点と線
昨日、一昨日の二夜連続ドラマ松本清張作「点と線」は、おもしろかった。
この小説、実は数十年前に読んだ覚えがあるのだけど、すっかりわすれていて、まったく覚えてなかった。ホントにきれいさっぱり忘れていて、それで、まっさらな気分で楽しめた。
二つ向こうのホームで電車が見えるのは、停車時間45分だったか?のわずか4分間であることを発見。その4分間に香椎海岸で心中した二人を連れに目撃させることは偶然とは言いがたい。鳥飼刑事は、香椎海岸で心中事件を見たときから、事件の裏を感じていたが、安田が犯人だと確信する。
時刻表を駆使して、アリバイをくずしていく鳥飼刑事の執念は、国民のために国会議員の汚職まで突き止めるためであり、
また、心中事件に見せかけられて殺されていったお時の無念を思えばこそだ。
政治家からの圧力に屈して捜査を終わらせようとする上司の命令で、命令どおり捜査を終了しようとする三原に鳥飼は激怒、二人は殴りあう。が、ついに鳥飼の情熱は、三原を動かし、その三原が上司を動かすことになり、警察官は「国民のため仕事をしている」と思いを一致団結し、捜査は進んでいく。
鳥飼と三原は、福岡、東京、箱根、青森、函館、札幌と、アリバイくずしに奔走する。
そして、ついに安田のアリバイは崩れ、安田は逮捕に向かう。鳥飼は、青酸カリを持っている安田夫婦の自殺を恐れていて、自殺されないように細心の注意を払うよう重々三原に忠告していた。逮捕に向かった自宅では、三原夫婦の青酸カリ自殺が発見された。事件はやみに葬り去られ、三原は、鳥飼からひどく叱責される。
アリバイくずしも面白いけど、この鳥飼刑事の事件の真相を明らかにすること、罪もなく殺された者の無念を晴らすことへの情熱が、このドラマテーマですね。 ここに胸を打たれます。
少し残念だったのは、三原紀一(高橋克典)の現在が、宇津井健では、顔の形が違いすぎて、違和感ありました。顔の形は同じ人を選んだほうが良かったと思う。
それにしても端役まで豪華なキャスティングでした。おもしろかったです。
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