では一時、懲戒処分も検討されたが、自衛隊法に該当する規定が見あたらず、田母神氏を同日にいったん空幕長から航空幕僚監部付に更迭 した。さらにその後も辞職の手続きに応じなかったとして、今月3日に定年退職させる「強制措置」を取った。一方、田母神氏は同日の記者会見で「私は防衛相 の決定に従って辞める。シビリアンコントロールに服している」と強調した。【松尾良】

 田母神氏が受賞した「アパグループ」の懸賞論文には、田母神氏以外にも50人以上の自衛隊員が応募していたことなど、アパと自衛隊の関係は、相当深いらしい。アパで自衛隊員の洗脳が行われていた?

J-CASTニュースの下記ニュースをお読みください。
田母神「侵略否定」論文の背景 自衛隊とアパグループの密接な関係

  田母神(たもがみ)俊雄航空幕僚長(60)が懸賞論文で政府見解に反する主張を展開し、最優秀賞の受賞が発表された直後に更迭された。この懸賞論文を 募集していたのは、ユニークな帽子をかぶった女社長がホテルのCMに登場することでも有名な「アパグループ」。田母神氏自身がグループ代表の出版記念パー ティーに出席していたほか、「田母神氏以外にも多くの自衛隊員が応募していた」との指摘もあり、自衛隊と同社との関係に注目が集まりそうだ。

<略>

   田 母神氏は前出の「報道されない近現代史」の出版を記念して08年6月2日に開かれたパーティーで、招待客の一人として挨拶しているのだ。産経新聞が6月 10日に伝えたところによると、パーティーが開かれたのは、千葉市美浜区にあるアパホテル「東京ベイ幕張」。西武鉄道が所有していた「幕張プリンスホテ ル」を、アパグループが05年に約132 億円で買収した。

   記事によれば、パーティーでの田母神氏は、航空自衛隊のイラクでの活動が違憲とされた判決に「そんなの関係ねぇ」と発言したことが問題化したことを念頭に

「私は危険人物らしいが…」

と述べて会場を沸かせた上で、

「戦後、自分の国を守る言論は抑制されたが、反日的、日本の悪口をいう言論は自由だった。安全保障の根幹の問題が解消されない限り、この国を立派に守っていく態勢はできない」

などと持論を展開したという。パーティーには1500人が出席し、臼井日出男・元防衛庁長官も、あいさつに立ったという。

   新聞各紙が11月4日に報じたところによると、懸賞論文には50人以上の自衛官が応募していたという。これが事実とすれば、アパグループと自衛隊が密接な関係にあり、応募の働きかけが組織的に行われた可能性もありそうだ。

 これは、これは、徹底的に追及すべき。アパの後ろには、誰がいるか。。。

 アパというと、耐震偽装、安晋会。

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電力会社値上げに関してから農水省輸入小麦に群がる天下りの実態へと。

 先月18日に、電力各社が、「電気料金上げ幅圧縮」すると表明したと報道された。その時に、書いた記事が「厚かましい電力各社の「電気料金上げ幅圧縮」発表」で、ここでは、来年1~3月に電気料金の大幅値上げを予定していたが、値上げの幅を半分程度にするということだった。

 現在原油価格は、このときの記事より、世界的な金融と為替市場の混乱で、1バレル60ドルを割り込む可能性があるほどである。原油価格の値下がりを考えると、電気代値下げを検討していいところであるにもかかわらず、値上げすること自体厚かましいとしか思えないが、しかも、値上げは半額程度に止めるのかと思っていたところ、なんと、電気料金大幅値上げは、段階的にして最後には、当初の値上げ分を全部値上げするとのことで、この厚かましさには、ただただ驚いている。

 政府は、選挙が近いので、自民党に不利にならないよう、各電力会社に、目立たないように値上げしなさいという消費者を欺く作戦を指導したと考えられるが、結局、大幅値上げして家計を圧迫するのが段階的であることを持って、「食料品などの物価上昇に苦しむ家計の負担急増を抑えたい政府の要請に応じた」などと、消費者に恩着せがましく言っているわけ。

 原油高を理由に値上げする理由は今はまったく見当たらない。電気代値上げは、一般家庭向け基本料金でしょ?庶民が絶対に節約できないところで値上げしている。生活に直接に響くわけで、絶対に許せない。

 原油価格急落、為替変動で、思い出したのが、輸入小麦粉。輸入小麦粉は、農水省が一元的に輸入し、製粉会社に売り渡す仕組みになっている。その輸入小麦粉は、今年だったと思うが、原料小麦の暴騰や原油価格高騰で、農水省により価格が段階的に引き上げられてきた。が、現在、輸入小麦自体の動向は知らないけれど、オーストラリアドルは、対円で半額程度に暴落している。だから、単純に考えて、半額程度で買えるわけで、原油価格も暴落している中、輸入小麦は格安で輸入できていると思う。であるなら、輸入小麦粉は値下がりしていいはず。しかし、値下げするなんてことはいっさい聞かない。農水省はだんまりを決め込んでいるのはおかしい。

 と思って、輸入小麦粉値上げに関連したニュースなどあちこち調べているうちに、またしても、農水省とその天下りがタグを組んでこの小麦粉輸入に寄生している事実に出くわしてしまった。

小麦取引で潤う天下り法人~食品値上げ相次ぐ中で (2008/8/23 放送)

 リンク先でお読みください。すっごく長くなるけど、こちらへも引用させてもらうことに。

輸入小麦の「上乗せ金」

 外国産小麦は農林水産省が一元的に輸入し、製粉会社に売り渡す仕組みになっている。

 その際、農水省製粉会社から「マークアップ」と呼ばれる上乗せ金(小麦1トンあたり16,868円)を徴収している。

 2008年4月現在の外国産小麦の売り渡し価格は69,120円/トン(平均)だが、計算上はこの約4分の1が、マークアップで加算された分ということになる。


 高額のマークアップが使われる先は、国内生産者への補助金だ。

○木下製粉 木下敬三社長インタビュー
「実際輸入された価格に、ある一定価格、我々はマークアップと呼んでますが、それを上乗せした値段で我々は買ってるわけです。輸入麦の売却益で国産麦の補助金を補填する、と。」

 農水省は、価格がどれだけ高騰しても輸入小麦への上乗せ金はやめられない、と説明する。

○農水省食糧貿易課 梶島達也課長インタビュー
「自給率を高める、国産麦を振興する、という観点から必要な経費として引き続きマークアップを確保していく必要はある、と考えている。」

 しかし小麦の価格にはマークアップ以外に不透明な金がさらに上乗せされていた。そしてそれは、農水省の天下り法人に流れていた。
 

天下り法人への「拠出金」

 製粉会社が小麦を買い取る際、国産・輸入物を問わず、マークアップ以外に「契約生産奨励金」など「拠出金」と呼ばれる金が加算されている。1トンあたり1,530円の上乗せだ。

 年額85億円にも達する小麦の拠出金だが、この金に法的な根拠はない

○記者
「払わずに済ませている人はいないんですか?」
○木下製粉 木下敬三社長インタビュー
「それはないですね。払わないと(政府が)原料麦を売ってくれない仕組みになってますから。前金制ですね、小麦の場合は。」

 支払い先財団法人「製粉振興会」(東京・中央区)だ。常勤の役員と職員15人のうち5人が農水省OBという天下り法人だ。

 天下り法人がなぜ、小麦価格に上乗せされた年間85億円もの拠出金を集めているのか。農水省から再就職した専務理事に尋ねた。

○記者「契約生産奨励金とはどういうものか?」
○製粉振興会 鈴木五六専務理事インタビュー
「これは大昔の経緯は私もよく存じ上げないが、今は(小麦の)民間流通への移行と国産麦の品質向上を目的にしていると聞いています。」

 「拠出金は生産者や製粉業者への助成金にあてている」とこの理事は説明するが、その金はこんな事業にも使われていた。


 ビルの一角には製粉振興会のPRコーナー「コナちゃんコーナー」がある。ここには、そうめんや小麦粉が並べられている。イメージキャラクター「コナちゃん」がパンができるまでを解説するパネル。こうした小麦の広報宣伝事業に年間4,300万円が使われていた

 さらにビルの中には「料理研究所」という施設も。中に入ってみると料理教室が開かれていた。小麦を使った料理を普及させるため、昭和44年(1969年)から行っているという。この事業には年間約3,000万円が支出されている。

○記者「小麦を使った料理の研究は 他の料理学校でもやっているが?」
○鈴木専務理事「小麦を中心に据えたっていうのは、あまりないんじゃないか。」

 製粉振興会はこのほか、北海道など遠隔地で採れた小麦を本州の製粉会社が引き取る際、輸送費を助成するなどの事業を行っているという。しかし、実際の業務はもっぱら書類の審査だ。

 天下り役員の報酬を含む年間の人件費約1億円も、小麦価格に上乗せされた拠出金から出されている

○記者「農水省から再就職した人の人件費になっているのでは?」
○鈴木専務理事「誰が職員なり役員として働こうが、もし事業をやろうとすればその人件費は当然必要になる。」

 しかし製粉関係者からは、事業そのものの必要性に疑問の声があがる。

○製粉業界関係者インタビュー
「正直言うと全然わからないですね、その活動自体が。暗黙のムダな部分ってみんな思ってるんじゃないですか。そこでお金が抜かれることにおいて製粉の価格が上がってるのは良いわけないですよね、私らにとって。(目的は)天下り先でしょうね。」
 

別の天下り法人にも「拠出金」が…

 小麦に上乗せされた不透明な拠出金。ところがその金のうち61億円は、さらに別の天下り法人に流れ込んでいた。

 社団法人「全国米麦改良協会」(東京・千代田区)。常勤の役員と職員10人のうち7人が農水省出身という、これまた天下り法人だ。

 製粉会社から集めた拠出金を生産者団体に分配する事業を行っているという。

 全国米麦改良協会の仕事の一つは小麦のランク付けだ。助成金はこのランクに合わせて支払われるが、実際に小麦の品質調査は外部の分析機関に任せている。

 全国米麦改良協会の仕事もまた、書面での審査が中心だ。

 理事年収約1,600万円(上限)だが、これも一部は小麦の拠出金からだ。

○記者「農水省から再就職した人の人件費になっているのでは?」
○全国米麦改良協会 百足芳徳副会長理事インタビュー
「そういう業務にある程度、通暁(つうぎょう)している。単に"天下り"うんぬんということで受け取られるのは、おかしいんじゃないか。誰がやっても金はかかるんだと思います。」
○記者「役員は必ず農水省から来なきゃいけない、と指定席になっているのがおかしいのでは?」
○百足芳徳副会長理事「うーん、指定席というか、誰か適当な人をという時にどういう採用をするかという問題だと思いますけどね。」

 では、製粉会社に前払いさせている拠出金に問題はないのか?

○記者「100%強制的に徴収しているが。」
○百足芳徳副会長理事「強制ではなく合意に基づくものですから。」

 と、あくまで製粉業界が自主的に拠出していると強調する。しかし…。

○記者「自主的に納めていると言ってるが?」
○製粉業界関係者インタビュー
「それは言葉の方便でしょ。自主的にお金を納めるってことはないでしょ。製粉振興会にお金が流れていること自体を知らない人が多いですよ。」

 続きも読んでください。

 農水省は、完全に国民に寄生してる機関だと思う。こんな省庁が、公僕として働いているなんてことはあり得ないのであって、国民にいかに寄生するかとか、そのための支配をどうするかしか考えないと思った方が正しい。これは、農水省に限らず、どの省庁も同じで、省庁をどうにかしないことには、国民の首は絞め続けられる一方で、この省庁らにより滅ぼされることになると思う。

 で、一言。

農水省は、天下りへ流すための「拠出金加算1トンあたり1,530円の上乗せを廃止しなさい!

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金融機能強化法の「農林中金」に公的資金を一括注入にもある、天下り問題。

 先ほども「金融機能強化法」関連記事を書いたけど、書き足りないのでも再度書くことにした。

 政府が国会へ提出した金融機能強化法案は、歴代の農水省事務次官が代表を務める天下り金融機関であり、投資銀行のように44兆円も有価証券に投資し今回のサブプライム発の金融危機で多額の損失を出している「農林中金」に、公的資金を一括注入し、傘下の協同組織金融機関の資本支援に活用したり、自身の健全性に活用できる枠組みを新設したというもので、天下り官僚がマネーゲームをして空けた大穴を税金で埋めてあげるという虫のいいお話だった。。。

 従来の金融機能強化法は、金融機関が公的資金を申請する際、経営責任や経営再編を条件としていたが、それも緩和している。。。

 あ~、もう、本当に官僚ってすごいっすね。預かったお金でやりたい放題の挙句、責任を取らず、損失は税金で埋めてもらい、農林中金は生き伸びる。そして、農林中金への農水省事務次官の天下りは確保され、高給をもらい、そしてまた、無謀な?無能な?資金運用を行い大損失を出し、また、税金で穴埋めする法案を通し穴埋めする。。。という、農水省事務次官スパイラルがエンドレスとなるわけね。これが、日本の国損でなくてなんなんだ?

 これはたまったもんじゃない。これじゃあ、税金がいくらあっても足りないってもんじゃないの。官僚は、自分たちのお金の使い方が悪くて、国庫金が足りなくなったのに、足りないからといって、社会保障費を削るという暴挙に出て、国民の国民生活をズタズタにしている。医療はほとんど崩壊寸前となっている。農林中金に穴埋めできるお金があるなら、医療に出しなさい。

 改革すべき対象は、失策を改めない官僚や官僚の天下りにこそあり、いったいどれほどの税金が無駄に使われたのかわからないほどだというのに、消費税の増税も言い出している。国民へ責任転嫁も甚だしい。

 無駄遣いの源泉を改革せよ!省庁に問題アリ!

 そうでなければ、いくら増税しても、底の抜けたバケツに水を入れるようなものでしょ。

 しかしまぁ、私たちは何で、省庁に税金でこんな仕事をしてもらわなければいけないのか。無駄遣いや無責任な行政をさせてあげて、天下り先を確保保護し、高給をあげなくてはいけないのか。こんなことをしてほしいと思っている国民は一人もいないと思うけど。
 
 本当に、現在の省庁の存在は、国民にとっては、有害無益としか言いようがない。

 改革は、省益のために働く省庁ではなく、国益や国民のために働く省庁へとすることなのに、出てくる政策は、天下り先の保護だったり、国民への増税だったりで、いつまでもアベコベ大間違いなのは、現政権が官僚に支配された自公政権であるからでしょ。

 金融機能強化法案に「農林中金」救済が含まれていることに難色を示している民主党の方が、自公政権よりは、はるかにまともな政党だと思う。

 官僚に支配された法案しか出せない現政権が続くより、民主党に政権を任せた方が、まともな景気対策を期待できると思うから、麻生首相は、さっさと解散して総選挙をしたら?

 国民は自公政権の疑惑の景気対策でイライラするより、選挙に時間がとられても、自公政権に下野してもらう方を望んでいると思うよ。

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金融機能強化法で、農林中金巨額損失救済の疑惑。

  政府は24日午前の閣議で、金融機能強化法改正案を閣議決定。

  立案理由は、

中小企業への貸し渋りを防ぐため、地域金融機関などへの公的資金による資本注入を可能とするため

 としているが、これは表向きの理由でしかない。
 皆様、法案は、内容をよくよく見ないと騙されるのでご注意あれ~。

 金融危機の緊急性に乗じて、解散をちらつかせた浮足立った国会へ提出した金融機能強化法は、農水官僚が支配する農林中金の巨額損失を救済できるようにしている。

 そういうことだったのか、官僚は抜け目がない、と実に実に関心したな、もう。

 リンク先お読みください。一部抜粋させてもらいます。

金融機能強化法が復活、農水官僚が支配する農林中金の巨額損失救済の疑惑

農林中央金庫の問題

 農林中央金庫は、農林中央金庫法という農水省の法律に基づき設立された金融機関で約1万店舗あるJAバンクの親銀行である。

JAバンクが集めた約60兆円の資産を持っている。

出典:農林中央金庫ホームページ http://www.nochubank.or.jp/disclosure/index.shtml

この農林中央金庫の問題点として

【1】天下り

 

農林中央金庫のトップは歴代全て農水省の事務次官OB。また、役員にも農水省のOBが入っている。そしてこの役員の報酬は政府系機関であるにもかかわらず公表されていない。

 他の政府系機関はすべてなんらかの形で役員報酬を公開しているが、この農林中央金庫だけが役員報酬を公開していない(平成20年度で役員13人で4億3000万円とだけ公開本日口頭で公開され。単純計算でも一人3400万円。理事長は一億円近く貰っている可能性もある)

【2】貸し出しが異常に少ない

 61兆円の資産(2008年3月時点)のうち、貸出しは9兆円、全体の16%しかない。つまり、農業や企業への資金提供にはあまり役に立っていない。

 ちなみに農林中央金庫の役割は法律上「農林水産業への資金の提供」である。本当にこの役割を果たしているのかはたはた疑問である。 

【3】有価証券に投資し過ぎ

 一方で有価証券は36兆円の59%となっている。投資銀行のようになっている。すでに多額の損失が発生している。

 

この投資の失敗を税金で支えることが本当に必要なのか? 疑問である。

  なお、この金融機能強化法は、農林中金のほかに、新銀行東京も救済の対象になる。これは、うかうか通すわけにはいかない。 

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猛毒米輸入は、農水省天下り会社の汚染見逃しが原因。

 地上最強の天然発がん物質アフラトキシンB1やら農薬メタミドホス、アセタミプリドに汚染された輸入米は、どうして日本に入ってくることになったのか。

 ベトナムなど輸出国の検査がいい加減だったからだろうとか、輸出国が汚染米と知っていながら輸出したのだろうなどと思っていたが、そういうふうに輸出国に責任があることでは全くなかった。

 「捉えてみればわが子なり」じゃなくて「捉えてみれば農水省天下り」という感じ。

 テレ朝の報道ステーションで、驚くべき事実が明かされていた。

【汚染米】 汚染米検査 天下りの闇 【事故米】 - 13 分 -

 このニュースで、汚染米輸入の原点となるWTOの交渉でさえも、天下り法人と天下り会社の利益のために行われているのではないか、MA米の受け入れを決定したのではないかと思えてきた。ホントに省庁というのは、国民のための仕事をしているのではなく、自分たちために税金使いまわしの方法ばっかり考えているところだなと思えるから、ぜひ、よくご覧くださいね。

 例えば、ベトナムの場合、お米を輸出する際、ベトナム政府系検査会社で、コメ粒の大きさから残留農薬に至る様々な分析を行うが、日本へ輸出する米だけは、例外的に検査していないという。日本への米は「OMIC(オミック)社」が検査する、日本政府は日系企業しか使わないとのこと。

 そこでリポーターは、ベトナムにある「OMIC(オミック)社」を訪ねるが、意外にもそこでは、農薬の検査は行われておらず、ただ単に米のサンプルを採取して日本の検査機関へ送るだけとのこと。検査日本穀物検査協会が行っているとわかる。下記のような流れとなる。 

 OMIC(サンプル採取)→空輸→日本穀物検査協会(残留農薬の検査)

 農水省は米を輸入する際、安全性の確認を以下の二段階で義務付けている。

1、輸出国での検査
2、船積段階での検査

 この2段階を合格して、日本の港まで運ばれて、そこでの検疫(厚労省)で、許容量の3倍のメタミドホスが検出されたとなっている。

 しかし、先ほど述べたように、二段階を合格しているといっても、日本で検査しているのであって、輸出国での検査は行われてはいない。船積み段階での検査については、サンプル空輸で日本穀物検査協会が行ったかどうかは、わからなかったが、日本穀物検査協会は、二段階の検査で見つけられなかったといっているから、船積段階でも空輸された米を検査したのだろうと思う。とすれば、農水省が義務付けた二段階の安全確認は、行われていないということではないのかな?

 どこの国でも輸出国の検査機関に検査をゆだねているのに、日本だけが天下りのために不要な「OMIC」なんて米を採取するだけの機関をつくっていて、現地の検査機関に任せておけばいらない無駄な税金を使っているわけで、また、余計な機関を作ったために、今回の汚染米輸入の責任は農水省の天下りの「OMIC」のサンプル採取に問題があったのか、「日本穀物検査協会」の検査に問題があったのかもわからなくしている。

 これらの天下り会社が農薬など汚染を見逃し、日本の港での検疫(厚労省)で、アセタミプリド検出となったわけで、天下り会社の見逃しだから輸出国へつき返すなんてことはできるはずがないことだった。それで、事故米として倉庫に保管、のち業者へ売り、食用として市中に出回らせることになったのでしょうね。

 汚染米流通は、 農水省の責任!

 民間へ責任を全部押し付けて責任を逃れることは許されない!

 ベトナムに限らず、タイ、アメリカ、中国、オーストラリアなど、日本へのコメ輸出国に「OMIC」は、支店を置き、ベトナムと同じ方法で輸入している。

 日本は、天下りを養うためにあるような国ですね。

 天下りを根絶しないことには、私たちは安全を失い、税金は無駄に使われるということ。

 そして、この天下り二社は、両社とも本社が東京兜町の同じビル内にある。

 だから、東京兜町の「OMIC」は、送られた米のサンプルを同じビルの3Fにある「日本穀物検定協会」へ持っていくだけという、古館キャスターは丸投げと言っていたが、そのとおりで、日本で検査をするにしても、現地から直接日本穀物検定協会」へ送ればいいことなのに、天下りのためにある無駄な会社ということが分かる。もっとも、輸出国に検査を任せれば、そもそも、OMIC」と「日本穀物検定協会」は、どちらも不要な会社ということだけどね。

 検査料は年間20~30億円とみられる(もちろん税金)

 さて、天下りの二社を紹介しておきましょう。 

OMIC(東京兜町本社)

役職員数360人

谷萩眞一社長
2001年~2003年 北陸農政局長

取締役3人が農水省OB

日本穀物検定協会(東京兜町本社)

役職員数460人

濱口義曠会長

1989年~食糧庁長官
1991~92年農水事務次官

1993年 生物系特定産業技術研究推進機構理事長
1996年 日本中央競馬会理事長
1999年 農林中金総合研究所理事長
2001年 日本穀物検定協会会長

 濱口会長は、輸入米導入を決めたガット・ウルグアイラウンドの交渉に深くかかわった人物で、4つの団体を渡り歩く典型的な天下り官僚

 WHOの交渉さえ天下りに有効利用した?

 いったいいくら退職金(税金)を受け取ったのだろうか?

 これでも官僚や官僚の天下りに怒りがわいてきませんか?

 とりあえず、ここで言えることは、

OMIC」と日本穀物検定協会(東京兜町本社)は、不要だから、廃止しなさいってこと。

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官僚出身は、官僚支配を打ち破れないのだろうか?

 官僚出身は、官僚支配を打ち破れないのだろうか?

 私が、官僚支配の弊害を真剣に考えるきっかけになったのは、宮本政於(まさお)著「お役所の掟」「お役所のご法度」を読んでからだ。宮本氏は、厚生省官僚として現役の時に、たった一人でお役所の不合理と闘かう様子を赤裸々に書いた。

 これを読んで、「官僚支配」の深刻さに気づき、「日本の政治改革は、官僚支配を終わらせることから。」 を書いたのだけど、書いたのが今年の8月4日だから、「官僚支配」の深刻さに気付いてから、まだ、2カ月ほどにしかなっていないのね。

 その後、金子仁洋著「官僚支配」と「政官攻防史」を読んで、いよいよ「官僚支配」に危機感を持つことになるが、この金子仁洋氏も元警察官僚である。

 また、元外務官僚天木直人氏の今日のエントリ「民主党の山口壮議員は平和外交を託す事のできるこの国のリーダーになれるか」で、キャリア外交官出身で民主党「次の影の内閣」外務大臣候補という山口壮氏の言葉が紹介されている。サンデー毎日(10・19号)誌上からとのこと。引用させてもらいます。

 「・・・(給油活動の対象である)アフガン情勢が悪化する中、戦略を誤っている米国の言うままに『テロとの戦い』を大義名分に掲げる麻生首相は完全に間違っています・・・
  アフガン問題の根本には、米国の中東政策の失敗があるのに、麻生首相や自民党にはその認識が著しく欠けています。アフガン攻撃の理由とされた2001 年9月の米同時多発テロは、米国がパレスチナ問題などへの対応をめぐり、世界中のイスラム教徒を敵にしたため起きてしまった。正しい世界観の持ち主なら、 米国自身にも原因がある側面に気付くはずです・・・
 小泉純一郎元首相は『対米関係さえ良ければ日本の安全保障は大丈夫』とうそぶいたが、そんな考えはあまりに幼稚です・・・
 米経済に変調をもたらした根本原因は、アフガニスタンとイラクで垂れ流す巨額の戦費です。毎日6000億円から1兆円と報道されていますが、75兆円の金融安定化法案に比べ、いかに途方もない金額であることか・・・
 麻生首相が志向する”御用聞き”外交では日米双方の国益は損なわれる一方です・・・
 米国は中東情勢だけで手いっぱいで、北朝鮮との二正面作戦など無理。明らかに北への譲歩に動いています。米国に頼っていれば大丈夫という”刷り込み”は とっくに破綻している。『給油は安上がりな国際貢献』という人もいるが、そんな志の低い理屈は捨て、アフガン問題の根本解決に英知を傾けるべきです・・・
 悪化するアフガンやイラクの実情を直視すれば、力によるテロ解決の限界が浮き彫りになります・・・誤爆、誤射等が外国軍隊への敵視を招く中で、給油の選 択では軍事優先のやり方を追認してしまう・・・”戦争をつくる”のではなく”平和をつくる”ことでしかテロはなくならない。自民党は”戦争の党”であり、 民主党こそ”平和の党”なのです・・・」

 ここに出てきた方々は、すべて現役とか元官僚である。官僚としてじかに政治に触れているうちに、政治のありように疑問を持ち政治家となって日本をよくしようと志をもつものが出てくることはあり得ることだし、喜ばしいことだと思う。

 元官僚というのが、問題なのではなく、その元官僚がどういった志を持って政治家になろうとしているかが問われることだと思う。

 官僚支配を打ち破るのに、官僚組織に詳しい官僚自らが打ち破っていくというのは大いにありですよ。官僚のために政治家になる官僚はいるので、見極めが必要ですが。

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許されない「NHK」偏向放送&猛毒米事件の徹底解明を!

 今日は、朝からやけにアクセスが多いなと思ったら、植草氏が『NHK「クローズアップ現代」の偏向報道』で紹介してくださってますね。

 先には、村野瀬玲奈さんも『事故米転売事件の背景は何なんだろう』で、ご紹介くださり、その時にも大きくアクセスが伸びました。村野瀬さんからは、2日に渡りアクセスが伸びました。植草氏へトラバをされていたので、二日目は植草氏から村野瀬さん経由で来てくださった方が多かったのではないかと推測しています。

 トラバ利用で、つながりも広がり、多くの方々に読んでもらえます。やー、ブログっていいもんですね。トラバやリンクしていただいた恩恵をも授かり、ありがたいことだと感謝しています。が、残念なことに、私からは結構トラバが通らないことが多いです。植草氏へはトラバが一切通りません。何度も試しましたが、ダメでした。ココログ同士なのに変ですね?

 お二人に感謝しつつ、こちらも何か皆様に役立つことをと考えて行動したいと思っています。

 さて、植草氏もご指摘のように『NHK』の偏向報道は目に余るものがあります。

 昨日(18日)の、「クローズアップ現代」にも、おやっと思わせる報道が、含まれていました。

NHKは、「三笠フーズ」の幹部?に、「倉庫の奥に汚染米を積み上げ、その前に普通のコメを二重に積み上げて、汚染米を見つけるためには、コメ袋をよじ登って上から覗くしかなかった」と、隠し方の巧妙さを述べさせ、まるで、農水省が調査で見つけ出すことは不可能だったかのような印象操作をしました。

 「隠そうとしているもの」が考える隠し方としては、映画などで見たことがあるオーソドックスなものであるし、第一、よじ登れば見つけられるのであって、農水省はそういう努力をいっさいしてこなかった、表面的に見ただけ、というずさん調査ぶりをあらわしたに過ぎないですが、NHKは、農水省が見つけられなかったことはやむを得なかったかのように「三笠フーズ」の幹部?を使って、視聴者に印象付けを作為的に行いました。

 NHKは、半ば強制的に受信料を取りながら、全くの御用放送と化し、権力迎合報道をすることは許し難いです。国民の側に立たないこんな放送局に、受信料を払うだなんてゴメンです。今は銀行からの自動振り込みになっていますが、これを解約して、払うのをやめたいと強く思っています。同じご意見の方とは協働したいと思います。

 とにかく、下の事実を見れば、

 1、工業用糊の原料として米はほとんど使われないこと。
 2、「三笠フーズ」の落札金額は、工業用糊にするには赤字となるということ。
 3、「三笠フーズ」は、ごく少量でも熱心に落札していったこと。

 「三笠フーズ」が、事故米を食用に回しているのではないかと疑わない方がおかしい。

 ふつう、農水省は、頭の中では、事故米が食用転用されているだろうと思っていたと考えますよ。少なくとも、未必の故意はあったと考えます。

 そして、立ち入り調査は、「三笠フーズ」96回、「浅井」16回、「大田」27回、「島田」5回行われましたが、すべてが、事前通告の上、行われました。

 「三笠フーズ」は、5年間で実に96回も立ち入り調査を受けている。
 昨日の参院「農林水産委員会」を視聴したところによると、3月26~29日など、4回連続で調査に入っている。調査内容は、帳簿も見ていない、袋の数を数えただけ。調査に入った時間は、毎回、11時ごろで、2時間の調査時間を考えると、お昼をごちそうになったのではないかと思える、とのこと。実際に接待を受けた事実もあったし。また、「三笠フーズ」の取引相手を調べれば、食用に化けていることはすぐわかるというのに、それもまったくしていない。

 まぁ、農水省が、立ち入り調査を民間委託していたとして、見つけられなかったでことが済むだろうかと考えると、おそらく、とことん農水省はこの委託会社の責任を追及する事でしょう。民間では責任逃れが許されないことじゃないですか。農水省は見つけて当たり前だったのであり、そして、農水省の怠慢または故意で見つけなかったことが、国民に猛毒米を食べさせるという被害を与えたのだから、その責任をとるのは当然の当然です。

 太田農水相と白須事農水務次官が辞任しました。彼らが、責任をとるのは当然として、辞めてこの事件は終わりではありません。まだ、事件の全容は分かっていないのです。徹底的な解明を要求します。徹底的な解明があってこそ、対策は立てられるのです。中途半端な幕引きがなされないように注意が必要だと思います。

 あと、別な観点での農水省にたいする非難が、昨日の東京新聞にありましたので、ご紹介します。

 「食品と暮らしの安全」の編集長の小若順一氏は、別の意味で憤る。

 「ミニマムアクセス米の輸入が決まった時、政府は『国産米の流通に影響を与えないようにする』と生産者を説得した。ところが今回の一件で、自由に流通していることがわかった。事故米でこれなのだから、汚染されていないミニマムアクセス米も流通しているということだろう。だまされた生産者、農協は、なぜ怒らないのか」

 さらに語気を荒げた。「米が値崩れして農民が困っているのを横目で見つつ、横流ししていたということ。今回のことは、゛確信犯゛としか思えない。二重三重に農水省は大罪を犯している」

 なにも農水省に限ったわけではないですが、官僚様たちって、私たち国民に対して公僕らしく役立つことを一つでもしているんでしょうか?国民に対しては補助金などを振りかざしてネジふせ、私たちから取り立てた税金は自分勝手に無駄遣いするだけ、そして何事にも責任は取らないという、私たちにとっては非常に不誠実な有害無益な集団にしか見えないのですが。

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「議論なき決定」は、官僚の暴走か?

 東京新聞の本音のコラムは、私のお気に入りです。ここでは、紙面で報じられないことがサラッと書かれていることがあるのです。

 14日の堤未果さんの「議論なき決定」は、日本政府が、政治の判断を仰がずに、勝手に外交的な判断を下している事実が書かれていました。

 その部分を引用します。

 お祭り騒ぎの自民党総裁選報道の間に、日本政府は今月6日、原子力供給国グループ(NSG)の臨時総会で、米印原子力協定に基づいた核拡散防止条約(NPT)非加盟国インドへの例外的原子力関連禁輸解禁に賛成した

 インドは核実験凍結継続を即宣言したが、日本の核廃絶市民団体や原水爆被害者団体らは「NPT体制を揺るがす」としてこの決定に非難声明を出し、ある自民党議員は政治の議論なしに日本の立場が決められたことに不信感をあらわにする。

 日本政府というのはいったい何を指すのか、いまいちよくわかりません。自民党議員も政治の議論なしに日本の立場が決められたことに不信感を持っているということを考えると、霞が関を指すのではないかと思うのですが。

 この会議で賛成してきたものというのは経産省官僚じゃないのかと思うのですが。もし、この解釈に間違いがあるのなら教えていただきたいと思います。

 霞が関官僚が好き勝手に日本の立場を決めているのではないかとの思いがしています。

 原発一基四千億円の巨大市場には、東芝、日立製作所、三菱重工などの日本企業がずらりと並ぶということを考えると、これら企業と癒着した経産省が、賛成の立場を表明したのかもしれないと。

 政治の判断を仰がず、経産省が暴走しているとするなら、それは、戦前に満州で暴走し、国民を戦争へと引きずり込んだ陸軍のしたこととかわりなく、日本国民にとっては非常に危険なことです。

 農水省と三笠フーズの関係は、はたから見て親密であったそうです。農水省と三笠フーズは癒着していたと思われますが、この癒着が国民に猛毒の汚染米を食べさせることになったのと構図は同じではないでしょうか。MA米保管や汚染米売却も農水省が勝手に決めてしていることで、政治の判断を仰いでいませんよね。

 政治が、全く働いていないと感じます。省庁が勝手に動いていると感じます。今の与党が、省庁の勝手を許して、というか、省庁の決定についていっている感じですから、本当に官僚の暴走が始まっていて、日本はとても危険な状態ではないかと心配しています。

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事故米について、根本的な解決を目指そう。

 昨日から、すごくアクセスが上がりました。mixiでも数件ご紹介いただいたようです。こちらでもご紹介いただきました。ありがとうございます。コメントがないのには少々さびしさを覚えますが、ブックマークも増えたことだし、いいかな~。

 三笠フーズの事故米転用には皆さん関心が強いですね。ホントに、滅茶苦茶な話ですよね。私も「メタミドホス」の毒性は中国餃子で知っていたものの「アフラトキシンB」が地上最強の発がん物質とは知りませんでした。アフラトキシンB1を含んだ飼料で飼育されたラットは、全て肝臓ガンになったということです。(これは、はなゆーさんから知りました)

 それで、この事件のそもそもの発端を考える必要があると思います。そもそもの発端は、WTOでMA米として売りつけられている毒米ですよね。毒米を売りつけられたことからこの事件は発生するのです。つまり、農水省が毒米を買ってしまったことから発生するということです。こういう毒米を買ってしまう農水省に怒りを感じますが、そのうえ、これを「工業用のり」限定にしたとしても、市場に出したということこそ責任重大だと私は思っているのです。こういうものは、荷揚げ港で検査して受け取り拒否すべきものと思いませんか?

 農水省は、拒否すべきものを受け入れて、国内に流通させておいて、「三笠フーズ」にすべて責任を押し付け、「食品衛生法違反の疑いがある」として追求するのだそうです。たしかに、「三笠フーズ」は、悪いに決まっていますが、米を扱う食品会社へ毒米を卸すということは、普通のコメと見かけ上変わらないなら、食用に転用という事態は充分予見できたとしか思えません。

 そもそも、「工業用のり」なら人畜無害なのかって問題もあるしね。それに、「工業用のり」って、一体に何に使うものなの?これも想像もつかなくて漠としています。が、毒米が工業用として加工される際にだって、飛び散り、作業員の口に入ることだってあるだろうし、また製品となった「工業用のり」にも毒は含まれることになるのだから、それが使われるどこの経路で人に摂取されるかわかったものじゃありません。

 本当に私は悔しいです。農水省が工業用として汚染米を米を扱う食品会社へ売却。そのせいで、焼酎やら米菓子やらのメーカーが被害にあって、消費者が癌になっているとしたら・・・。

 それで、いったいどこが発信源なの?と思うでしょう。「三笠フーズ」ですか?いーえ、私には、農水省としか思えない。

 農水省が、毒米を水際で防げばいいだけの話なんです。

 

 ここで、ちょっと説明をしておきたいのですが、

 WTOでMA米として購入が義務付けられているということをお聞きでしょうが、この義務というのも受けないとして断ればそれきりの話で、例えば、インドが緊急輸入制限措置(セーフガード)の発動条件で折れなかったからドーハ・ラウンドは成立しなかったように、日本もMA米は受けないと突っ張ればいいだけのことです。WTOは、一切強制してはいません。お互いに合意して取引すればいいとしているのですから。合意のない強制はありません。

 たぶん、政府は食料を輸入して、工業製品を輸出しろということを米国からふきこまれていると思いますが、それを忠実に実行して、必死で食料自給率を下げて、工業製品を買ってもらおうと思っているのでしょう。

 だから、工業製品を買ってもらいたいので食料自給率下げます、というのが、現日本政府の政策なんですよね。それで、食料のない国を目指しているのが現政府というわけです。しかし、表向きは食料自給率向上を目指すという看板を掲げています。

 そして、政府の目指すように、食料自給率は39%(カロリーベース)、肥料や飼料も輸入に頼っていますから実質は20%を切るまでに下降したのです。

 日本政府は、食料自給率ゼロを目指しながら、「食料自給率向上を目指す」という看板を掲げて、目標達成して、実質20%をきるまでに食料自給率を減らしてきました。

 だから、今や日本は非常に食料のない国なのですが、滑稽なことに、軍備は立派ときています。あ、ご存じでしょうけど、日本には石油もありません。

 食料と石油がないのに、高い戦車とか戦闘機とか買ってます。軍備についてはあまり知りませんが、ミサイルとかイージス艦も買ってますよね。

 食料と石油を止められたら、どうなると思います?すべての軍装備は動きません。兵隊は戦う前に飢え死にしています。だから、食料自給率が100%ある国なら防衛費をかける値打ちがあるかもしれないけど、食料どころか石油もないのに、およそバカ高い防衛費をかけるぐらいバカげたことはないと思いますね。

 もう一つ説明します。ここでいう政府というのは、自民党を指すわけではありません。霞が関のことです。自民党は何も政治をしていませんから。霞が関の官庁が政策から立案もすべて作成して、内閣へ上げて、そこでろくな審議もせずに、そのまま国会へ上程し、与党多数を持って可決成立させているのが実情なのです。ま、言い換えれば、自民党は、官庁の議決要員みたいなものですね。

 そして、マスコミ。政府が食べ物のない国にしつつ、外国からMA米として、有機リン系殺虫剤「メタミドホス」やら、地上最強発がんカビ「アフラトキシンB」やら「アセタミプリド」やらを輸入して、国内に流通させている根本については、マスコミは何も言えない状況です。何故いえないかというと、省庁の許認可、通達、行政指導が怖いから。マスコミは、どこが誰が権力者か知っているのです。

 でも、こういう八方ふさがりの状況を打破する方法があります。それは、本当の私たちの代表を国会へ送り出すことなのです。政治の主導権を私たち国民が握ることなのです。省庁を政治(私たち国民)の配下に置くことができれば、省庁の腐敗や外交の無策を国民主権に根ざした建設的なものに根本的に変えることができます。マスコミは省庁にゴマすりをしなくてすみます。国民の方を向きます。要するに、省庁のお役人様に名目ともども公僕として働いていただけるようにすることで、すべては前向きに進んでいくということです。

 と、私は思うので、私は、官僚主導の打破を掲げている民主党を応援しています。でも、社民党、共産党、国民新党をも応援していますよ。、政治が二大政党なんかになってはいけないから。私は、今は民主党を応援していますけどね。また、変わるかもしれないしね。

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官僚支配を終わらせ、国民主権を取り戻そう、解散衆院選で。

 山本一太氏が自民党総裁選に出るとのことで、それなら、俺だって十分出る資格があると思ったんでしょうか、石破氏も出馬を表明です。

 踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損そんと、自民党内の猫も杓子も躍りに加わり、見るものを楽しませようとの意図のようですが、もとより、賞味期限切れの者たちが躍り出たところで、楽しめるはずもなく、勝手に踊ってろと思うのが関の山ですよね。

 ま、いずれにしても、コップの中の嵐でしかない自民党総裁選です。自民党のだれが総裁になったとしても、官僚支配には何の影響も及ぼしませんから。官僚から見ても、どの人形でもいいよということにすぎないでしょう。黒子は人形回しにはなれているのです。

 日本においては、政党政治、民主主義、国民主権は建前にすぎません。実際のところは、中央官僚が立案をし人形与党によって法案を通過させているのであり、官治主義であり、官僚主権なのですよ。

 実際、中央省庁は、許認可、補助金、交付金、通達、行政指導と、実際に有効な人民支配ツールを持っています。それ以上に、国会を通過する法案も支配しているのです。

 この実際との違いが、本音と建前の大元です。日本の統治システムが、官僚支配となっているのに、建前は民主主義ですからね。国民主権とならって、実際には官僚主権ですから、社会に出た日本人はそれを体験して建前と実際は違うのだなと学習して、本音と建前を使い分けるようになるのです。

 私は、こうした建て前と本音がかけ離れているというのは絶対におかしいと考えます。建前と本音は一致させるべきだと思っています。本音においても「人民の人民による人民のための政治」が行われるようにするのがあるべき姿なのです。そうなっていないところがおかしいと思うべきです。現在の日本の政治は、実は、官僚による上からの押し付け政治ですからね。そして、それに自民党が利用されているということをおかしいと思わなければおかしいです。

 すっかりなれてしまって、お上からの押し付けが当たり前のように思ってしまいがちですが、よく考えてみましょう。お上が暴走して、第二次世界大戦は、起きましたよね。

 だから、権力を縛るとして、日本国憲法は制定されています。私たちが権力を縛るのがあるべき姿ですが、あまりにも民がお人好しでおとなしく結局官僚の思うがままになってしまった現実があるということです。

 しかしね~、お上が暴走して、国民が消耗品のように使われ、三百万人もの国民が犠牲になった過去があるのです。いまもまた、官僚が暴走している現実を押さえることができないとしたら、またまた、私たちが戦士として戦場に送りこまれることを意味すると思います。今度は、アメリカの戦争にですが。

 官僚支配を終わらせることこそ、最も大事なことなのです。

 だから、自民党が政権を持ったら、それは不可能なのです。彼らは、官僚の操り人形なのですから。官僚を抑えることなどできません。

 というわけで、政党の中で、官僚支配を終わらせることを目標としている唯一政党民主党を私は応援します。

 あ、自民党は公明党の言うことをよく聞いて、解散総選挙は早くても10月31日と発表しましたね。そのあたりに解散総選挙を行うようです。加藤茶に似ている増田総務相が発表していました。衆院解散総選挙後、東京都議会選のため、創価学会員の住民票移動がまにあいますね。ま、自民党とは、その程度の政党なのです。 

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「定額減税」に対する財務省やマスコミの対応について

 29日、総合経済対策で、公明党が強く主張した定額減税は、自民党を押し切って「2008年度実施」と明記されました。

 

定額減税

 納税者が支払った所得税や住民税のうち一定額を還付する制度。納税額の一定率を還元する定率減税では高所得層ほど還付額が増えるが、定額減税では低所得者ほど恩恵が大きくなる違いがある。減税分のお金が消費に回ることで、低迷する景気を押し上げる効果が期待される。

     <30日東京新聞朝刊より抜粋>

 農水省は、10月から、小麦製粉会社に売り渡す輸入小麦の価格を全銘柄一律に10%引き上げると発表していて、これで、売り渡し価格の引き上げは、昨年四月以降、四回めとなる。輸入小麦は日本の小麦消費量の九割近くを占めているということだから、また、めん類やパンなどの小麦加工食品の再値上げは避けられないわけで、低所得者にとっては、収入が上がらない中で、食料品が値上がるという厳しい状況に追い込まれて生きるのが難しくなるなか、定額減税が行われることは、非常に有意義なことだと思う。

 ま、確かに、選挙が近いだろうから、「定額減税」は、選挙対策として出してきたという面は否めないにしても、国民生活を第一に考えるべき農水省という行政機関が輸入小麦の値上げを発表するだけで値上げでき、昨年4月から4度も値上げをして国民生活を困窮させるのはモーマンタイで、突然であろうが、選挙対策であろうが、物価高を考慮して定額減税することがバラマキでいけないとは一体何なんだ?と思う。

 国民から奪うことはよくて、与えることはいけないってこと?なにか、とっても意地悪な政府に見えてしょうがない。

 まず、この定額減税が経済対策に盛り込まれたことを知った財務省の反応を紹介すると、

 両手を広げて、゛お手上げ゛のポーズをとり、椅子の上でのけぞった。

 「何とかつぶす方策はないものか」

 というもの。

 財政当局からすれば、従来型のバラマキに直結する「最も筋が悪い要望」(政府筋)なんだそうな。<by 東京新聞>

 しかし、官僚様はすごいね。政治担当の与党が決めた政策に行政である省庁がケチをつけ、あまつさえ潰す画策さえしそうな構えには、やっぱり、政治をしているのは俺様省庁、政治家は黙ってついてこいということなんだろうか。

 しかも、この定額減税に対する新聞の論調は、東京と毎日新聞を読む限りにおいて、財務省の代弁者よろしく、バラマキとの非難で一致している。

東京新聞<30日社説>
定額減税 選挙向けが露骨すぎる

 政府が総合経済対策を決めた。焦点だった「定額減税」は年度内の実施が盛り込まれた。バラマキ批判も覚悟しての自民、公明両党の合作である。財政健全化はどうした。総選挙狙いが露骨すぎる。

 原油価格の高騰で中小企業が倒産しないよう資金繰りを後押しする。高速道路料金の引き下げ、燃油高騰に苦しむ運送業など個別業種向けの支援策も拡大する。このほか住宅ローン減税の拡充、公立小中学校の耐震化などを急ぐ。

 決定された総合経済対策は、事業規模にすれば十一兆円、うち中小企業の資金繰り支援は八兆円という。これに基づいて政府は本年度補正予算案を編成する。規模は二兆円程度になるという。

 経済対策には、与党の公明党が求めていた中・低所得層向けの定額減税の「年度内実施」が盛り込まれた。赤字国債の発行に直結しかねないことで政府・自民党は即時実施に難色を示し、規模や方法は「年末の税制抜本改革で検討する」ことで妥協が成った。

 いずれも後退局面に入った景気のてこ入れを大義名分にする“大盤振る舞い”だが、近づく総選挙を意識しての、いかにも集票目当てのバラマキ感がぬぐえない。

 所得税、住民税から一定額を差し引く定額減税は、高所得者層に手厚い定率減税に比べ、税金を納める中・低所得者に恩恵がある。公明党はこれを「譲れない一線」として強硬に主張した。

 財政規律の必要性を強調してきた福田康夫首相も、波乱含みの臨時国会の乗り切りへ、公明の主張に大幅譲歩した。自民の執行部にも、次の総選挙で公明の協力を仰がねばならない事情があって、結局、要求を受け入れた。

 小泉政権以来の「改革」路線が風前のともしびであるように見える。年末の税制論議に向けて早くも、赤字国債の増発も視野に第二次補正予算が組まれるだろう、と公言する与党幹部たちもいる。

 それにしても一時的な“痛み止め”のようなバラマキが、さしたる景気浮揚をもたらさず、財政赤字を増大させるだけだったことは記憶に新しい。そんな過去の反省はどうしたのだろうか。

 旧来の自民党政権は不況になると赤字国債を発行し、公共事業に巨額の予算をつぎ込んだ。その結果、国債発行残高は五百兆円超にまで積み上がっている。いつか来た道をまた歩もうというのか。

 福田政権に国家経営の確たる指針が見えない。大丈夫か。

毎日新聞<31日社説>
定額減税 人気取り策に惑わされるな

 29日に決定された総合経済対策は「安心実現のための緊急総合対策」と名付けられている。福田康夫首相が掲げる安心実現内閣に即してはいるが、その内容たるや、国民に安心をもたらすものとは言い難い。

 それどころか、露骨なまでに総選挙を意識した人気取り施策となっている。

 典型が定額減税である。公明党が08年度中の実施を執拗(しつよう)に求め、盛り込まれた。自民党にも、公共事業積み増しというかつての手法を使うことができなくなっている状況下で、総選挙向けに悪い話ではない。

 7月の消費者物価上昇率は前年同月比2.4%と、消費税率引き上げがあった97年度を除けば、16年ぶりの高さである。家計は景気後退下のインフレを実感しつつあるといっていい。

 賃金が物価上昇で目減りする中で、減税は可処分所得の確保をはかることが狙いだと与党は説明する。1年度限りにすれば、財政への打撃も限定的だ。臨時福祉特別給付金で定額減税の恩恵に浴することのできない層にも配慮するという。そううまくいくのか。

 今回の定額減税の問題点は次の2点に集約できる。

 第一は、緊急対策が目指す国民の安心実現との関係が不明確な点だ。

 減税は基本的に家計の助けとなる。また、そのすべてではないにしろ消費に回れば、成長率押し上げ要因になる。ただ、それが国民の不安解消や安心実現と直結するわけではない。

 国民の不安は社会保障や医療、介護、雇用など構造的問題に根差している。緊急対策でもこうした問題への取り組みは盛り込まれている。しかし、そこから政府が実現を目指す安全、安心の姿は読み取ることはできない。

 また、単年度の定額減税で長い目で見た国民の消費マインドが回復するのかも不透明だ。むしろ、1年限りということで、貯蓄などの方法による生活防衛が主になることも考えられる。

 第二は、定額減税の規模や、財源をどこに求めるかなどが年末に先送りされたことだ。これでは、経済刺激効果も、財政再建への影響も予測できない。

 政府は臨時国会に提出する補正予算では赤字国債の増発は避け、不足分は建設国債でまかなう意向だ。しかし、年末に編成が想定される第2次補正予算では定額減税の財源として赤字国債の発行は不可避だ。そうしたことを隠そうという意図があるとしか思えない。

 緊急対策は生活者の不安解消、持続可能社会への変革加速、新価格体系への移行と成長力強化の三つの目標のもと、総花的な施策を集め、事業規模を11兆5000億円まで膨らました。これぞばらまきである。加えて、税制の抜本改正にそぐわない定額減税だ。

 こうした人気取りの手法に惑わされてはならない。

 と、この2紙でこの調子だから、あとは推して知るべしですね。

 毎日新聞は、下記のことを認めていながらです。

7月の消費者物価上昇率は前年同月比2.4%と、消費税率引き上げがあった97年度を除けば、16年ぶりの高さである。家計は景気後退下のインフレを実感しつつあるといっていい。

 新聞が、こうやって財務省の肩を持って与党批判を展開しているのを見ると、財務省が日本の最高権力者なのだとわかりますね。

 まぁ、与党の足を引っ張っている新聞をみると、次の選挙を考えれば歓迎すべきなのかもとか複雑な心境になるけれども、やっぱり、批判するところが間違っているよ。

 それに、新聞は、「定額減税」を否定して見せるだけじゃなく、じゃあ、いったいどういう経済政策が有効と考えるのか、提案してみたらどうなんだとも思うし。 

 景気対策一つするにも、省庁の非協力とマスコミの邪魔が入るということはゆゆしき事だと思う。

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全国学テと裁判員制度で、国民完全支配かも。

 29日、文部科学省は、第2回全国テスト結果公表を発表しました。 

 文科省は、全国の小学6年と中学3年を対象に国語と算数・数学の学力などを調べた全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を発表した。問題が難しくなったため、正答率は前年度より低下したが、全体の学力の変化は不明となった。

 前年度同様、都道府県ごとの平均正答率の格差がめだち、中学校の数学では、トップの福井と、低かった沖縄との間で、20ポイント以上の差があった。

 文科省は、「児童・生徒の弱点をより深く見ようと設問を工夫した。あくまで各年の課題を把握する調査」としている。来年度以降、今回の問題水準を目指すという。

 上は、東京新聞から、要約したもの。詳しくは記事をお読みください。
 http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2008083002000155.html

 この学テの結果を受けて、東京新聞は、以下のように解説しています。これは、ウェブ記事になっていません。

 データ有効利用進まず 不要論に拍車も

「学力向上」という目的地を掲げながら、風向きや流速などのデータを使わず、航海に出ている。全国学力テストに対する文科省の姿勢に、そんな印象を抱く。
 現時点で提供されたのは、主に数字を並べた資料にすぎない。文科省は教育委員会や学校に「結果を分析し、活用を」と言い続けるが、すでに都道府県や市区町村で行われている学力テストに加えて、国が約六十億円もの巨費を投じて全員にテストを行うには、それなりの意義が必要だ。
 進路が見えないから迷走もする。問題の難化もその例だ。同一問題でなければ厳密な比較はできないが、同レベルの問題にすることで、ある程度の変化を知ることはできる。
 難易度を大きく変えてしまったら、それもできない。教育現場からは、国のデータは参考程度にしかならないという声が漏れる。
 自民党の無駄遣い撲滅プロジェクトチームも今月上旬、全国学力テストについて、「今のままなら不要」と指摘した。それに対する文科省の説得力のある反論は聞こえない。
 学力の傾向は、抽出調査でも見ることができる。調査結果が昨年とほぼ同じ傾向だったことを併せ、次回以降は抽出調査や数年おきの実施に切り替えてもいいのではないか。

 自民党の無駄遣い撲滅プロジェクトチームが、今月上旬、全国学力テストについて、「今のままなら不要」と指摘したにもかかわらず、文科省は、いっさい聞く耳持たず、来年度以降も今回の問題水準を目指し実施の方向にあるわけですが、まず、ここでも、政治を無視した文科省行政の暴走を読み取ることができます。

 子供や学校現場にとっては無駄で邪魔なだけ、税金無駄遣いで、与党プロジェクトチームからも無駄と指摘されている学テは、視点を変え、文科省官僚の目線で見ると、どういうことになるのでしょうかね。

 私は、文科省は、明確な意図を持って、この学テを実施していると思っています。

 その意図とは何か?

 文科省官僚は、学テ実施で、全国の生徒の情報収集をしつつ、学校の忠誠度を測りつつ、最終的には、逸脱学校を出さぬようにして、全国の教育を掌握先導しよ うとしているのではないかなと。

 その心は、教育の機会均等にあるのではなく、国の思い通りに動く人間の養成であり、そういう人には学問はいらないということではない かと。

 学テでは、子ども学校の情報を文科省へ集積することと、使い勝手のいい国民に育てるためには、格差教育で落ちこぼれを作ることそして、問題を難しくすることで、その成果を毎年確認しようとしているのではないでしょうか。

 私にはそういう風に思えます。

 また、裁判員制度も国民が望んでいないにもかかわらず、来年の5月21日には始められようとしています。多大な予算を持って、実施されようとしているわけですが、国民側から見てメリットが見いだせない裁判員制度、これも、法務省官僚の視点から見れば、メリットがある制度に違いありません。

 まず、ニュースを。

概算要求:国選弁護報酬を倍増 法務省

 法務省は28日、09年度予算の概算要求を発表した。来年5月21日に始まる裁判員制度を見据えた司法制度改革推進費や、政府が重視する再犯防止施策などを盛り込み、一般会計の総額は08年度当初予算比5.9%増の6940億円となった。

 裁判員制度開始と同時に容疑者段階での国選弁護の対象が、殺人や傷害致死などの重大事件から窃盗や傷害事件に拡大される。対象事件は10倍に増える見通しで、国選弁護報酬の要求額がほぼ倍増の185億円になった。これを含めた日本司法支援センター(法テラス)の運営費を105億円増の300億円とした。

 また、全体の6割近くの事件を再犯者が起こしているとする犯罪白書の指摘をふまえ、再犯防止緊急対策にも23億5000万円を要求。刑務所出所者の就労や社会復帰支援推進に向け、職業訓練や協力雇用主の確保などを進める。【石川淳一】

 学テは、子供の調査でしたが、裁判員制度は、大人の国民を全て調査できる制度ですね。裁判員選定の資料を作るために、すべての国民を洗うことができます。国民ローラー作戦といえそう。

 この裁判員制度で、全国民のデータが法務省に蓄積されることになるでしょう。思想的なものも。強制的に裁判員にすることで、大人の国民を文字通り支配下に置けますし。

 ま、文科省と法務省とで、子供と大人の個人情報がほぼすべて集積できます。

 

これが、タスポを皮切りにした個人情報ICチップに搭載されると、そういう筋書きかもですよ。

 社会保障カードや住基カードに統合されれば、日本人の子供から大人まで、何から何まで、個人情報を政府に握られるということになるのではないでしょうか。

 国民が政府に完全支配される、そんな日が来そうな気がします。

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自民党と民主党には、官僚に支配されているか官僚を支配しようとしているかの大きな違いがある。

 自民党と民主党との違いがわからないとか、民主党っていったい何をしている党なのとか、民主党はけっこう誤解をされていますね。

 といいつつ、私も、実は、民主党って自民党の亜流だと思っていましたよ。そして、似ているところも確かにありますよね。

 でも、自民党と民主党は、違うのです。最近、私は民主党を評価しています。

 官僚言いなり自民党政権下では、記録がないの一言で片づけられ、泣きを見るしかなかった年金ずさん管理の被害者も、参議院で民主党が多数を占めるに至って、解決に至るケースもでてきました。年金問題の追及ができるようになりました。

 これは、自公政権が安定していた時に、社保庁へ何のチェックも入っていなかったことを現しています。したい放題やらせていたってこと。チェックが入らないような行政では、腐敗が起きるのは当然と言えば当然だと思います。もちろん、行政の指揮をとっているのは政権与党なのだから、政権与党の怠慢が責められるべきです。なんか自民党って、これを民主党のせいにしたりしてませんでした?

 といっても、与党である自公政権とは、各省庁の事務次官会議で上がってくる案を実現させるために存在しているようなもので、つまりは省庁に指図されて使われている身なので、省庁に対してチェックなどできるはずがありません。政権サイドが政策を出すと、官僚が抵抗をする、つまり拒否するのですよ。省庁には政治の抑えが利かない状態です。

 省庁の腐敗や暴走は、政治不在が原因なのに、言いなりになるしかない自民党。

 このように、行政に使われているような自民党は、官の使用人であり、国民の代表とはいえません。きっぱり、この政党には三行半を下すべきです。

 では、民主党は、使えるか?と思いますよね。ちょっと見てみましょう。自民党のように官僚にとって都合のいい政党かどうか、みてみましょう。

 さきほども出した年金問題では、長妻昭民主党議員は、厚労省とよく戦いましたよね。なかなか出してこない資料もしつこく努力をして提出させたりと、この方の頑張りがなければ、具体的に年金問題を知ることはできなかったでしょう。

 日銀総裁を決めるにあたって、自民党は元財務官僚を総裁を財務省の言いなりに出してきましたが、これを民主党だけではないですが、民主党が中心になって他全野党がそろって反対し、阻止することができました。

 民主党は、官僚に言いなりにならない政治を目指していると思います。

 いささか前のニュースですが、<消費者行政>を取り上げてみます。下に二つ記事を張りましたが、これも、自民党と民主党の違いが、「官の言いなり」かどうかを見るうえで、わかりやすいと思います。

<消費者行政>消費者庁の形は譲れない…民主案に野田担当相

8月20日19時10分配信 毎日新聞

 

 野田聖子消費者行政担当相は20日の日本記者クラブでの会見で、政府の消費者庁構想に対し、民主党が政府から独立した「消費者権利擁護官」を設置する対 案を臨時国会に提出することについて「これ(消費者庁という形式)だけは譲れない」と述べた。与野党が法案の修正協議を行う場合でも、消費者行政を政府の 機関が担う制度の根幹は変えない考えを示したものだ。

 聖子さん、ダメダメですね。政府の忠実なしもべとして働いています。自民党にいると、官のために働いてしまうのですかね~。そういえば、靖国神社参拝もしていたから、最近、この人は、官にべったりなんだと思ってしまいました。以前は好感を持っていたのですけどね。すっかり幻滅です。

 民主党の↓を支持します。仙石さんはあまり好きじゃないですが、「内閣から独立した「消費者権利院」を設置し、 各省庁に対して強制調査や処分などの権限行使を勧告できる「消費者権利官」をトップに据える」ことで、各省庁は緊張感を持って仕事をしなくてはならなくなるのです。この案を支持します。

 民主党は、「官僚」にとっては、非常に都合の悪い政党ですね。ということで、私は民主党に大きな○をつけます。

<民主党>「消費者庁」構想に対案…「消費者権利院」を設置

 

8月25日19時6分配信 毎日新聞


<民主党>「消費者庁」構想に対案…「消費者権利院」を設置

民主党、人権・消費者調査会の仙谷由人会長

 民主党は25日、福田康夫首相が臨時国会の最重要テーマの一つに掲げる「消費者庁」構想の対案をまとめた。内閣から独立した「消費者権利院」を設置し、 各省庁に対して強制調査や処分などの権限行使を勧告できる「消費者権利官」をトップに据える。9月2日の「次の内閣」会議で正式決定し、臨時国会に法案を 提出する。

 内閣の中に置く「消費者庁」と違い、政府の外から監視する「オンブズマン的構成」にしたのが特徴だ。「消費者庁」という組織形態に関し、野田聖子消費者行政担当相は「これだけは譲れない」と明言しており、臨時国会での対決法案となることは必至だ。

 民主党の人権・消費者調査会がまとめた要綱によると、消費者権利官は民間から起用し、国会が指名することで閣僚以上の権威を持たせる。任期は6年で再任 はできない。都道府県に「地方消費者権利官」を置き、中央の権利官が各地方の民間人から指名する。地方の消費生活センターを組織に取り込んで相談員を任期 付きの国家公務員として雇用し、中央と地方の相談窓口の一元化も図る。相談員の人件費などで毎年約1000億円の経費を見込んでいる。

 同調査会の仙谷由人会長は「政府案は屋上屋を架す役所を作るだけで、二重行政になって混乱する」と話している。【田中成之】

 民主党の省庁ににらみを利かせる「消費者権利院」と、そもそも事務次官が作った案を守っている自民党とでは、雲泥の差があります。

 私は、三権分立、民主主義の国にするために、官僚支配絶対に終わらせなくてはいけないと思っているから、この肝心なところを質そうとしている民主党を強く支持します。

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「官僚支配」を図解してみました。

 昨日から雨ですね。 

 まだ8月だというのに、朝夕めっきり涼しくなって、夏掛け一枚では眠れないほど。あんなに暑かった夏ももう終わりでしょうか。

 さて、連日、現在の日本が官僚の支配下にあることについて書いていますけど、反応なしなので、きっと私の作文がまずいため、伝わらないのだろうと思います。が、まずい作文でも一生懸命書けば、そのうちには伝えることができるかもと気を取り直して、しつこく今日もまた書くことにしました。

 少々長いですが、ぜひ、読んでくださいね。

 

 それで、明治新政権成立から現在に至るまでの支配構造がどういう風になったのか、順次図解することにしました。この方がわかりやすいかな、と思って。

● 明治新政権成立から国会創設まで

  慶応3年(1867年)徳川幕府第15代将軍・徳川慶喜が、天皇に大政奉還したことを受け、朝廷は王政復古を宣言。これにより討幕派の薩摩藩や長州藩が中心となり明治新政府が成立した。

 明治維新功労者による藩閥政治は政治と行政未分化ではじまった。政治行政を行うところを「廟堂」といった。

 長州閥の伊藤博文山縣有朋などは、ドイツが欧州の小国でありながら大帝国を作りあげたことや、そのドイツの統治の中枢にいるウィルヘルム一世と宰相ビスマルクが議会と政党に対して超然としていることに、我が身を投影し、「あ、いいな、好き放題すればいいんだ」と共感したか、「超然主義」を取り入れることを決定。2回の分裂を経て「廟堂」は、ドイツ流の超然主義となる。

 「廟堂」=藩閥官僚政治「超然主義」の始まりである。

 このときの支配図は、図にすると、下のようになると思うのです。

18902

 「廟堂」にいる藩閥政治が「藩閥官僚」を生んだということです。

 この時の「藩閥官僚」は、国民に対して見かけも実質も完全な支配者ですね。

● 国会創設後から敗戦まで

 次に、議会制民主主義を取り入れなければ、西洋から相手にされないということで、形だけとしながら、明治政府は1890年国会を創設した。

 山縣有朋は、民選議員へ実質的な政権を渡さないよう、枢密院、貴族院を創設、衆議院での決議が成立しないようにしたり、さまざまな権謀の限りをつくし廟堂の「藩閥官僚」に統治させた。その後、門戸を問わず試験に合格した者を採用、高文と呼ばれる「高級官僚」を養成して、統治させた。

 このときの支配構造は、下図のようになると思う。

 

2_2

 尾崎行雄は、、桂太郎首相のとき、

 「常に口を開けば、直ちに忠愛を唱え、あたかも忠君愛国は自分の一手専売のごとくに唱えておりまするが、その為すところを見れば、常に玉座の陰に隠れて、政敵を狙撃するがごとき挙動を取っているのである。彼らは玉座を持って胸壁となし、憲法. 改正と自衛省昇格問題を持って弾丸に変えて政敵を倒さんとするものではないか」

 と、桂太郎を糾弾している。

 なかなか、今に通じる名演説ですね。

 それで、ごくごく簡単にいうと、民選議員たちは国民の代表として政治を行おうとさんざん努力したが、既得権益を握っていて国民支配を手放さない藩閥官僚らの権謀により、ことごとく押し戻されという感じで、実権はとうとう握れないままだった。昭和17年の総選挙では、翼賛政治体制協議会の選挙妨害により「国策」に忠実な議員が多数となり、翼賛政治となり、軍官僚の暴走を許し、戦争への道を驀進する。

 紆余曲折はあったものの、見かけ上いろいろ付属品はあるものの、官僚支配は頑固に守られた。政党は、翼賛政党となってしまった。


● 敗戦後から現在まで

 敗戦により、GHQによる支配がはじまる。貴族院と枢密院は解散させられた。が、GHQは、官僚組織には気づかず、そのまま行政をすることになる。

 GHQは、官僚組織をただの行政組織と思ったのでしょうね。この「官僚」は、もとはと言えば、明治維新前後に「超然主義」で山縣有朋ら長州閥によって育てられたもの。それが、戦後もそのまま生き残って、行政を行うことになってしまった。

 そこで、さらに不運なのは、「政」(というより「民」と言った方がわかりやすいかも)の大物鳩山一郎や石橋湛山が、公職追放になってしまう。

 鳩山一郎は、言うまでもなく鳩山由紀夫や鳩山邦夫の祖父です。 氏は、昭和17年の総選挙で、大政翼賛会に加わらず推薦も受けなかった議員として、当選を果たしている。戦後は、日本自由党を旗揚げし、1946年の衆議院総選挙で1第1党となり、まだ日本国憲法が制定されていない中、イギリス的なルールに従って、鳩山を首相とする連立政権が組まれようとするまさにその時「公職追放」という目にあった。

 鳩山氏の追放により、麻生太郎の祖父である「吉田茂」が、タナボタで政権を得たってわけです。吉田茂は「官」のエースだったこともあり、池田隼人・佐藤栄作といった官僚出身の党員を大量抜擢した。

 あ~あ、って感じでしょう?これで、お仲間政権で「官僚組織」は息を吹き返したって、わけ。鳩山一郎氏が追放にならずに、首相になっていたら?歴史にモシモはないけど、そう考えたくもなるってもの。

 で、「官僚」は、GHQをも煙に巻き、以下のことをして、戦後も「官僚こそが日本における唯一の立法機関」になり、「中央による地方支配」を成し遂げ、今日に至ります。こちらからの再掲ですが、少々省略したところもあります。

法の中に官僚による立法行為の禁止の条項がないのを利用し内閣法の中に官僚による法律の提案権忍び込ませた。

・せっかく提出した苦心の法案も「愚かな代議士」によってボツにされてはかなわない。法案の審議も自分たちでコントロールするため、官僚たちが政府委員として国会の審議にも参加できることを「国会法」に書き込んだ。

・結果として、もともと法律を作るような専門的な仕事に向いていない国会議員たちは、自分たちの存在理由たるべき法案の作成をすべて官僚に任せることになってしまった。
 また、法案の審議も、官僚の作った質問と答えを、議会と政府とがあたかも台本を読み合うがごとく読み合うだけの形式的なものになってしまった。

・地方自治に関しても、「ただし、国の定める法律、あるいはそれに音づく政令に特別の定めのある時はこの限りではない」という一項を付け加えた。「この限り」であるかどうかはいうまでもなく国が定める。これによって地方の自主性は一瞬にして有名無実のものになってしまった。

またアメリカは、税金の配分に関し、地方がまず先にとり、残りを国がとるという考え方であったが、官僚はこれも巧みに換骨奪胎してしまった。つまり、税金の使い道の中には、地方と無関係な、国だけの仕事にかかわるものがある。例えば外交や防衛、そして全国的な規模によるプロジェクト、等である。これだけは国が先にとらせてもらわねば、というのが官僚たちの要求であった。アメリカはこれを呑み、その瞬間官僚は勝った。ある事業が国家的なプロジェクトの一環であるかどうかは、国が判断できることになってしまったからである。地方都市に駅ビル一つ建てるにしても、それが全国的なプランの一環であると国が主張すれば、その計画は国のコントロールのもとに入ってしまう、という現行のシステムは、実にこの時に源を発しているのである。これは明らかに中央による地方支配であり、言い換えれば日本においては、地方は中央の出店にすぎぬのである。

 というわけで、今の日本は、三権分立は見かけだけです。

 実態は、政治と行政、そして地方も官僚の支配下に置かれているのです。

 つい最近、えん罪としか思えない高知の「スクールバスと白バイの事故」事件で、最高裁は上告を棄却し高裁の判決を確定させ、バスの運転手の片岡さんは服役することになりましたが、これなんか見てると、行政の暴走をチェックすることなど司法機関には全くないということがわかるわけで、三権は、全部「官僚」にあるということを示しているのではないでしょうか。ま、司法も「官僚」のお仲間でもありますね。

 というわけで、現在の日本の支配構造は、こんな感じでしょう。↓

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 どうしても、「官」→「政」の支配ベクトルを反対向きにしないことには、民意を政治行政に反映させることができません。

 まず、政権交代ですね。そして、頭のいい「官僚」様には、「政」の部門からは完全撤退していただき、すごく能力のある方々ですから、行政に力を発揮していただくことです。そうすれば、議会制民主主義があるべき姿となり、民意に沿った政治行政が行われるようになり、現在起きている問題のほとんどは解決するのではないかと思いますね。

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「労働経済白書」それ自体はいいにしても。

 結局、「何を考えたか、何を言ったかでなく、 何をしたか」だと思いますね。

 たとえば、農水省は「食料自給率が39%に下がった、50%にあげるのが目標」と口先だけじゃなくて実際文章にもしていたりするが、それを読んだり聞いたりして、「あ~、農水省は、自給率を上げる努力をしているんだな」と思って安心していたら、やっていることをみると、減反政策、農業の自由化、小農への補助金切捨てなどなど、とても自給率を上げるようなことはやっていなかったりする。

 言ってることと、してることが違うじゃん!って感じ。

 厚労省が今までと違い現状を把握した前向きな「労働経済白書」を出しましたが、そこで述べられていることを真に受けていいのでしょうか?確かに、耳触りのいいことを聞かされて、官僚もやるじゃんと見直そうという気分にもなろうというものですが。

 農水省の例もあるし、私は、書かれていることをそのままとても信じる気がしない。「白書」では、いい夢見させてくれてありがとうってわけにもいかないし。

 ま、厚労省が何をするかじっくり見たい。

 

 と書いてしまったが、これ自体がおかしい。


 私が考える議会制内閣制としての手順は、下記のようになる。

1、厚労省は「労働経済白書」を厚労相へ提出する。

2、厚労相は問題点を精査して指示を出すものは指示を出し、閣議に諮るものなら諮り、法案を作成し、国会で諮る。

 これが、議院内閣制というものだと思うが、今の政治行政の仕組みでは、こうは絶対にならない。

 厚労省だけではないが、全省庁は、許認可権補助金、交付金を持ち、通達行政指導を政治に諮ることなく、勝手にやっていいことになっている。省庁はまず、これで、国民に対して睨みを利かせることができ、民間に対する権力の源となっている。

 それだけではなく、法案をも各省庁の事務次官が集まった会合で決め、閣議はそのまま国会へ上程しているのだから、省庁が、 我が国の政治行政のすべてを取り仕切っていると言っても言い過ぎではない。内閣が省庁へ改善を求めるとどうなるか?官僚は抵抗するのである。

 本来は行政機関であるはずの省庁が、このように絶大な政治権力を持って、政治を行っているという現実を、私たちは、まず、知るべきでありましょう。何よりも政治に判断を仰がずに行政が勝手にしていいことが多いということを知るべきでありましょう。

 と、いうことで、私が言いたいのは、「白書」を厚労省へ提出するまでが、厚労省の仕事で、あとは国民の代表の政治の判断と支持を仰げということと、その行動について政治からチェックを受けよということと、

 政治が政治力を取り戻すために、省庁から、上記に述べた許認可権をはじめ、通達、行政指導を奪い去ること。これなくしては、民間は省庁の言いなりになるしかなく、省庁の横暴に国民はさらされ続けることになるのだから。

 今のように絶大な権力を持つ省庁が、国民に対して公僕として働くはずもなく、「白書」は、ただのリップサービスに終わり、現実は逆行していくなんてことになりかねないでしょう。

 まず、とにかく国民の代表の政治家が政治力を各省庁から取り戻すこと、これが「改革」の中枢であり、それなくしては、日本の政治は変えられないのです。

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官僚支配の現状把握して官僚支配終了へ。

 まずは、明るいニュースから。

 北京オリンピックでは、ソフトボールで、日本が米国を3-1で打ち砕き、優勝しました。米国に勝って金メダルというところがたまらなくよかった、と思うのは私だけではないと思います。

 で、今日は、日本を動かしているのは、だれか、どこかということをハッキリとさせたいと思っています。

 日本を動かしているのは、日本人に対する支配力を持つもの、つまりは権力者ですが、まず、日本における支配は、何で行われているかということを考えました。

 法律、政令、省令、告示、通達、行政指導、この6つが、私たちを従わせる源泉であり、これらによって私たち日本国民は支配されているということになります。

 で、それぞれどこで決められるのかというと、下記となります。 

● 法律は、国会議員が話し合って決める。

● 政令は、閣議で決める。

● 省令は、大臣が決める。

● 告示は、大臣が決める。

● 通達は、役所で決める。

● 行政指導は、役所で決める

 それで、まず、通達行政指導は、役所で決められるということがお分かりになると思います。

 通達は、一片の紙切れで企業活動を縛ったり、天下り先の企業や特殊法人の特定業務を独占させたりすることができます。官報への公開も義務付けられていないので、私たちの知らないうちに行われることになります。

 悪名高い通達の例として、

、旧建設省住宅局建築指導課長が1965年12月、全国地方自治体の建築主務部長あてに出した通達。

 この課長通達で、建築確認の特定の手続きに関して、民間の新規参入を排除しつつ指定した特定の公益法人に業務を独占させ、自らの天下り先にする、という仕組みが作られた。

 建設省が仕組んだこの利権独占と天下りシステムは、建築基準法が改正・施工される2000年6月まで完全に機能した。所管の財団法人「日本建築センター」は、建築確認の手続き上、建築の規模や構造、材料によっては欠かせない「評価」「評定」の義務を法に基づかずにほぼ一人占めしてきたのである。

、90年3月の不動産業融資の総量規制と三業種(不動産業、建設業、ノンバンク)規制の通達。

農協系金融機関向けの通達には三業種への規制がはずされていたことから、ここから住専への融資がしり抜けになった。結果、農協系のパイプを通じて住専への貸し付けが激増し、のちの住専の不良債権・破たん・税金投入問題を生む。

<以上は、北沢栄著/官僚社会主義日本を食い物にする自己増殖システムから引用しました>

 また、行政指導も、通達同様、役所で決めることになっており、その決めることに、官報告示義務なく、法的根拠がなく、行われるときには、いっさい文書に残さない口頭による密室型も少なくないとのことです。

 故天谷直弘(元資源エネルギー庁長官)氏は、「どの省の局長であれ、自分の局の規制や行政指導の全貌を把握しているものは一人もいないのではないか。局長はに二年くらいで変わってしまうし、規制や指導の大半は課長と係長のレベルで、長年の慣習とか人間関係に絡んで行われる」と語ったというぐらいだから、

 行政指導とは、一役人のフリーハンドで行えるわけですね。役人でさえあれば、人の殺生与奪の権を握ることができるということですか。

 とりあえず、以上のことで、通達行政指導というものが、役所の権力の源として存在することはお分かりになったと思います。これを振り回されたのでは、民間は存続することが難しくなります。だから、これらのせいで、民間は役所の顔色をうかがうという構造にもなり、天下りを受け入れざるをえない構造にもなるのではないでしょうか。

 この通達行政指導という権力だけでも役所はすごいですが、役所つまり中央省庁が決めるのは、実はそれだけではありません。

 Yahoo!みんなの政治用語説明↓がわかりやすいので、持ってきました。

事務次官(じむじかん)

各省庁における官僚キャリアの最高のポスト。

国務大臣を長とする省庁には必ず事務次官がいる。事務次官は、省庁事務について大臣を補佐し、下部組織である各局を指揮し、各省庁間で調整を図る。閣議の開催に先立ち各省庁の事務次官が集まって、事務次官会議毎週月曜日木曜日に開かれる。この事務次官会議では、閣議にかける案件を事前に確認し合い省庁間で調整できない案件は取り下げられる。そのため、事務次官会議で決まったことが、事実上、閣議でもそのまま通り、閣議を形式的な儀式としている側面がある。
国 家公務員採用試験Ⅰ種に合格して採用された官僚キャリアは、幹部候補生として省庁内の各局を次々と異動し、あるいは他の省庁へ出向するなどして、最終的に は事務次官や局長などの職に至る。また、同期入省組のなかから事務次官が誕生すると、ほかの同期入省者は退職するといった慣例もある。

 お読みいただければお分かりだと思いますが、閣議にかける案件は、閣議に先立って開かれる事務次官会議で決まったことであり、それがそのまま閣議決定されるということは、閣議決定は、事実上、事務次官会議が決定しているということですね。

 そして、その閣議決定されたものが、国会へ上程され、与党多数でそれが通っていくわけです。そうして通っていく、結局、政令、予算案、法律案、法律に基づく基本方針などは、 各省庁の事務次官たちの案であるということです。

 ま、このように閣議決定は事務次官会議決定とイコールであるということから、省令、告示についても大臣が決めることになってはいるけれど、大臣からはハンコを預かっているだけで、決定は、各省庁で行っているだろうことは推して知るべしですね。

 つまり、法律、政令、省令、告示、通達、行政指導、のすべては、中央省庁が決めているということになり、この国を動かしている権力は、霞が関の官庁にいる官僚なのだと言っていいでしょう。

 そう、こういう風に日本の政治は、官僚が動かしているのです。自公議員は、ただ決議をするための要員になってしまっているということです。

 郵政民営化解散総選挙で小泉政権与党が衆院で3分の2以上を占めることによって、事務次官会議から上がってきた弱者切り捨て法案は、与党の多数により続々成立させられたということです。

 だから、官僚支配を打破するためには、まず、官党である自公政権には降りてもらう政権交代が必要ですね。そして、新しい政権は、何よりもまず、霞が関官僚から政治を取り戻すことが、最初の仕事です。そうしなければ、国会議員は存在自体が無意味です。官僚から法的行政的権力を取り上げるのです。そのための政治家による官僚に対する法規制が必要だと思います。そして、確実に政治を政治家のものとして欲しい。

 そうでなければ、戦前から続くお上によるお上のための政治が続くことになり、民意による政治は行われることはないのです。国民を生かすも殺すもお上次第なんて、およそ民主主義国にはふさわしくないでしょう?私たち国民が主権者として、政治家を選び行政を動かすのが民主主義というものなのですから。

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天下り法人は廃止すべきだと思っています。

世界の片隅でニュースを読むさんから、私のエントリ本当は恐ろしく多い日本の公務員の数。に、

独立行政法人=「悪」ではない!独立行政法人には必要な業務がたくさんあるの二つをトラックバックいただきました。

ご意見ありがとうございます。

 それで、独立行政法人は国民にとって必要が業務がたくさんあるということですが、それにはまったく同感です。

 しかし、疑問があります。そもそも、そういう国民にとって必要な業務を行っている部門をなぜ独立行政法人にしなくてはいけないのでしょうか。そして、民営化や廃止の対象にさらされているのは、こうした国民にとって必要な行政法人ではないかということです。

 ま、とにかく、独立行政法人には、国民にとってはなくてはならない業務を行っているところと、天下り先として存在している税金無駄遣い法人とが混在しているということですが、これが、「官」の狡知だとみえなくもない・・・・。

 国民にとって不可欠な行政法人は天下り先としてもうまみが少なく、またファミリー企業も形成しにくいということで、「官」は、そうしたところは、自分たちには不要だと切っていくために独立行政法人にしたのではないかと思えるし、官にとっておいしい天下り機関と同じ独立行政法人に置いておいて、独立行政法人に非難が向いてくるとこれ幸いと切って捨てるのではないかと思いますが。

 国民にとって真に必要な行政法人は、元の国の機関へ戻すべきだと考えます。そして、そこで働く方々は、公務員として安心して働いてもらいたいと思います。

 天下り先とごちゃごちゃにされて、民営化や廃止にされてはたまりません。

 真の改革は、天下り先としての法人廃止だと思っています。

 こちらは、古い方のパソコンでもトラックバックピープルにトラックバックできなかった。

 IEで送れました。いろいろお騒がせしました。

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本当は恐ろしく多い日本の公務員の数。

 いまは、北沢栄著「官僚社会主義 日本を食い物にする自己増殖システム」2002年に書かれたものを読んでいます。6年前となると少々古さを感じますが。

 この本では、(94年、総務庁調べ)となっている、人口1000人当たりの公務員数の国際比較では、先進国最多のフランスの104人に対し、日本は40人となっています。今の公務員数はどうなっているのかなと思い、総務省の最新資料を見てみると、日本は、同じく先進国最多のフランス87.1人に対し、32.5人となっています。94年時と比べて、フランスも公務員数を減らしていますが、日本はますます公務員数を減らしているとデータには出ているのですが、本当にそうでしょうか。

 実は、それには、インチキがあるのです。

 日本には、「見えない政府」が存在します。

 「見えない政府」を見てみましょう。

 まず、図をご覧ください。(見にくいですね(^^;))
Photo

 「見える政府」中央省庁の下には、

 「特殊法人」、「認可法人」、「独立行政法人」、「民間法人」などがぶら下がり、その下にさらに膨大な数の「公益法人」がぶら下がっています。

 以上の法人のうち特殊・認可法人の全部公益法人の多くが、「官」から「ヒト・モノ・カネ」のすべてか一部の支配を受けています。「ヒト」とは、人事権の掌握と天下りを指し、「モノ」とは物品販売など業務委託を指し、「カネ」は政府による様々な出資金、補助金を指します。

 これらの法人の下には、直接出資、あるいは職員による出資という形で、系列の「ファミリー企業」もあります。

 ま、特殊・認可法人の全部公益法人の多くその系列のファミリー企業には、私たちの税金が使われているということですね。ここで働いている人たちは、税金で収入を得ているということで、実質的には公務員だと思いますよね。

 それで、まず、公務員の定義はどうなっているのか、気になるわけですが、

 ウィキペディア【公務員】によると、 以下の通りとなります。

国家公務員
国の各機関の職員、特定独立行政法人の役員及び職員。約96万人で、このうち約25万人を自衛官が占める。
地方公務員
地方公共団体の職員、特定地方独立行政法人の役員及び職員。約316万人。
 地方も国と同じ構造になっているので、地方公務員もついでに書いておきました。
 上の国家公務員の定義によると、特殊・認可法人の全部公益法人の多くその系列のファミリー企業は、公務員としてカウントされないということがわかります。この人たちは、約96万人の中に入っていないということですね。

 税金で食べているという実質的に公務員でありながら公務員としてカウントされないということは、隠れ公務員と言っていいでしょう。その隠れ公務員が、いったい何人いるのかまでは書いていないので、個別にあたって計算すればわかりますが、相当膨大にいるってことだけはわかりますよね。

 だから、本当は、日本には公務員が恐ろしく多くいるというのが正解です。

 総務省が、日本は国際比較で公務員数が少ないというのは、公務員を隠したインチキです。

 各省庁の官僚天下り先として作られたこの法人群に使われている税金は、年間12兆円だとのこと。

 こうして「官」は、国民には見えないように増殖を続け、税金を食いつぶしていっているのです。税金を無駄に食い続ける公務員数は増え続けているのです。

 事務官だと、こうした天下り先を3回も移ることで生涯に受け取る退職金合計は、2億円にのぼるのです。これ、もちろん私たちの税金からです。12兆円は、このように使われているのです。

 年間12兆円も、天下り官僚を潤すために私たちの税金が使われていること。これこそが改革をすべきところではありませんか。

 財務省は、主に社会保障費から年間2200億円削減するとして実行中ですが、私たちが生きるために必要な社会保障からお金を削り、自分たちの天下り先はどんどん増やし税金をじゃぶじゃぶ使っていることに注目すべきです。消費税アップも言い出していますが、とんでもないことです。

 天下り先で、元官僚たちが何をしているか?新聞読んで暇をつぶして帰るだけと聞きます。

 なお、地方自治体も特殊法人、公益法人、第三セクター、系列民間企業を多数設立し、地方版「見えない政府」を形成しているのです、地方の隠れ公務員もたくさんいるということです。


 ところで、昨日の東京新聞朝刊には、こんな政府広報がありました。

10月1日

(株)日本政策金融公庫発足

 国民生活金融公庫、農林漁業金融公庫、中小企業金融公庫及び国際協力銀行(国際金融等業務)が統合。政府100%出資の新機関として、政策金融サービスの維持・向上に努めます。詳しくはHP(http://www.afc.go.jp/jfc/)又はTEL(03‐3270‐2267)まで

  財務省・厚生労働省・農林水産省・経済産業省

 官僚国では、国民からの税金は自分たちのお金として使い放題です。財務省・厚生労働省・農林水産省・経済産業省は力を合わせて、省益をキッチリ確保、いや、確保どころかおそらく増やして、4つを1つに数だけ減らして小さな政府へカイカクしてるよと国民へアピールしているのかなと思ったのでした。


 あわせて、こちら↓もお読みいただけるとうれしいです。

天下り法人は廃止すべきだと思っています。

※トラックバックピープルにトラックバックが送れません。なんででしょう?メンテナンスは終わっているのに。

 古い方のパソコンから送れました。パソコンに問題ありです。でも、原因が分からない?メールの送受信もできなくなったし。

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官僚の正体とその暴走

 きょうも、またまた官僚批判になるので、「また官僚の悪口いってるよ」とか「国家公務員はまじめに仕事をしているのじゃないの?」とか、「あんたの根性が悪いんじゃないか」とか、「国家公務員を嫉妬して公務員たたきをしているのじゃないか」って思われそうですが、でも、日本の混乱の根源は霞が関官僚にあるので、引き続き書きます。

 現在は、立法機関が、戦前から続いている「官」というお上立法行政組織に浸食されて、政治家による政治がおこなわれておらず、官僚による政治が確立しているのです。

 民主主義の憲法を頂いているのだから、政治が民主主義的に行われていると思ったら大間違いです。いまや、国会は官僚が作成した政策の議決の場となってしまっているのです。

 こうしたことはにわかには信じがたいと思います。昨日のエントリでは、垣間見える官僚の正体をご紹介しましたが、これよりももっと具体的に官僚の正体が端的に出ている事柄が、ヤメ蚊さんのエントリ

こんなふざけた答弁ができるのも情報の隠蔽を許しているからだ!~対米兵裁判権放棄問題パート2

 にあります。

 ヤメ蚊さんが、ご指摘の通り、『「知らしむべからず」という「専制政治」が日本の政治の実態であることがこの一事からもよく分かる。』わけですが、いったい何者がそうしているかを正確に知ることが大切だと思います。

 ここで問題にすべきは、↓ですよね。

1)「米兵に対する裁判権放棄の密約に関する文書を国会図書館が閲覧禁止とした件」
2)裁判権放棄の密約について、国会議員(鈴木宗男氏)の質問に対する外務省の答弁

 宗男議員の質問に答えた外務省は、明確に密約はなかったと否定したが、その後すぐ、証拠の密約があったとする書類がみつかる。そして、その書類は
国会図書館により隠ぺいされたということです。

 ま、外務省は、国会議員に明確なウソをついて、法務省と国会図書館が協力してウソの証拠を隠滅したということです。

 それで、ヤメ蚊さんのこちらのエントリの一部をちょっと拝借させていただきます。

【「国立国会図書館資料利用規則」第8条】に【「館長は、人権の侵害等により利用に供することが不適当と認め られる資料の利用の制限(利用を禁止し、又は利用について一定の条件を付することをいう。以下同じ。)をすることができる」と定めており、今回の措置も建 前上これに基づく措置となっている】というのだ。

 しかも、【実は公表されていないが、同図書館には「国立国会図書館資料制限措置に関する内規」という規則が存在する。これによると、同図書館が所蔵する 行政資料に関しては当該官庁から閲覧禁止等の要求があった場合、それに従う旨が定められて】おり、【どうやら資料の国会図書館所蔵を知った法務省が、同館 に閲覧禁止を申し入れた結果、今回の成り行きとなった次第のようである】らしい。

 と、官僚たちは、自分たちに都合の悪い書類は、いつでも隠ぺいできるように規則を作っておいたというわけですね。さすが抜け目がないですね。用意周到です。

 ここで出てくる外務省、法務省、国立国会図書館、すべて「官」の組織です。政治家がこれにからんでいたかどうかというと、まったくからんでいないでしょう。ま、からんでいないことが問題ですが、それほどまでに政治家は官僚になすすべもなく無力化されていると理解していただくとよろしいかと思います。

 日本の官僚は、行政府として発生したのではありません。過去のエントリで述べてきたように、彼らは、太平洋戦争を引き起こした戦前官僚組織が、GHQにその存在を知られなかったために、そのまま引き継がれた存在です。その思想は、「超然主義」。お仕えするのは、権力者にであって民衆にではありません。戦前は天皇に、戦後は天皇よりもアメリカ様にと軸足を移したようですが。

 まずこれがわかった上で事をなすべきです。ふがいないと政治家を攻め続けたのでは、官僚は高笑い、政治家を潰すだけとなります。

 私たちが非難すべきは、官僚の暴政です。そうして、私たちが、政治家のバックについて応援し、官僚から政治を取り返すことです。そうでないと、霞が関改革は到底できることではないと思います。

 いまは、政治家が無力化され官僚の暴走が始まっています。また私たちはいつか来た道(政治家が無力化され、軍官僚が暴走し戦争へと突入した)を辿らないようにしなくちゃいけませんよね。

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「官僚の抵抗で成果は?」とは?

 官僚とは、どんなものか、ほの見える記事をキャッシュですが拾ってきました。

「無駄な支出根絶」来月に初会合、官僚の抵抗で成果は?って、変じゃありませんか?内容は、下記の通りです。

「無駄な支出根絶」来月に初会合、官僚の抵抗で成果は?

 政府の無駄な支出削減策を検討する「行政支出総点検会議」が8月上旬にも初会合を開く。

 福田首相は「国民目線による無駄の根絶」を目指すが、既存の組織との役割分担もあいまいなうえ、官僚の抵抗も予想され、十分な成果を出せるかどうかは不透明だ。

 会議は、茂木友三郎キッコーマン会長を座長に、宮崎県の東国原英夫知事、会計検査院長経験者の大塚宗春早大教授ら10人を起用。事務局を務める担当室室長には、元経済同友会常務理事の安生徹氏が就任し、次長2人のうち1人はトヨタ自動車から登用するなど、「効率的経営」を追求する民間企業の手法導入を視野に入れた布陣といえる。

 8月以降、月1~2回ペースで会合を開き、〈1〉公益法人への支出見直し〈2〉旅費など業務効率化〈3〉不要な政策の廃止――などの観点から無駄な支出を洗い出す方針だ。

 就任以来、「官僚寄り」との指摘もあった首相が霞が関の「無駄」に切り込む姿勢を強めているのは、道路特定財源の不適切な支出や「居酒屋タクシー」問題など官僚組織の不祥事が内閣支持率低下につながっているとの認識があるためだ。

 将来の消費税率引き上げに道筋をつけたいとの思惑もあると見られる。

 ただ、行政の無駄排除については、茂木氏が座長の「行政減量・効率化有識者会議」がすでに独立行政法人の見直しなどに着手しており、町村官房長官も25日の記者会見で、「(二つの会議が)ある部分だぶっている」と認めざるを得なかった。

 二つの会議の効率運営自体が課題となりそうだ。
(2008年7月26日23時10分  読売新聞)

 官僚とは与党の手足になって働く行政担当と思いきや、抵抗して言うことを聞かないらしい。
 政治家が官僚を動かすのは、恐ろしくしんどいらしい。

 ふつう、政治家が「無駄な支出根絶」したいと行政へ伝えたら、「無駄がないか精査してみます」とか、受けて仕事をするものではないのかと思うけど、抵抗するのです。

 この記事だけではなく、「官僚の抵抗で」というニュースは、ちょくちょく見聞きしたことがあると思います。

 これが、金子仁洋氏の指摘する官僚の「超然主義」というものですね。

 下賤な民間人に選ばれた代議士の言うことなんか聞けるかと政治家をバカにし、並びに国民をなめきっているのですよ。

 官のそもそもは、宮中にお仕えするという官という組織なわけで、民衆には下賜するというような意識しか持ちません。明治維新前後に誕生した藩閥官僚は、そうした官として誕生。高文官僚を経て、戦後もそのまま生き延び、現在の官僚へと「超然主義」を引き継いでいます。
 気高く、高貴なお方たちなのです。公僕なんて爪の先ほども思っていないでしょう。

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日本の夜明けは「官僚支配」を終わらせることから。

 きのう書き始めて、仕上がりませんで、出遅れ記事ですが。

 きのう15日は、敗戦記念日。

 日本という国は、戦争の悲惨さについては語られるけれど、もちろんそれは非常に大事なことだけど、戦争がどのようにして起こされて敗戦に至ったのかという肝心な根本の部分は総括しないまま、うやむやでとうとう63年を過ごしてしまったという感がありますね。

 戦争を実体験された方も高齢化し、このまま、実態が国民の前に明らかにされないまま戦争はどんどんと風化していくのでしょうか。

 国民側が、第二次世界大戦は、いったい何だったのかと考えたとき、実際、非常にわかりづらい状況に置かれる。

 それはどうしてかというと、戦争指導者が靖国神社に祭られたこと。これで、非常に摩訶不思議なワケワカメな状態に陥るのだ。

 例えば、会社が倒産したとして、倒産の責任は社長にはなかったなんて言う人は一人もいないと思うが、東條氏は日本軍を率いて日本を敗戦に導いたにもかかわらず、ま、東京裁判で死刑判決を受けて死刑になったものの、ソレは戦勝国の裁判などという理屈がつき、日本から見れば戦犯などではないとして、靖国神社にお祭りし神にするなんてことが行われたのである。・・・・ん?ん?えっ?という感じ。これで、もう、サッパリわけがわからなくなるのである。300万人もの犠牲を出した戦争だったのに、その責任は誰にもなかったの?戦争責任者と思しきお方は、日本にとって神になられたって?なんじゃ、そりゃ?

 こうやって、最初の時点で躓いているんですよね。これで、戦争の総括ができるわけがないのですよ。

 それで、東條氏の経歴を見てみると、陸軍士官学校→陸軍大学校という軍官僚であることがわかる。また、↓は、戦時中の東條氏について描いているが、

(1942)立候補者推薦制度による翼賛選挙を行う。それにより議会は形骸化し、独裁的な戦時体制が強化された。19年(1944)2月参謀総長を兼務したが、戦局の悪化に伴い重臣内部の批判が高まり、7月には内閣総辞職となった

 まぁ、東條氏の戦争責任は免れないところだろうと考えるが、戦後しばらくして靖国神社に祭られて神になったのである。

 しかし、これを別な角度から見てみると、簡単に謎が解けるのではないだろうか。

 戦後も実質的統治を獲得した官僚が、東條氏という仲間である軍官僚を靖国神社にお祭りし神にすることで、戦犯という不名誉から救ったとしたらどうだろう。スルスルと謎が解ける気がするけど、気のせいかしら。

 そもそも、ポツダム宣言受諾の日本側の最低条件は、「国体維持」だった。それは、天皇を守ること、つまりは、その天皇を拠り所とする官を守る「官の統治を守る」というものだった。だから、天皇は「官」にとって必須だったのだ。ま、GHQの支配を乗り越えて、なんとか戦後も統治を得た官僚は、自分たち「官」の仲間である東條氏の汚名を注ぐことを考えて実行したと考えるのは、とっても合理的だと思うけど、どうかしら?

 官僚にとって、「官」は絶対正義なのである。犯罪者などいないのである。このように、戦後もなお「超然主義」がまかり通されていたと考えると謎はスルスル解けていく。

 戦争の責任は、まず指導者が取らなければ話は始まらないが、彼らにとって、「官」は、絶対正義である。だから、「官」が起こした戦争を、総括して反省するなどということができるはずがないし、したくない。むしろ、総括して反省するどころか、彼らの仲間に汚名を着せたままにしておくわけにはいかないと考え、東條氏の神格化が行われたのではないか?この官僚の仕業は、日本人の頭の錯乱させ、今日に至り、今では「政」の代表者までが、靖国を詣でるありさまとなり、ますますの混迷をみせているのではないか?

 「官」側でない人はみんな「政」(「民」と言った方がわかりやすいかも)の方にいるのです。「官」の考えにつき従っている人は、自分の立ち位置が分かっていないといえるでしょう。

 ま、上で述べたことは私の憶測にすぎないわけですが、今日のテーマは、「官僚支配」を終わらせよう!です。って、同じようなテーマで何回目だろうって感じだけど、でも、これが私たち国民にとって、とっても大事なことだから。

 来る解散総選挙の目的は、官僚政治を終わらせることです。

 さまざまな国民を苦しめる法案は、すべからく官僚から出ています。これら官僚は、国民のための政治をする気は、ハナから持ち合わせていません。ことごとく私たちを苦しめる法案を通していることから、お分かりでしょうけど。「官」は「官」のための政治をしているのです。「お上」は「お上」のための政治をしていると言い換えてもいいですね。

 何故政権交代をしなくてはならないかというと、自民党では官僚を統率することは不可能だからです。彼らは、政策立案から答弁に至るまで、官僚に頼り切っていて、官僚がいなければ、何もできない政党になってしまいました。

 だから、他の政党に託するわけです。おそらくは民主党に政権交代するだろうけど、政権党の第一の仕事は、「官」から政治を奪い返すことです。官僚を政治の場から完全に締め出すことです。それには、「官僚」を統率するための法整備が必要でしょう。これは、野党も一丸となって協力するべきことですね。政党に主義主張の違いがあろうとも、同じ「政」国民の立場にいます。政治を「官」から、完全に奪い取ることが、政党の皆さんが、まず一番最初にしなくてはいけない仕事なのです。

 そうでなければ、私たちがいくら政治家を自分たちの代表として選んでも、私たちのための政治が行われることはありません。どの政党が政権を取ろうとも、お上「官」の政治が続くということになります。

 でも、そんなことはないだろう、政治家が政治を行っているんじゃないの、今の混乱は自公政権がもたらしたと思う方もいらっしゃいますよね。もちろん与党にも野党にも責任がないわけじゃないですが、

 まず、日本の官僚がどうしてこのように政治家を差し置いて、政治を執り行うようになってきたのか、できるだけわかりやすく説明したいと思います。こういう日本の政治沿革を知ることで、「官僚支配」が理解できるし、仮説である官僚の東條氏救出説もあり得ると考えていただけるのではないかとも思うので。

 話は、明治維新から始まります。

 明治維新の功労者である薩長土肥の藩閥が、天皇を中心に明治政府を作り【廟堂】で政治行政を行っていた。

 さまざまな抗争を経て、薩長が残り、最後は長州藩だけが残ることになるが、【廟堂】はお上として存在する。民は下々ということで、政治に参加はできず、政治行政は、民の意見を聞くことなく【廟堂】から下々へ下されていた。

 統治のありようは、お上→下々ですね。

 そこへ、近代国家へ仲間入りするために、西洋の民主主義を取り入れたふりをしなくてはならず、形だけとして国会を創設する。選挙は、収入制限があって誰でもが選挙人、被選挙人になれるわけではなかったが、それでも国会は選挙で選ばれた民の代表で構成された。いうまでもなく国会は形だけにしろ民の政治をつかさどるところ「政」として誕生した。

 ここで、【廟堂】は政治行政を一手に握った「官」として存在することになる。「官」は、つまるところ、天皇を拠り所とした藩閥一派なのであるが、お上というプライド「超然主義」を持っている。この藩閥一派は帝国大学を創設して後継する官僚を育成し、試験で選ばれた藩閥子飼いの官僚に政治行政を行わせるために、民選の政党に統治権を渡さないように、様々な権謀を巡らす。政側もよく戦ったのですがね、やっぱり権力を持っている方の陰謀が勝るわけです。戦争を起こす前には、政党は粛清され「官」の翼賛として存在するようになってしまい、結果、「官」は、戦争へと暴走するのである。

 本当は、民主主義国家にとって当たり前の構造「民衆」→「代議士」→「統治」が築けないまま、「官支配」お上→下々のまま、戦後を迎える。「官僚」は戦後GHQをも丸めこみ、政治の「官僚支配」を守った。

 と、大ザッパですが、経緯を述べました。戦後63年もたったいまでも日本の政治は明治維新の藩閥官僚政治を引きずっているのです。自民党は、「官」の翼賛政党になっているという感じ。

 来る解散総選挙では野党躍進により、このお上の政治民衆の政治にするのが、私たちの目的となります。

 それで、警戒すべきは、「官」によるとは言いませんが、「政」に対するスキャンダルがでっち上げられて、マスコミが「万犬虚に吠える」がごとくに大騒ぎすることです。こういうことが今まで「政」の改革をとん挫させてきました。

 私たちは、スキャンダルなどの目くらましによって、この大きな目標を見失わないようにしなくちゃいけません。

 そして、民主党には、しっかり頑張ってもらいたいし、共産党、社民党、国民新党、の方々も、しっかりと協力してもらいたい。自民党もこれには協力すべきだと思うけど。今度という今度は、「官僚」を政治から完全に締め出さなければいけない。官僚政治のせいで私たち国民生活は追いつめられつつあるのだから。

 政党には、「官僚支配」を終わらせ、政党政治のスタート地点に立つことがまず求められます。そうでなければ、政党の存在自体が無意味となります。

 日本が戦争総括ができないでいるのと同じく、政治も、最初の時点で躓いているのです。

 日本の夜明けは、「官僚政治」を終わらせることからしか始まらないと確信しています。

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「政官攻防史」からⅡ<超然主義の誕生>

 昨日から、金子仁洋著「政官攻防史」を読んでいる。

 面白くて、昨日ほとんど読んでしまった。歴史というのは、いかに表面しか知らされていないかというのがよ~くわかる。特に明治維新前後からの近代史は表面的なことしか知らない。

 明治維新から、すでに140年余が過ぎていると今日も、「官」の性格は、この維新前後に決定づけられたまま、今日に至っているなんて、すごい。戦後までなら大いに信じられるけど、戦後も生きながらえて今もなお、「官」の性格は維新前後のままで裏から政治を操っているだなんて、サプライズもサプライズ!私にとっては。

 私たちは、自分たちが選んだ政治家が政治を行っていると思っているけど、政治家は、建前上存在しているにすぎない。実のところは官僚が裏で政治を行い、政治家を思い通りに使っている。

 そして、今日の与党政治家は、建前として存在することに、すっかり安住してしまっていて、政策も立案も答弁もすべて官僚に丸投げ。何もしないでいて、高収入を得られて国会では居眠りして楽チンと思っているのかな。ま、与党に統治能力がなくなっていくのは、官僚が、与党にくっついて供依存関係にしてしまうからだろう。

 官僚の政治への介入をシャッターアウトしない限り、国民目線の政治は、絶対に行われない。なぜなら、官僚は、「超然主義」で、私たちに絶対に交わることのないはるか上の世界にいるので、馬鹿な国民のためになんか何もする気はないのだから。

 だから、政権交代は、官僚支配を終わらせることとセットで考えなくては、政権交代も意味のないものになってしまう。

 ホントに、びっくり仰天の政治の世界だけど、歴史を振り返って、いったいどこでどうなったのか知っていた方が絶対いいと思う。

 もしかすると、私が一人で面白がっているだけで、あまり面白くないかもしれないけど、きょうは、「第一章 前史―超然主義の誕生」からご紹介することにした。

維新前後について

 できたての明治政府は、国の形をどうするか模索していた。

 そこへ登場したのが坂本竜馬。坂本竜馬と言えば、長崎に日本初のカンパニー亀山山中(後の海援隊)を組織し短期間に武器を調達したり、薩長連合に尽力するなど目覚ましい働きをしたことは知られているが、どうも、それは、武器商人トーマス・グラバーがバックにいてのことという説があったりする。

 その坂本竜馬が、長崎を出発して上京するまでの船中でいわゆる「船中八策」という国家構想を練ったとされている。これも竜馬が100%考えたものじゃなくて、グラバーの入れ知恵もはいっていて、両者の合作じゃないだろうかと私は思うけど、それは、ここでは問題ではないよね。

 「船中八策」とは、どういったモノか、本から引用してみよう。

 竜馬は、261の藩国からなる徳川幕藩体制を、諸豪族が各地に蟠居していた古代日本になぞらえ、古代日本が太政官制によって統一されたことに注目したのである。

 「船中八策」のその一にはこう書いてあった。

 「天下の政権を朝廷に奉還せしめ、政令よろしく朝廷より出ずべきこと

 そして、新政府のメカニズムその五に、

 「古代の律令を折衷し、新たに無窮の大典を選定すべきこと

 <略>

 竜馬は、その新政府の要人までも想定していた。その頂点は「関白」であるが、これに三条実美、「副関白」には、徳川慶喜の名が見えている。そして、関白の下に「議奏」を置く、ここに公卿と大名を並べる。そして議奏の下の「参議」に西郷、大久保、木戸らの実力者を配置するのである。竜馬はさらに、議員で構成する、上下の議政局を構想した。

 まず、明治維新のスローガンは「王政復古」だったから、その一の「天下の政権を朝廷に奉還せしめ、政令よろしく朝廷より出ずべきこと」は、スローガンにぴったりだった。

 明治政府は、徳川幕藩体制の古い勢力を退場させ、新政府の担い手に移行させる必要があったから、竜馬の古代官僚制を手本にしたは受けた。旧勢力には名を、新勢力には実権をとらせる。大政奉還後、諸大名のうち実力者を議定に任じ、のち、議定のポストを廃止しては、退場させると。こうして、目まぐるしく制度を更改することで旧勢力を退場させていくことができた。だなんて、坂本竜馬の「船中八策」が、こんなにも明治政府創設に影響というか貢献していただなんてこと全然知りませんでしたよ。

 まぁ、このようにして、明治政府は体制を整えていった。

「廟堂」内部の分裂

 ●1873(明治6)年第一次大分裂

 「廟堂」内で、征韓論が敗れ、非征韓論者が政府の実権を握ると征韓論者、西郷隆盛、江藤新平、板垣退助、後藤象二郎らは下野する。

 「廟堂」構成は、土佐派が壊滅、肥前派は大隈と大木喬任だけ。後は薩長が分け合う。

 その後、西郷、江藤は武力氾濫しどちらも敗死。これを見て武力氾濫をあきらめたのが板垣、後藤らだが、彼らは、英国式の議会政治で政権を奪取できることを知り、運動を民選議員の設立に絞る。

 ●明治一四年の政変で、第二次分裂 

 幕末のころ、「廟堂」の中では、統治の仕方をドイツを範とするか、イギリスに倣うべきか、二つの流れがあった。

 ドイツは、欧州の北東の小国プロシアが、オーストリーを破り、フランスを撃破して一躍欧州中元に大帝国を作りあげたことや、統治の中枢にはウィルヘルム一世と欧州第一の巨人と謳われた宰相ビスマルクがいて議会と政党に超然としていた。ドイツ派は、伊藤博文、山縣有朋など。

 イギリスは、英国王室は君臨すれども統治せずで、正当に選挙された国民の代表者の集まる国会の多数党が政権を担当する。イギリス派としては、大隈重信を筆頭に福沢諭吉門下の三田系の官僚群。

 明治14年、大隈の奏議が、英国流議院内閣制を提案するものであって、薩長出身の参議を中心にしてやってきた「廟堂」を多数派に明け渡すことや、内閣を一派一党にするなどの内容に怒った伊藤は、岩倉を戴き薩派と組んで「廟堂」から大隈を追放する。

 この二回の分裂で、「廟堂」には、薩長藩閥だけが残り、統治はドイツ流の「超然主義」となった。

 薩長藩閥をバックにした「超然主義」の官僚制度がここで確立した。

「政」の「官」に対する挑戦の始まり

 1890年(明治23)年11月29日、 38歳になられた明治天皇は威 儀を正して第一回帝国議会の議場に臨御遊ばされ、52歳の首相・山縣有朋は槍術で鍛えた痩軀を陸軍大将の制服につつんで恭しくこれに従った。議場に起立し てこれを迎える民選議員は、総じて300名。開院式で明治天皇は勅語を賜り、以来、これは、我が国議会の慣例になった。

 国会が創設され、下野していた板垣や大隅は、それぞれ自由党と改進党を率いて国会議員となり、薩長藩閥官僚の「超然主義」と闘うことになる。

 さぁ、これからが大変。

 向かえる「官」すなわち山縣有朋を中心とする藩閥官僚は、国会開設に伴う民選議員の攻撃に備えて、工夫を凝らして・・・・。

 「政」と「官」の攻防は始まるのである。

 つづく・・・・。かもしれない。

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「政官攻防史」から Ⅰ

 官僚とは、いったいどんな存在なのか、宮本政於(まさお)著「お役所の掟」「お役所のご法度」を読んでから、もっと詳しく知りたいと俄然興味が湧いて、図書館で金子仁洋著「政官攻防史」を借りてきた。

 なお、宮本政於(まさお)著「お役所の掟」「お役所のご法度」を読んで書いたエントリは、こちらにあるので、読んでいただけるとうれしい。このエントリで引用した伊丹十三氏の特別寄稿の但し書きには、金子仁洋著「官僚支配」によるところが大きいのようなことが書いてあったので、ぜひ読んでみたいと思って、本当は、「官僚支配」の方を借りたかったのだけど、残念ながら私がいつも行く図書館にはなかった。これは、また後日予約して取り寄せで借りたいと思っている。

 明治以降の歴史を知るには、官僚を知らなくして、本当の歴史を知ることはできないと思う。表に見えないところで、官僚によって日本の歴史は作られてきたと言って言い過ぎではない。政治の裏にいる官僚について知らなければ、今日の日本の問題も見えてこないのではないだろうか。

 というわけで、ほとんど引用となるけど、金子仁洋著「政官攻防史」を読みながら、紹介していきたいと思っている。

 まず、今日のところは、序章「政」と「官」から。

今日の「官」に繋がるエトスは明治政府の中に胚胎していた

 明治以降のわが国統治の歴史は、「政」と「官」の攻防の歴史である。

 といっても、わが国に憲法が発布されたのは1889(明治22)年、国会が開設されたのはその翌年で、それまでは「政」「官」未分の時代ということになる。

 国会が開設され、民選議員の一団が統治の一角を占めるようになって、「政」と「官」はハッキリ分離し、両方の攻防、というより「官」に対する「政」の挑戦が始まる。この場合、「」とは、民意によって選ばれた議員、あるいはその支持者を指す。「」とはいうまでもなく藩閥官僚―高文(高等文官試験)―現在の上級職官僚と連なる系譜である。両者が、統治という領域での覇権争いを繰り広げたのが、日本の近代史であると、筆者には見えるのである。それは、ある意味では「私闘」にすら見える。

 議院内閣制でなかった時代(国会開設以前)は、政治家と官僚の区別はなく、押し並べて一つの統治体であった。実はそのときすでに、今日の「官」に繋がるエトスは明治政府の中に胚胎していたのである。

超然主義

 明治維新は「王政復古」という律令制以来の太政官制度を一度、復活させた。この太政官制とは、古代において完成された官僚制と言ってもよく、近代日本は一度そこに戻ることから出発することになった。

 明治初期、日本を治める主体は「廟堂」と呼ばれ、天皇太政大臣左右の大臣、そして実際の執行者は参議とそれらを支える臣僚だった。それは、別の見方をすれば、維新の功臣とその引きで集まった薩長藩閥主体の集団であり、彼らが天皇を囲んで日本を統治するシステムだった。 伊藤博文は、ドイツのカイゼルとピスマルクのように、皇帝と宰相が長期にわたって水魚の交わりをしながら大帝国を作りあげていく統治の構造に執心した。そこには、議会(民選議員)を通じて民意を反映するという発想は微塵もなく、むしろ統治者は議会に超然たるべき、という思想が支配的だった。議会は協賛者に過ぎない。 内閣制を探るとしても、大臣は首相ともども天皇の親任によってその職を奉ずる。首相に任命されるのではない。まして議会からではない。、という考え方である。人はこれを「超然主義」と呼んだ。

 大日本帝国憲法が発布された翌日、時の首相黒田清隆は、東京に地方長官会議を招集してその点を明確に述べている。

 「
政党なるものの存在するはまた情勢のしからしめるところであるが、政府は常に一定の方向をとり、超然として政党の外に立ち、至公至正の道にいなければならない

 伊藤博文は、憲法起草者の立場から、この黒田演説ののち、各府県会議長を集めてこう訓示している。

 「
憲法を設け議会を開けば党派の起こるのは当然である。しかし、一党派の政府はいけない。思うに君主は臣民の上に位し、各政党の外に立つものである。だから一の党派を利し他の党派を害するがごとき政治を施すのはいけない。すなわち不偏不党でなければならない。また、宰相は、天皇を補佐するものであって、政府が党派によって左右されるようなことは、するべきではない」云々。

 つまり、政党とは私利私欲に基づく集団であり、国政がそれに左右されてはならない。統治に携わる者は、政党の利害の外に立ち、不偏不党公正中正でなければならない、とするわけだ。

この思想というか姿勢は平成の今も、高級官僚の中に脈々と受け継がれている

官僚はある意味では姑息極まりない手段を使ってまで、統治権という目に見えないものを守ろうとしたのだ。そのために天皇の名が使われ、「勅令」が濫発された。その手法は「政令」「閣議了解」という形で、何と今でも残されているのである。

官の拠って立つところ「公正中正

明治政府はいち早く教育の重要性に着目して義務教育制度を整えた。また官僚養成の必要から、帝国大学令を施行、明治10年代から、帝大出の高級官僚が誕生し始め、明治40年ごろから官僚機構の中枢にすわるようになった。また、陸海軍軍人(軍官僚)養成のため、陸軍幼年学校―陸軍士官学校―陸軍大学校、海軍兵学校―海軍大学校を設け、身分富貴の別なく有能な人材には道が開かれることになった。

 たとえば、「公正中正」というスローガンは、帝国大学出の高級官僚が育ってきたのちも、一貫して「官」の側の拠って立つところとなった。やがて政党が力を蓄え、「官」に拮抗するようになると、奇妙なことにこの「公正中正」が政党および政治家攻撃のスローガンとして使われたのである。

テロに倒れる、「官」の牙城を崩して「政」の統治領域を広げようとした衆議院議員宰相

 初代・伊藤博文以来、1945(昭和20)年の敗戦まで、わが国には42代29人の首相が誕生したが、その中で衆議院議員として宰相の印綬を帯びたのは原敬浜口雄幸犬養毅のわずか3名だけである。彼らはいずれも「官」の牙城を崩して「政」の統治領域を広げようとしたのだが、三人が三人とも、テロにより倒れている。しかも、実態の如何を問わず、多かれ少なかれ「金権政治家」「腐敗政治家」の汚名を着せられ、新聞大いにその「金権」ぶりを囃したのである。このことは、何を意味するのであろうか。

 太平洋戦争の原因はさまざまであろうが、その一つは日本の軍部という「軍官僚」の暴走だった。「官」は、一度はこの国を、奈落の底に引きずり込んだのである

戦後、新憲法によって「政」は、初めて統治者としての実権を得たかに見えるが、タテマエでしかなかった。

 事実上は旧来の「官」が「政」の分野に侵入し、「政」を制圧したにすぎないのである。そこで吉田茂果たした役割は大きいが、詳しくは本文で述べることにする。その結果が、ついこの間まで続いていた、すなわち一度は倒れかけて持ち直した「55年体制」である。

官僚主義の危険

 かつて軍を中心とする「官」は、「政」を制圧した後、結局はこの国を奈落の底に叩き込んだ。不良債権処理問題での大蔵省の自信喪失ぶりを見ていると、戦争に突入したはいいが敗色濃厚、なす術なく立ちつくした末期の軍を見る思いがする。筆者自身、警察官僚として32年間、官僚機構の中に身を置いただけに、この国の統治機構を骨がらみとりこんでしまった官僚主義の危険に、改めて気付くのである。

本書の目的

 こうした日本の官僚主義はいかに形成されたのか、それは将来どうなっていくのかその結果、この国はどこへ行くのか。明治以降の歴史を辿りつつ、それを考えるのが本書の目的である。

 「超然主義」というのを知って、ふっと思い出したのが、麻生太郎氏が、初めての選挙戦での第一声で「下々の皆さん」と言ったこと。麻生氏は、吉田茂氏の孫であることは知れているが、吉田氏は「官」のエースで首相になった人。 また、曽曽祖父が大久保利通、曽祖父は牧野伸顕、夫人は鈴木善幸元元首相の三女、自身の妹・信子は三笠宮寛仁殿下(ヒゲの殿下)に嫁いでいて、皇室とも親戚関係というから、彼は、私たち下々の支配者層として存在しているということだと思う。そういう会話は家族間でも普通にされていたので、ごく普通に口を衝いて出てきたものだと思うけど、

 麻生氏の精神構造の中には、民を支配する「官」側の「超然主義」があるということなのだ。

 こういう国民を下と見て民意など微塵も反映させる気のない「官」側の人間を、私たち国民が選挙で選んでしまうなんてことは、まったく愚かしいということだと思うよね。

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